知られざる妊娠糖尿病の症状

8月 8, 2018
妊娠糖尿病は網膜症、神経障害、血管障害など血管合併症に関連します。そのため、妊娠糖尿病だと診断されたらすぐに生活習慣を変えましょう。

妊娠糖尿病とは何でしょうか? 妊娠糖尿病とは、いくつかの重症度に分けられる耐糖能異常によって特徴付けされた疾患だと定義されています。この健康状態は妊娠中に起きるもので、妊娠中だけの時もあれば、慢性化してしまうこともあります。

妊娠糖尿病の原因

糖尿病には様々な種類があります。ですが、確かなことは、体はインスリンを生成しない、またはインスリンを正しく利用できないでいるということです。したがって、ホルモンが細胞をブドウ糖をエネルギーに変えさせるのです。

では、妊娠中には何が起こるのでしょう? 妊娠中に起こるホルモンの変化が、細胞への血液中のブドウ糖輸送を複雑なものにしてしまいます。これはインスリン抵抗性と医学的に呼ばれています。したがって妊娠糖尿病を発症するのです。

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妊娠糖尿病のリスクファクター

妊娠糖尿病の女性

実際のところ、妊娠糖尿病のはっきりとした原因はわかっていません。ですが、妊娠中の様々な生理的要因の組み合わせが引き金となると考えられています。

以下に当てはまる妊婦は妊娠糖尿病になるリスクが高いとされています。

  • 25歳以上である
  • 肥満度指数(BMI)が25%かそれ以上
  • アフリカ系アメリカ人、アジア人、混血の人
  • 肥満の家族歴
  • 慢性の高血圧
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 胎児奇形の前歴
  • 流産の経験が過去にある

妊娠糖尿病によって引き起こされるトラブル

  • 子癇前症を発症するリスクの高い。深刻な状態なら、母体だけでなく胎児にも影響を及ぼす。
  • 帝王切開での出産となることが多い
  • のちに第二型糖尿病となる可能性
  • 次の妊娠の際にも妊娠糖尿病になる可能性

妊娠糖尿病が胎児に及ぼす影響

胎児

母体が妊娠糖尿病だと診断されたら、胎児の命はリスクにさらされているということです。以下の様なトラブルが起こる可能性が考えられるでしょう。

  • 死産の危険性
  • 難産を引き起こす胎児の奇形
  • のちに出産時外傷に苦しむ
  • 出生時に呼吸器系のトラブルを起こす危険性
  • 黄疸や低血糖
  • 小児糖尿病
  • 幼児期、または大人になってから肥満になるリスク

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診断

残念ながら、大多数の女性には妊娠糖尿病の症状が現れないことが多い様です。

そのため、妊娠24週から28週の間にブドウ糖負荷試験(妊娠糖尿病検査)を行うことが良いとされています。過去に妊娠糖尿病担ったことがあるという経産婦は、より早い時期に検査を行うべきでしょう。

  • ブドウ糖値が平均より高い場合は、3時間のブドウ糖負荷検査が行われます。
  • 4つの値のうち2つが高い時、妊娠だと診断されます。

症状

  • 視界のかすみ
  • 倦怠感
  • 感染(尿路感染、膣感染)
  • 蕁麻疹
  • 異常なまでの喉の渇き
  • 頻尿
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 体重の減少

治療

エクササイズをする妊婦

妊娠糖尿病だと診断されたら、主治医があなたに合った治療計画を立ててくれることでしょう。血糖値をコントロールすることが鍵です。

妊娠糖尿病の治療には以下のようなものがあります。

  • 食生活を変える:炭水化物(パン、砂糖、牛乳など)を控え、ビタミンをもっと摂ることが大切です。
  • エクササイズをする:エクササイズをすると体はインスリンを使います。
  • 血糖値を自分でチェックする:指先を指して、血液を取りましょう。専用のデバイスを付けて行うと血糖値が高いかどうかがわかります。
  • 薬剤:錠剤やインスリンなど
  • 定期検診:妊娠中は定期検診を怠らず、妊娠が順調かどうかを常に確認しましょう。

妊娠中の治療を成功させるためにも、受胎期や妊娠中の代謝レベルをコントロールすることが必要となります。

以下のことを覚えておきましょう。

  • 継続することが大切です。決められたエクササイズプランや食事ブランに沿って生活しましょう。
  • 妊娠中は必要とする栄養が変わります。産婦人科医に相談し、妊娠糖尿病をコントロールする食生活のアドバイスを受けましょう。
  • 処方箋なしで手に入る薬剤は服用しないようにしましょう。
  • いかなる状況下であっても、妊娠中はお酒を飲んではいけません。
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