心臓に大きなダメージを与える5つの食品
心臓にダメージを与える食品があることをご存知でしたか?健康的な心臓は、健康的な生活になくてはならないものです。心臓が体のエンジンであることは誰でも知っていますが、そのケアがきちんとできているかと言えば、そうではない人が多いのかもしれません。
幸せと健康は密接に関わっていますが、健康のための運動習慣や食生活において間違った選択をしている人は少なくありません。
そのため、今回は心臓に悪影響を与える食材についてお伝えしていきます。この記事を読んで、普段から口にしている食材について考えてみましょう。
心臓に悪影響となる食べ物
1.プロセスチーズ
チーズというのは少し複雑な食品で、牛乳が使われているものやよく熟成されているものであればなおさらです。チーズが悪影響となりうる理由は脂肪分の多さにあります。
プロセスチーズ、またはアメリカンチーズと呼ばれるものは加工された食品であるため、その分リスクも高まるでしょう。こういったチーズには植物性の着色料が使われていることもあります。
- 脂肪分を摂りすぎると血液密度が上昇し、その分心臓に負荷がかかってしまいます。
- また、ナトリウムを摂りすぎると心拍数が上がります。
他の筋肉と同じく、心臓も酷使するとダメージを受けます。そのため、プロセスチーズはバランス良く取り入れることが大切なのです。
こちらの記事もご覧ください:働きすぎが心臓に与える悪影響
2.ダイエット飲料
ダイエット飲料は記事のはじめに述べた事柄にもぴったり当てはまる例です。
ダイエット飲料は飲んでも体重が増えないかもしれませんが、心臓へのダメージとなりうる理由が他にもあるのです。
こういった飲み物にはナトリウムが含まれているだけでなく、ダイエット飲料に使われる人工甘味料も健康的なものではありません。
広告では体型を維持しながらもソフトドリンクの味を楽しむことができると謳われていますが、こういった飲み物はその甘味のせいでなかなか止められなくなってしまうのです。
長期的に見るとダイエット飲料は心血管系の疾患につながるという研究も発表されています。
3.エナジーバー
エネルギーを手軽に補給することのできるエナジーバーはとても便利なものです。しかし、こういった食品にはコレステロール値を上昇させる硬化油が使われていることも珍しくありません。
- 悪玉(LDL)コレステロールは血液をドロドロにするため、血液の循環が悪くなります。心臓のはたらきにも負担がかかるため、心臓にダメージを与えてしまうことになるでしょう。
- また、血液の密度が高いと動脈にも大きな負担がかかります。
- これらの要因は動脈硬化を引き起こすおそれもあります。
日ごろからエクササイズを行ったり、活動的なライフスタイルを心掛けたりしている人は、手作りのエナジーバーに挑戦してみても良いかもしれません。自家製のエナジーバーなら、硬化油や保存料も入れずに済むため安心です。
4.心臓に悪いマーガリン
マーガリンには成分無調整の牛乳が使われていることが多く、体に悪い脂肪分が含まれています。
また、牛乳の代わりに豆乳などの別のミルクが使われているものもありますが、この場合も遺伝子組み換え食品が使われていれば、長期的に見て身体に悪影響があるでしょう。
ライトなタイプのマーガリンも例外ではありません。カロリーは控えめになっていても、人工的な成分は使われています。どのようなタイプのマーガリンも心臓に良いとは言えないでしょう。
こちらの記事もどうぞ:気づかずにやっている心臓に悪い7つの習慣
5.心臓に悪い缶詰
ブチルヒドロキシアニソール(BHA)やブチルヒドロキシトルエン(BHT)などの保存料に注意しましょう。
缶詰の中身が体に良い食材かどうかは関係ありません。こういった保存料が使われていれば、その食材はもはや健康的ではなくなってしまうのです。それはまさに白雪姫に出てくる毒リンゴのようなもの。こういった保存料は、体に良いとされる食材も毒に変えてしまいます。
そのため、缶詰はできるだけ食べないようにすることが大切です。忙しい時や金欠の時など、新鮮な食材ばかりを食べていられないこともあるでしょう。
それでも、普段から保存料には気を付けるようにしてみてください。このことを頭の片隅に入れておくだけでも、余裕のあるときにナチュラルなものやお手製のものに手が伸びやすくなるのではないでしょうか。
ご覧の通り、ダイエット商品でさえも健康に害を及ぼすことがあります。危険なのはカロリーだけではありません。食べ物を選ぶときにはラベルをよく読んで、色々な面に気を付けたいものですね。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Pan American Health Organization. (2015). Ultra-processed food and drink products in Latin America: Trends, impact on obesity, policy implications. Pan American Health Organization. https://doi.org/10.2762/41007
- Gardener, H., Rundek, T., Markert, M., Wright, C. B., Elkind, M. S. V., & Sacco, R. L. (2012). Diet soft drink consumption is associated with an increased risk of vascular events in the Northern Manhattan study. Journal of General Internal Medicine. https://doi.org/10.1007/s11606-011-1968-2
- Remig, V., Franklin, B., Margolis, S., Kostas, G., Nece, T., & Street, J. C. (2010). Trans Fats in America: A Review of Their Use, Consumption, Health Implications, and Regulation. Journal of the American Dietetic Association. https://doi.org/10.1016/j.jada.2009.12.024