叱る前に!子供の教育に役立つ5つのテクニック

· 2月 24, 2019
子供とのコミュニケーションを欠かさないことで、子供たちは正しい行動を喜んで実行するようになります。子供に罰を与えたり厳しく叱る前に子供と話し合い、解決策を見つける方法を考えましょう。本記事では、子供の教育に役立つ5つのテクニックをご紹介しましょう。

子供に何かを教えるとき、罰や厳しく叱ることだけが唯一の方法ではありません。子供の成長や発達を促進するのに効果的な教育方法は数多く存在しています。

多くの心理学者や小児科医、そして専門家は、子供に怒鳴ったり叩くなどの体罰はその瞬間しか機能しないと話します。

つまり怒鳴ったり体罰を与えても、子供の行動の原因を解決するわけではないだけでなく、子供の心の健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

本記事では、子供を教育するのに役立つ5つの方法をご紹介します。

子供の頃、おもちゃを片付けていないとお父さんやお母さんに怒られた経験はありますか?

もしも体罰を受けて育った方がいれば、それは辛い思い出として残っていることでしょう。

また体罰でなくても、厳しい言葉で叱責された経験は私たちの心に大きな傷を残します。

心理的な攻撃は体罰にも匹敵するほどの悪影響を与えます。

しつけや子供を教育するときの目的は、子供の間違った行動などを修正することですが、体罰を与えたり厳しく叱るのは子供に屈辱感を与えるだけで、根本的な解決にはなりません。

もちろん、何か危険なことをした場合は、厳しく叱ることも必要ですが、不必要に子供を叱ってはいけませんし、何があっても体罰は許されることではありません。

親が子供の行動を正すために体罰を使うと、子供は何かを解決するために暴力を使う大人へと成長する可能性があります。

また、親が言葉で子供を責めると子供は周りの人を言葉で責めるようになる傾向があります。

罰に代わる選択肢とは?

子供との会話を大切にすることでコミュニケーションを密に取る方法が、子供の不適切な行動を修正する最良の方法の1つです。

もちろん、時にはそれだけでは不十分であり、子供が自分自身の行動がなぜ間違っているのかを理解し、自発的に行動を変えることができるようにするために、親は子供を正しく導き教育していく必要があります。

怒られてなく子供

子供の何かを取り上げるなど、他の罰則や叱る方法を提案する人もいますが、これらは身体的な懲罰と同じように、子供はただ辛いだけで、自分の行動が間違っていたことを理解しようとしない傾向があります。

罰の代替策として有効なのは、子供が自分の過ちから学び、健全な方法で成長するサポートをする方法です。

子供との関係は、愛と相互尊重に基づいているべきであり、毎日の生活の中でしっかりとした規律を設定するのは良い方法です。

子供のわがままをすべて聞き入れるという意味でもなければ、親が過度に権力をかざすべきでもありません。

子供の精神面や心理状態を正しく理解しながら、子供が必要としているものは何かを深く考慮して、子供とのコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。

ここからはその方法について詳しくご紹介します。

1.子供との会話の中から問題への対処方法を見つける

子供との会話が成り立たない、と悩む親が少なくありません。

実は子供は心から助けを必要としている時に、逆に親との会話を拒絶する傾向があります。

子供に罰を与えるのではなく、子供の言葉に耳を傾けて、子供自身に自分の言葉で自分の考えや感情を表現するサポートをしましょう。

ただし、子供が何かを話す前に、親が子供の考えを「読んで」勝手に想像で何かを言ってはいけません。

子供が話す前に親が話してしまっては、会話にはなりませんし、子供は親が自分を理解してくれているとは感じません。

親は、子供の心の動きを敏感に感じとることがありますが、それでも子供が話すまで待ちましょう。

子供の考えを知りたい、そして理解したいという気持ちを正直に子供に話し、子供が話す準備ができたら話してほしいと伝えましょう。

子供たちが自分の言葉で語り始めたら、親は子供と一緒に解決方法を見つける第一歩を踏み出すことができます。

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2. 子供の行動が生み出すであろう結果を説明する

「もしこんなことをしたら、後悔させるよ!」などと子供を脅すような言葉で子供を躾けようとしても、これは子供に恐怖心を植え付けるだけです。

この恐怖心は、悪い行動をすることへの恐怖心ではなく、この言葉を発した親への恐怖心となります。

つまり親を怖がるだけで、問題行動をどう修正していくかを学ぶことはありません。

子供と話をしましょう。

子供の行動がどういう結果を生み出すのか、そして周りの人にどのような影響を与えるのかを説明して理解させることが大切です。

母親を拒絶する子供

親は確固たる信念を持ち、直接的な言葉で子供に説明する必要があります。

それと同時に、子供に優しく接し、子供が正しい行動をした時には決して見逃さず、その正しい行動を褒めましょう。

何か物でご褒美などを与える必要はありませんが、ご褒美として家族で楽しく遊ぶ時間を設けるなど子供の行動が良い行動だったことをしっかりと説明して、良い経験として子供の記憶に残るようにしてください。

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3. 家庭内での手伝いを増やす

子供が問題行動を起こした時、体罰や子供を叱る以外の方法で、子供を鍛錬する方法は、家庭内での手伝いや雑用を増やすことです。

親が声を荒げることなく、そして体罰などを与えることなく、子供に厳しく、そして子供の行動は良くない行動だったことを自覚させる良い方法です。

4. 自発的な謝罪を促進する

子供が悪いことをした時に「ごめんなさいは?」といった経験はありますか?

多くの人が子供に言わせたことが少なくとも一度はあるかもしれません。

言葉には特別な力があるため、謝罪が必要な場合でも、すぐにそして強制的に謝らせるのが最善の方法ではない場合もあります。

もちろん悪いことをした時、謝る必要はありますが、まず子供は自分の問題行動について熟考することが大切です。

自分の行動が周りの人の感情にどのような影響を与えたのか、子供自身が考える時間を与えてください。

子供が落ち着いたら、子供の行動によって何が起こったのか、そして子供が傷つけたかもしれない人々について子供自身が考えるように説明してください。

子供が自発的に状況について考える機会を与えることで、子供自身が謝罪をしたいと感じるようになります。

つまり、悪いことをした時に親が強制的に謝らせるのではなく、少し時間を与えて子供が状況を理解すると、子供自身が正直に謝罪したいという気持ちになります。

5. 悪い行動への対価を子供自身に選択させる

年齢が上がり、悪い行動が続く子供の場合は、怒鳴ったり体罰を与える代わりの方法を子供自身に選択させます。

これは悪い行動を行う前に、または何か悪い行動を起こした後に「次回」について話し合う際に有効です。

例えば、悪い行動をした場合は、電子機器を使わないようにする、いつもよりも手伝いを増やす、インターネットを使えなくするなど、子供時自身に選ばせ、もう悪い行動は起こさないと、子供が自発的に考えるようにしてください。

電子機器で遊ぶ子供

親が罰則を課すと、子供はそれに反発し、自分が問題行動を起こしたことを反省するよりも、罰を与えた親への不満が大きくなります。

最終的にそれが怒りや憤りなどになり、親に反発することもあります。

その反面、親が与える罰ではなく、子供自身が決めた罰則ならば、子供も納得し、最終的には問題行動を起こさないように努力するようになります。

結論

体罰や叱るという行動は、暴力的な子供になったり、他人を言葉で責めるような子供を生み出す可能性があります。

「悪いことをしたから今日はおやつはなし!」

などと一方的な罰を与えると、子供は一方的に親に対する欲求不満を抱え、親への怒りが他人に向かい、人を傷つける子供になる可能性も否定できません。

また、子供の中には叱られ続けることで、自分を無能な存在だと感じるようになることもあります。

これは問題行動の解決法ではなく、親の顔色を伺って行動する子供を生み出すだけです。

本記事を参考に、愛と相互尊重の気持ちを持って、子供とコミュニケーションを取りましょう。

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