心理的虐待が身体に及ぼす影響

9月 13, 2018
明らかな虐待の跡を身体に残さないにもかかわらず、心理的虐待は人生に重要な影響を及ぼします。そのような状況に陥らないためにどんな影響があるのかを知る必要があります。

暴力とは、意識的に相手に迷惑や損害を与える社会的・個人的相互作用の一つで、多くの種類とレベルの暴力があります。そして気づかれないほど巧妙な暴力もありえます。心理的暴力は、身体的暴力ではありませんが、やはり身体にも影響を及ぼします。

今回の記事では、心理的暴力が身体に及ぼす影響をご説明します。そしてそれが生活の質にどのように影響するのか、悲しいことにこれほど広がっているこの種の虐待をどう防げばよいのかについてお話しします。この種の暴力を受ける人の心理的苦痛は、長期的に深刻な健康の問題へと派生するもので、社会的悲劇だと言えます。

心理的暴力とは?

心理的暴力とは、侮辱、過小評価、嫌がらせ、謗言、無視などからなる言語的虐待の一つです。打ち身やすり傷、あざなどの身体的な証拠がないため、どちらの言葉を信じるかということになり証明するのが難しいことがあります。

継続的な圧力で相手を服従させたりそれを解いたりするタイプの虐待です。被害者の尊厳を傷つける謗言や嫌がらせによって行われます。

加害者とハグする女性

心理的虐待の身体的影響

1. 睡眠障害

心理的虐待は一般的に睡眠障害につながります。多くの言葉の圧力や暴力が、不安、ストレス、不眠などの心理的状態を引き起こすのです。様々な種類の侮辱を受けることで、神経や心臓の異常が起こることもあります。

加害者への恐れから不眠を生じ、それが被害者をますます衰弱させます。また力を乱用して心理的暴力を使ったり使わなかったりすることがさらに状態を悪化させます。結果的に睡眠時間の不足が身体を弱らせ、病気にかかりやすくなります。

 

2. 摂食障害

一般に、心理的暴力の被害者は摂食障害にも苦しみます。自尊心が損なわれ、自分が価値のない人間で、全ては自分のせいだと感じてしまいます。こういった現実のゆがみが以下の症状につながります。

  • 食欲不振
  • 食事のコントロール不足
  • 食べるものについての不安や無神経さ

摂食障害は、自分の体型について認識のゆがみが出る病気ですこのような食事に関する異常にかかわる要素としては、孤独感、フラストレーション、抑圧された怒りや感情的な苦痛などがあります。

 

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3. 高血圧

高血圧も心理的暴力が身体に及ぼす影響の一つです。自分を守るために継続的に緊張状態で生活することが、血圧を上昇させます。脳から身体へ、危険に対峙しているというサインが送られるので、身体は血液の循環を速くします。

紛争地帯や継続的に生命の危険があるところにいる人々は、高血圧になりやすい傾向があります。これは心理的暴力を受けている人々によくみられる身体が自分を守るための措置だと言えます。

 

4. うつ症状

心理的暴力は、被害者をうつ症状や苦悩の状態に陥らせます。精神的疾患や異常を引き起こす心理的暴力には以下のように多くの形があります。

  • 恐喝
  • コントロール不可能な嫉妬
  • 自由の制限や金銭のコントロール
  • 侮辱的な言葉や呼び名
  • 人間関係のコントロール
  • 怒鳴り声、過小評価、軽蔑
  • 服装のコントロール
  • 同意のない性関係
  • 支配と服従の関係

このような心理的暴力を受けて、身体的な症状が見られないとしても被害者が悲嘆に陥るのは不思議ではありません。さらには自殺願望を抱いたり、人生がどうなってもいいと考えるようになることさえあります。

またその上一般に加害者がパートナーや近しい家族であることが多く、事態は深刻です。

線路を見つめる女性

心理的暴力を防ぐためのアドバイス

心理的暴力の被害者になるのを防ぐため、以下のアドバイスを参考にしてください。

  • あなたを愛する人は、あなたを泣かせたりはしません。
  • 怒鳴り声や怒りの表現を受け入れたり、普通だと思ってはいけません。
  • 決して謗言や過小評価、軽蔑を許してはいけません。
  • あなたの意見は相手の意見と同じ価値があります。
  • 誰も他人の所有者にはなりえません。
  • 暴力的な態度を正当化したり、弁護してはいけません。
  • いつも許されるわけではありません。
  • パートナーを怖いと思うなら、それは愛ではありません。

あなたにあてはまることがあれば、よく考えて勇気をだし、助けを求めましょう。

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