性格形成に影響を与える幼少期

· 9月 10, 2018
幼い頃に子供が親と持つ関係は、子供の性格形成や子供が将来他人とどう関わっていくかを決定づけるものとなります。

幼少期は性格を形成する上において、非常にデリケートな時期です。

事実、成人になって悩む問題の多くが幼少期に端を発しているくらい、幼少期は重要な時期です。

この時期に経験すること全てが脳に爪痕を残していくことを覚えておかなければいけません。それは、私達が普段は意識していない爪痕であり、それでいて、何らかの形で影響を受ける爪痕なのです。

性格を形成する上における幼少期の影響力と重要性

植木を持つ母子

子供を教育するにあたって、正の強化を行うのか、それとも負の強化を行うのかを選ぶ権利があります。最も良いのは、この両極の真ん中を行くことでしょう。

  • 正の強化とは、子供自身がうまくできなかったことや正しくできなかったことは無視して、よくできたことに対して褒め讃えることです。これにより子供の自尊心は高くなりますが、自分の間違いに責任を持てない子供に育ててしまう可能性があります。
  • 負の強化は逆に、子供がうまくできなかったこと全てに対して特に注意を向けさせるように強調することです。これは子供に自尊心の低さを招き、特に周りと比べて自分を劣って評価する子供に育てることになります。

どちらの強化も行き過ぎるとマイナスの効果があり、どんな子供の性格にも影響を及ぼすことになってしまいます。このような理由から、大人になってから自尊心に問題がある場合は、自分の幼少期を振り返ってみることで、なぜ今自分がこの問題に直面しているのかが分かるかもしれません。

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親への愛着が自分という人間を作る

安定型愛着

 

キスする母子

安定型愛着とは、子供のあらゆる欲求が母親によって満たされることを言います。

スキンシップがあり、自分が母親を必要とする時に母親は側にいてくれるということを子供が知っている状態です。そのため、子供は母親と健康的な絆を築いていきます。

不安型愛着

不安型、または両価型愛着は、母親が子供のことをとても甲斐甲斐しく世話し、よく注意を払っている時もあるかと思えば、ある時には冷たく距離を取るような場合に形成されます。

結果として、子供は大変不安定な人間に育ちます。

回避型愛着

抱き合う母子

回避型愛着は、母親が子供の欲求を無視するような無神経で無配慮な場合に形成されます。

結果として、子供は母親を拒否するようになり、自立し、母親を必要としないようになります。将来的に、こうした子供は他人と関係を築く時にも問題を抱えるようになります。

お分かりのように、安定型愛着が一番健康的です。しかし、思っているよりも不安型愛着や回避型愛着がより一般的だったりします。

  • 幼少期に不安型愛着で育った人は、恋愛関係になった時に、相手に感情的に依存する可能性が非常に高くなります。健康的な絆を築いたり、自己肯定感を抱くのに問題があるためです。
  • 幼少期に回避的愛着で育った人は心の距離があるように見え、誰かが親密になろうとして近づいてくると、逃げ出すようになります。

こうした愛着形成をした人達にとって、他人と堅固な関係を築くことは難しいのです。

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幼少期における性格の形成

前述の通り、幼少期における性格形成はどのようなタイプの強化を行い、どのような愛着が生まれたかによって、微妙に変わってきます。それは親が、特に母親が子供と築いてきた関係によるものです。

ですから、自分が母親との関係で被った問題を自分の子供に響かせることなく、安定型愛着を子供に与えることができるように、子供が必要とするだけの注目をどのように与えるべきかを知っておくことが大変役に立ちます。

残念ながら、親というのは、通常こうしたことを心に留めていません。親としての責任や仕事を全うしたり、また常に注目を欲しがる子供にかまわなければいけなかったりすることがその背景にあります。

しかし、性格形成が幼少期に起こるということを忘れてはいけません。また、子供が将来問題を抱える可能性を避けられるかどうかは、両親の手にかかっています。

感情的依存、他人と愛着のある絆を築けない、恐怖、人間関係における不安・・・・・。これらは全て何もないところから生まれるわけではありません。それには理由があり、そしてその理由は幼少期にあるのです。