アブセントペアレンツの6つの特徴

9月 3, 2018
「不在親」またはアブセントペアレンツという言葉が海外ではよく使われるようになりました。これは子供に必要なものを与えているものの子供と感情的な結びつきを築くことができない「不在」な親を指します。

不在親とは、自分の子供と感情的な結びつきを築くことができない親を指します。

なぜこのような親になったのかには多くの理由が考えられますが、はっきりと定義するためには、心理学的に複雑な用語を用いた説明が必要になります。

親の中でも、子供が必要とする食べ物、衣類、安全な住居、そしておもちゃなどをはじめとする子供が欲しがるものを与えるものの、精神的に子供に対して「不在」な親を、不在親またはアブセントペアレンツと呼びます。

アブセントペアレンツの特徴

アブセントペアレンツとは、「不在親」と訳されることもある、子供の毎日の生活に「介入」できない、またはしない親を指します。

父親が実際に仕事などで長期間家を不在にして子育てをできないケースはよくあるため、そういった意味で「不在」という単語を使うこともありますが、母親の場合もあります。

アブセントペアレンツには、以下のような特徴が一つまたはそれ以上あります。もし自分がこれに当てはまる場合は、しっかりと自分を見つめ直して改善する必要があります。

必要ならば家族や専門家の助けを借りて、状況が悪化しないように注意してください。

1.親の判断を押し付ける

物理的には家庭にいて、子供と一緒に生活をしている親でも「不在」のことがあります。これは子供との精神的なつながりがなく、子供に自分の考え方や判断を上から押し付けるばかりで、子供や他の家族の意見を全く聞かない親を指します。

その結果、家族はこの不在親への興味を失い、親は子供が興味を持っていることや子供の考え方を知る機会を失いますが、それに気づくことはありません。

子供への高い目標を親の都合で設定し、それを子供に押し付けますが、子供が親の設定した目標とは違う場所で達成したことなどを褒めたり尊重することはありません。

また子供にとって不本意な罰則や年齢には伴わない罰則を押し付けることもあります。

押し付ける親

2.子供にニーズに無頓着

子供にとって経済的には安定していても、子供が興味を持ていることや子供の性格には無頓着なのが不在親です。子供と空間や興味のあることを共有することはなく、子供への褒め言葉などはありません。

一般的に、子供の教育をすべて母親に任せている父親にこの傾向があり、子供だけではなく母親とのコミュニケーション不足がその原因となります。

不在親は逆に、家族に経済的な安定を提供することに重点を置きます。

3.精神的に未熟な親

精神的に未熟な親も「不在」親の特徴の一つです。いつまでも10代のような感覚で生きている大人が親になると、自分の子供が自分の望むライフスタイルの負担になると考えます。

そのため、子育てへの責任を放棄し、子供と過ごす時間よりも自分のための時間を優先します。

また子供が真似したくなるお手本のような役割を果たすことなく、自分が必要としていることを優先し、それが達成できなければ腹をたてるという未熟な態度に出ることもあります。

無関心な親

4.忙しく時間がない親

仕事が忙しいなどの理由から、家にいることも少ない「不在」な親がいます。

このタイプの親は、自らが望んで不在親になっているわけではなく、子供に対して愛情もある親も多くいますが、物質的に家を不在にすることが多くなりがちです。

家族に経済的な安定を提供するために、仕事が忙しいため、最終的にはもう片方の親に子育てを委任する必要が生じます。

現代社会では携帯電話やビデオ電話などのテクノロジーが進歩して、親と子供は以前よりも簡単に連絡を取ることが可能になりましたが、それは十分ではありません。

つまり携帯電話やソーシャルネットワークを通じての家族の繋がりだけでは十分とは言えず、子供は実際に親に会うという物理的な愛情表現や絆を必要とします。

5.無責任な親

子供の心身の成長に一切無関心で無責任なだけでなく、経済的にも家族や子供をサポートしない親がこのタイプです。

彼ら自身も無責任な不在親に育てられた子供だったかもしれませんが、それは自分の行動を正当化する理由にはなりません。最終的に親になることを拒否するか、もう片方の親から離婚を迫られたら、そのあと子供の成長には関わることはなく消えてしまうパターンがほとんどです。

6.威圧的または執念深い親

これは不在の親ではなく、そのもう一方の親が威圧的または執念深いため、片方の親が必然的に子育てから「不在」になるパターンです。

育児と教育にすべてを注ぎ、家族や子供たちに威圧的な親が一人いると、もう一方の親は家庭から足が遠のきます。

その結果、夫婦の仲が崩壊して例えば母親の場合は、母親が父親を攻撃し、父親が不在となります。

こちらもお読みください:子どもの前で夫婦げんかをすることによる影響

意図的に行われているわけではないのかもしれませんが、非常に執念深く片方の親への攻撃が続くため、子供がいくら父親と過ごしたいと考え、父親がそれに同意をしても、母親の力が威圧的で、面会が実現しないケースもあります。

喧嘩をする親

アブセントペアレンツの与える悪影響

アブセントペアレンツ、つまり不在親に育てられた子供が引き起こす可能性のある問題:

  • 他人との関係で問題を起こす
    他人との感情的な結びつきを築きにくい
  • 規則に従うことができない
  • 権限や尊重することができない
  • 責任のある役割を行使することができない
  • 自分の意思の欠如
  • 自分の夢に従うことができない
  • 長期的なプロジェクトを実行する能力の欠如
  • 夢やプロジェクトを実行する意志や能力の欠如。

自分が親になった時、責任感があり愛情のある子供を育てる肯定的な子育ては、子供が自信を持ち、自尊心が高めながら健康に成長するために必要なだけではなく、自分が子供の頃、不在親に育てられた人にとっては、子供の時に受けた傷を癒す良いチャンスになります。

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