線維筋痛症について知っておきたいこと

線維筋痛症は、患者のクオリティオブライフを低下させるおそれのある慢性疾患です。治療のためにも知っておきたいことを見ていきましょう。

線維筋痛症は多くの人が密かに悩まされている一般的な疾患です。X線や血液検査でも発見することができないため、その見つかりにくさから「見えない病気」と呼ばれることもあります

この疾患をもつ患者は満足に休息をとることができません。眠るときに異常に汗をかき(多汗症)、多くの場合には症状がより深刻なものとなるのです。

線維筋痛症は慢性のリウマチ性疾患で、全身の痛みや慢性的な疲労感など、その他さまざまな症状が特徴です。

患者には全身のあちこちに慢性的な痛みがありますが、見た目には特に変化は見られません

疲労感に加えて、筋収縮、椎間板ヘルニア、リウマチ性疾患を引き起こし、体を動かせなくなる可能性もあります

線維筋痛症の原因

肩に痛みのある男性

線維筋痛症の明確な原因は不明ですが、中枢神経系の乱れによるものと考える人もいます。

腸の壁が腫れて浸透性が高まったときに線維筋痛症の症状があらわれるという仮説があります。人によって腸壁が通常より薄いことがあるのは一般的ですが、そのような場合には栄養だけでなく、老廃物や毒素なども障壁を通してしまうのです。

こうして腸壁を通ったものはすべて肝臓や腎臓にたどり着き、これによって免疫機能が作動します。この免疫機能が老廃物や毒素を敵とみなし、攻撃し始めるのです。この仮説によると、健康的な食事は非常に大切なのだそうです。

もう一つの仮説は、神経伝達物資のバランスの乱れによってさまざまな症状が引き起こされているというもの。

例えば全身の痛みは、痛みを調節する経路に変化がみられることによって起きているかもしれないということです。ところが、この仮説には十分な科学的根拠がみつかっていません

こちらの記事もご覧ください: 腸の異変を知らせてくれる6つのサイン

線維筋痛症の種類

背中の痛みと頭痛

線維筋痛症の症状は人によって異なります。症状には様々なタイプがあるため、治療も患者の病状に合わせたものが行われます。線維筋痛症のタイプは以下のように分類することができます。

  • タイプ1:付随する症状のない患者
  • タイプ2:リウマチ性疾患や、自己免疫性疾患のある患者
  • タイプ3:精神病理学的に深刻な変化のみられる患者
  • タイプ4:シミュレーターと呼ばれる患者

寝汗も線維筋痛症の症状

寝汗をかく男性

寝汗をかかないようにすることはできないようにも思えますが、実は簡単です。バランスのとれた食事をとるだけでいいのです。もちろん、夕食に食べるものには特に気を付けましょう。

もう一つの方法は、寝る前に温かいシャワーを浴びることです。また、ユーカリオイルを体に薄く塗ると、リフレッシュ感が持続するでしょう。

では、線維筋痛症でお悩みの人が毎日心地よく過ごすために取り入れたい習慣について見ていきましょう。

 

家庭での治療法

食事に気を付ける

線維筋痛症でお悩みならば、食べるものには十分に気を付けなければいけません。乳製品、砂糖、グルテン、赤身の肉、ジャガイモ、トマト、ナス、ピーマンは避けた方が良いでしょう。また、腸のことを考えると、果物はすり潰すなどして食べやすくすることをおすすめします。

砂糖の入った飲み物だけでなく、コーヒーのようにカフェインの入った飲み物も控えましょう。また、柑橘類のようにビタミンCを多く含む食品は食べると寝つきが悪くなってしまうため控えた方がよいでしょう。

エクササイズ

靴紐を結ぶ

エクササイズは線維筋痛症の方にも効果的な療法となります。有酸素運動は定期的に行うよう専門家も勧めています。

中でも、敏捷性を高めることのできる水中運動(水泳や、水中で行うスポーツ)は特にお勧めです。また、水治療法を行っても効果が期待できるでしょう。

リハビリテーション

太もものマッサージ

痛みが強すぎる場合は、理学療法士に相談してリハビリを受けることができます。さまざまな選択肢があるので、挑戦してみてはいかがでしょうか

プロの理学療法士は線維筋痛症のことを熟知しており、痛みの種類によってどのような治療が必要なのか心得ています。また、医師の指示に従い、健康的な食生活や運動にも気を付けましょう。そうすることで、症状がずっと扱いやすいものになるはずです。

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