流産のリスクを軽減するために横を向いて寝よう!

7月 30, 2019
妊娠している時に、仰向けに寝ると赤ちゃんの重さのために血管に圧力がかかります。結果として血液や酸素が胎児に届きにくくなる可能性があります。

妊娠をしている女性にとって、落ち着いてたっぷりと睡眠をとることは簡単ではありません。お腹がどんどん大きくなり、トイレが近くなったりすることが長時間の睡眠の邪魔をします。でも、ほとんどの女性が寝るときに最も快適なポジションを見つけることができます。流産のリスクを避けるためにも、妊娠している女性は横を向いて寝るのがおすすめです。

妊娠期間の最後の3ヶ月に入っている人にとって、仰向けに寝ることはあまりよくありません。お腹の赤ちゃんにとって危険なのです。

イギリスの研究者がこのトピックに関して、”the Journal of Obstetrics and Gynecology”という雑誌にて、妊娠している女性がこの段階で仰向けで寝ることは流産のリスクを倍増させることを発表しました。

対照的に、研究者たちは横を向いて寝る妊婦は、このリスクが低いということを発見しました。

妊婦

さらに”MiNess Study”の著者たちは、妊娠期間の最後の3ヶ月に突入した1000人の女性のデータを集め、横向きで寝ることが赤ちゃんにとって安全であるという結論に達しました。

専門家によると、妊娠27週目以降の女性が横を向いて寝ることで、流産のリスクが3.7%低下するそうです。

さらに妊娠28週目以降に仰向けで寝ると流産のリスクが2.3倍増えるそうです。これは、横を向いて寝た妊婦との比較です。

この実験は、この分野において過去数十年の中で最も大規模なものとなりました。実は、これは過去に小規模で行われた実験を再検証するものでした。ニュージーランドとオーストラリアでBBCによって行われたものです。

イギリスで行われた研究によると、225件の妊娠した女性のうち、流産が一件あったそうです。

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妊婦2 流産のリスク 寝る体勢 妊娠

今日まで、仰向けで寝ることと流産のリスクの関係性について明確な説明はありません。仮説の一つは、仰向けで寝ると、子宮と赤ちゃんの体重が血管に圧力をかけるため、というものです。これによってお腹の赤ちゃんへの酸素など必要な循環をブロックしてしまうためです。

明確な理由が確認されておらず、そのためにはさらに多くの研究が必要とされます。現時点では、予防措置として妊娠期間の最後の3ヶ月に突入したら、横向きで寝ることが勧められています。

寝る向きは、右側でも左側でも大丈夫です。寝返りを避けるために背中に枕を置くのも良いでしょう。

もし仰向けで目覚めてしまったら、赤ちゃんにとって危険なの?

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専門家によると、妊娠している女性が目が覚めた時に仰向きで寝ていたとしても心配する必要はないそうです。眠るときの体制でいることが長いため、それが最も重要であるそうです。

イギリスのマンチェスターにあるSt. Mary’s病院のTommy’s Stillbirth Research Centerのディレクターである”Alexander Heazall”もまたイギリスで行われた研究のディレクターを務めました。

Alexanderによると妊娠中の女性は、昼寝も含めていつもこの態勢で寝るほうが良いそうです。

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Alexanderはまた以下のように述べています。

私が言いたいことは、妊娠している女性が仰向けで目覚めたとしてもそんなに心配しないでほしいということです。私たちが特に注意してほしいと訴えているのは、眠り始めるときの態勢です。人は眠りに入るときの態勢でより長い時間を過ごすため、最初の態勢が重要なのです。それに、目覚める時の態勢を自分の思うように変えることはできません。自分の意思で変えられるのは、寝始めるときのポジションのみです。

この研究の結果の発表と共に、スリープ・オン・サイド・キャンペーンが開始されました。これは、Tommy’s病院による慈善活動です。

・このキャンペーンの目的は、妊娠している女性に最後の3ヶ月の寝る時の態勢の危険性について教育をするというものです。