パパイヤの種を食べて7つの恩恵を受けよう
パパイヤはメキシコ原産ですが、多くの国でポピュラーな果物です。しかし、パパイヤの種を食べる利点について知っている人はあまりいません。では、パパイヤがこれほどポピュラーなのはなぜでしょう？どのような栄養分を含んでいるのでしょう？
パパイヤの小さな種には生物活性成分が濃縮されており、私たちの健康を助けてくれます。実際、医師の治療に加えた補助的なケア方法として健康に効果があると考えられ、近年科学的な研究の対象にもなってきました。では、その主な使い方について見ていきましょう。
パパイヤの種の栄養分
長年の間捨てる部分だと考えられていたパパイヤの種ですが、利用するだけの価値がある栄養分が色々と含まれています。学術雑誌の「Molecules」に掲載された記事によると、健康に良い抗酸化物質であるポリフェノールとフラボノイドが特に豊富です。
また、「Journal of Food Lipids」に詳しく記述されているように、オレイン酸を始めとした一価不飽和脂肪酸の供給源でもあります。それに加えて、食事の質を向上するのに大切なビタミン、ミネラル、食物繊維も含んでいます。
パパイヤの種を食べることの効用
2014年に出版された「International Journal of Herbal Medicine」の一号に、パパイヤの種をすり潰すことで辛みが出て、コショウの代わりとして使うことが出来ると紹介されています。
またこの号には、パパイヤの種がアミノ酸、プロテイン、食物繊維、生物活性成分など、健康に効果のある成分を含んでいることも記述されています。あなたはその効果について知っていますか？
１．真菌対策
抗真菌効果のおかげで、パパイヤの種は真菌の感染が原因の症状の対策として利用することが出来ます。「Indian Journal of Pharmaceutical Sciences」の記事では、パパイヤの種の抽出液が3種類の真菌に対して効果的であったとされています。
２．食中毒の対策に
食中毒の場合は医師の治療を受けることが大切ですが、パパイヤの種はその治療の補助として利用することが出来ます。
「Journal of Pharmacognosy and Phytochemistry」によると、パパイヤの種の抽出液は大腸菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌といった細菌に効果があるとされています。
３．消化の強い味方
パパイヤの種には少量の食物繊維が含まれており、消化を助けてくれます。食物繊維は消化されることなく腸内を移動し、便のボリュームを増やして外に出すのを助けます。
医学雑誌「World Journal of Gastroenterology」に掲載された記事に、食物繊維を摂取することで便秘の人の便の回数が増えたことが記録されています。
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４．自然の虫下し
腸内寄生虫の対策として、パパイヤの種を最優先するのは良くありません。しかし、特定の寄生虫に対してパパイヤの種が有効である可能性を示す研究も存在しています。
「BMC Complementary and Alternative Medicine」に掲載された研究には、パパイヤの種がプラスされた離乳食を与えられた乳幼児は回虫の寄生が少ないことが記されています。
５．腎臓の保護
科学的証拠はまだ十分ではありませんが、パパイヤを食べることが腎臓の健康を守ることに繋がると提唱する研究があります。「African Journal of Health Sciences」に掲載された動物を対象にした研究では、有害物質を注入されたラットの腎臓のダメージを防ぐのに、パパイヤの種の成分が有効であったことが示されています。
６．抗炎症作用
フラボノイドが豊富であることから、パパイヤの種には軽い抗炎症作用があり、慢性病の予防に役立つ可能性があります。ただし、この効果を評価するには更なる研究が必要です
７．ニキビ対策
ニキビ対策としてのパパイヤの種の効果については、まだ科学的証拠がありません。しかし、一つの補完治療として、一般の人々の間ではこれが広く使われています。
ニキビ対策の場合はパパイヤの種を食べるだけでなく、湿布剤として使うことをおすすめします。このために、以下の手順を踏みます。
- パパイヤの葉と種をすり鉢に入れ、少量の水を入れてすりつぶします。
- できたペーストを患部に塗り、約10分間おきます。
- その後、たっぷりの冷水で洗い流します。
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パパイヤの種の消費は適量を守って
パパイヤの種とその抽出成分は、健康に良い栄養分を豊富に含んでいます。基本的にはそのまま食べて大丈夫ですが、大量に食べると害になる可能性があるので注意しましょう。7から10粒程度なら問題ないでしょう。
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