お庭をサステイナブルに保つ6つのヒント
サステイナブル(持続可能)な庭とは、天然資源を責任を持って効率的に使用することを特徴としています。このような庭は、植物の多様性と、お住まいの地域における自然のサイクルを尊重して成り立ちます。つまり、健全な栽培方法であり、エコロジカルでフレンドリーな空間なのです。
伝統的なガーデニング方法は環境に悪影響を与えます。その理由は明確で、水の過剰使用、農薬の使用、他の植物に害を与える植物の使用などです。ですから、サステイナブルなお庭は、環境に貢献できる素晴らしい方法なのです。
サステイナブルなお庭のメリットとは
サステイナブルなお庭では、雨水を集めて水やりができるため、水の消費量を減らし、無駄遣いを避けられます。
また、エネルギー消費量も削減できます。手作業で手入れし、有機肥料の使用量を増やすことができるからです。堆肥化は家庭ごみを使うので、ごみをリサイクルして活用することができます。
もうひとつのメリットは、庭で食料や自然療法に使う植物を栽培できることです。持続可能なガーデニングとは、自分で野菜や果物、調味料などを植えることも意味します。アロエベラ、ラベンダー、オレガノなどの薬用植物を植えても良いでしょう。
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サステイナブルなお庭のためのコツ
持続可能な庭にするにはどうしたらよいでしょうか?
案外簡単にできるんです。一日ほど、庭の手入れをする時間を作りさえすれば大丈夫。
1. ガーデニングの計画を立てる
ガーデニング用の手袋をつける前に、植物とその特性について考えてみましょう。日陰を好む植物は、大きな木や屋根の下に置くべきですし、逆に日光を好む植物は太陽を十分に浴びるようにし、水をたくさん必要とする植物は湿った場所に置くべきです。
このように、どこに置くべきかを知るためには、それぞれの植物について調べる必要があります。
2. 自分でコンポストを作る
コンポストとは、有機物(動物や植物の排泄物)が分解されてできる有機肥料のことです。「コンポスト化」とは、土壌に栄養豊富な材料を得ることができる微生物を含んだ有機物の分解プロセスのことです。
コンポストは、動物の糞尿、生ゴミ、穀類(米など)、土、水で作ることができます。作り方は、材料をシャベルで重ねていくだけ。最後に、水分を保つためにビニールで覆い、酸素が循環するように毎日かき混ぜます。
3. 種を再利用して、持続可能な庭にする
スーパーで買った野菜の種は、捨てずに再利用しましょう。そして、収穫した野菜の種も再利用しましょう。
涼しく乾燥した場所に保管し、それぞれにラベルを貼っておきます。こうすれば、ピーマン、チリペッパー、エンドウ豆、トマト、豆類をいつでも手に入れることができます。
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4. その地域の植物だけを植える
他国から輸入した植物を庭に植えると、既存の植物を攻撃してしまう可能性があります。外来種の植物は、どんな環境にも適応し、増殖して手に負えなくなることから、侵略的な植物とされるものもあります。
外来種は生態系に大きな影響を与えるため、在来種を駆逐したり、移動を余儀なくさせたりして、生物多様性の損失につながります。
5. 除草剤や化学薬品には手をつけない
除草剤は、不要な植物を駆除するために使用される物質または混合物です。化学物質を含んでいるため、環境に悪影響を及ぼします。薬剤には頼らず、手作業で雑草を抜くようにしましょう。
害虫駆除のために、ニンニクスプレーを作るといいでしょう。用意するものは、ニンニク1個、クローブ、そしてコップ2杯の水です。材料を混ぜ合わせ、1日寝かせた後、3リットルの水を加えます。スプレーボトルに入れれば天然の殺虫剤の完成です。
6. 雨水を集める
雨水は樽に溜めておくことあとで使えます。家の雨どいの端に樽などの入れ物を置いておきましょう。雨水は密閉容器に入れ、腐敗しないようにできれば煮沸して、20リットルのガラス製水筒に入れて保存しましょう。
サステイナブルなお庭は時間とお金の節約になる
自分で野菜を育てれば、スーパーで買い物をする時間とお金の節約になります。また、薬用植物を育てて、自分で薬を作ることもできます。
土が傷まないように、砂利や乾いた葉、木片などでできた自然のマルチング材を使いましょう。こうすることで、土壌から水分が失われるスピードを抑え、温度を調節することができます。有機物を5〜15センチの厚さに敷き詰めます。
持続可能なお庭にするには、自分の好みに合わせて調べて、あとは実際の作業に移るだけです。
みんなで一緒に環境を守っていきましょう。
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