尿酸値を上げてしまう7つの食べ物
血中に尿酸が多いと、関節炎や痛風になることがあります。また、関節の体液に尿酸が蓄積されることで炎症や痛みを引き起こされます。これは、主に足の指や足首に影響が出ます。
食べ物の中には血中の尿酸値を上げるプリン体が多く含まれたものがあります。定期的に血液検査を行うこと、バランスの取れた食生活を送ることが尿酸値のトラブルを避けるポイントです。
尿酸値を上げてしまう食べ物
1. 貝
貝類にはプリン体が豊富に含まれているため、尿酸値が高い人は食べる量に気をつけましょう。魚介類の中でも特にカニ、エビ、カキ、アサリ、ムール貝には気をつける必要があります。
上記の食べ物は生であれ缶詰であれ、避けるようにしましょう。加工された魚介類は、血中の尿酸値をより高くしてしまう時もあります。
こちらも参照『痛風を自然に治す方法』
2. 赤肉
赤肉は尿酸値を上げる食べ物です。尿酸値が高い人は赤肉をなるべく食べないようにしましょう。豚肉、牛肉にはどちらにもプリン誘導体が非常に多く含まれています。脂肪の多い肉、ミンチ肉、腎臓、内臓などは尿酸値を上げてしまうので気をつけましょう。
3. 豆類
レンティル豆、ひよこ豆などの豆類はプリン体が豊富に含まれていることで知られています。そのため尿酸値の高い人は、豆類を食べるのは多くても週に1度か2度までにしましょう。
4. 特定の野菜
尿酸値に問題がある人にとっては、控えたい野菜もあります。アスパラガス、マッシュルーム、カリフラワー、ほうれん草、ハツカダイコン、リークなどの摂取は控えましょう。
5. アルコール
尿酸値の高い人にとっては、貝類や赤肉よりもビールの方がより害となります。ビールは体の尿酸生成を増やし、排出がより難しくなります。痛風に苦しむ人はビールを避けるよう専門家は推奨しています。
6. 砂糖を多く含む飲み物、甘いデザート
ソフトドリンクや加工されたフルーツジュースはコーンシロップを含んでいます。コーンシロップは尿酸の生成を刺激します。また、工場で作られたペストリー、クッキー、ケーキなど砂糖をたくさん含むものは尿酸の状態を悪化させてしまいます。
7. コーヒー
コーヒーは飲みすぎると健康の害となる場合があります。量の目安としては、1日1〜2杯までにしましょう。
尿酸値が高い場合の症状
尿酸値が高くなると、痛風や腎臓結石になる場合があります。代表的な症状として以下のようなものがあります。
- 足の指の痛み
- 関節の炎症や鋭い痛み
- 排尿困難
- 頻脈
- 膝の痛み
- 腎臓結石
- 倦怠感
- 関節周りのしこり
高尿酸値症は、医師に正確に診断してもらう必要があります。また、食生活を改善する治療計画も立ててもらいましょう。
こちらも参照『痛風の症状と治療法』
尿酸値が高い場合の治療
痛みはとても辛いもので、酷い場合、何も手に付かなくなります。しかし、痛みのある関節部分に冷湿布をするなど、症状を緩和する方法はいくつかあります。
- 病院で処方してもらう非ステロイド系抗炎症薬で痛みは軽減されます。
- 少量から始め、徐々に服用する量を増やしていくよう処方されることが多いです。
- 6〜12ヶ月ほど治療が続く場合があります。
- この期間は食生活に気をつけ、定期的にエクササイズを行いましょう。
尿酸値を下げる簡単な食事
ここでご紹介する食事は主に卵や乳製品からできています。コレステロールの低いもの、プリン体の低いものを意識して摂るようにしましょう。
朝食
- 無脂肪乳 1カップ
- 全粒粉パン 2枚(サンドイッチ用)
- 午前10時の軽食
- バナナ
昼食
- トマトソースのニョッキ
- グリルした白身魚
- 午後3時の軽食
- スイカ 1切れ
夕食
- ナスのパルメザンチーズ焼き
- トマト、ニンジン、バジルのサラダ
- たんぱく質、野菜、フルーツ、穀物のバランスを崩さなければ好きに組み合わせて良い。脂質は控えめに。
この記事はあくまでも一情報として参考までにしてください。医師による推奨事項ではありません。また、尿酸値が通常よりも大幅に高い場合は別の食事法を推奨されることもあります。
健康があってこその人生です。健康には細心の注意を払いましょう。当たり前ですが、あなた以外、誰もあなたの健康を維持することはできないのです。
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