脳を活性化し、気分を高めるアボカドとココアのスムージー

アボカドとココアのスムージーは、効率的にエネルギーを補給し、脳を活性化するため朝食にぴったりですし、ランチの時間までほどよい満腹感が持続します。
脳を活性化し、気分を高めるアボカドとココアのスムージー

最後の更新: 18 11月, 2018

コーヒーは朝の定番として人気がある飲み物ですが、コーヒーだけでは一日のスタートに十分とは言えず、エネルギーレベルも1時間から1時間半でピークに達してしまいます。

朝食には、効率的にエネルギーを補給できるヘルシーなスムージーを飲むことをおすすめします。

アボカドは果物の中では比較的カロリーが高いため、ダイエットには不向きであると考える人もいるかもしれませが、適量を食べる限りは太ることもありませんし、ビタミンEや葉酸、必須脂肪酸、食物繊維などの優れた供給源でもあり、むしろダイエットに役立つ食品と言えます。

この記事でご紹介するアボカドと無糖のココアパウダーを使ったスムージーは、おいしいだけでなく、朝食に飲むことで仕事での生産性が向上し、気分も高まりますし、満腹感も長続きします。

脳を活性化させ、気分を高めるアボカドとココアのスムージーで、憂鬱で無気力な朝とはさよならしましょう!

脳を刺激するアボカドとカカオ

アボカドとカカオには、どちらも脳を活性化し、満足感を得られやすくする効果があります。

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気分を高めるアボカド

  • アボカドには、心臓の健康維持に欠かせない、不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
  • アボカドの食べすぎには注意してください。ヘルシーな食生活を補うものとして、毎日、または一日おきにアボカド半分を食べましょう。
  • 栄養学と食品科学に関する出版物であるCritical Reviews in Food Science and Nutritionに掲載された研究によると、アボカドに豊富に含まれる葉酸は、脳にホモシステインが蓄積されるのを防ぐということです。ホモシステインは脳の健康などにネガティブな影響があると言われており、脳に栄養が運ばれる妨げにもなります。
  • 過剰なホモシステインは、セロトニンやノルエピネフリンの産生を阻害します。これらの神経伝達物質は、私たちの気分や睡眠サイクルなどに関連しています。

認知機能の低下を予防するカカオ

脳を活性化させ、気分を高めるスムージーを作るために、またビタミンなどカカオの栄養を効率的に摂るために、ココアパウダーは無糖でグルテンフリーのものを選ぶ必要があります。

カカオそのものはグルテンフリーですが、製造段階で別の材料が添加されているココアパウダーもありますので、成分表示を確かめてから購入し、できればオーガニックのものを選びましょう。

無糖のココアパウダーはスーパーマーケットや、自然食品のお店などで購入できます。スムージーに甘みが足りないと感じる場合は、ダークチョコレートをひとかけらだけ加えましょう。

この記事ではスムージーをご紹介しますが、ヘルシーなデザートなどにも無糖のココアを使い、カカオの効能を活用してください。

カカオの効能には次のようなものがあります:

  • Medical Dailyによると、適量のチョコレートを定期的に食べることは、脳の健康維持や、認知機能の低下の予防などに効果があるということです。
  • 2016年にオーストラリアのアデレード大学で行われた研究によると、カカオにはフラボノイド、マグネシウムやビタミンBなどが豊富に含まれているため、無糖のダークチョコレートを毎日25から28グラム食べることは、脳の機能を高めるということです。カカオのフラボノイドは、赤ワイン、緑茶、ぶどう、りんごなどに含まれるフラボノイドと同様に優れた健康効果があります。
  • チョコレートを食べる時間帯は、体がチョコレートの栄養を最も効率的に吸収できる朝が最適です。また、脳が一日の始まりに、集中力と記憶力を高めるためのエネルギーを必要としているという点からも、朝に食べることをおすすめします。

それでは以下でスムージーの作り方をご紹介します。

スムージーの作り方

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材料

  • アーモンドミルク 1カップ
  • アボカド 1/2個
  • 無糖ココアパウダー 大さじ1と1/2
  • ブルーベリー 10粒
  • ココナッツオイル 大さじ1

※ココナッツオイルが無い場合は、代わりに大さじ1の蜂蜜を使いましょう。

作り方

  • 半分のアボカドを小さめに切ります。
  • 全ての材料をミキサーに入れて混ぜます。アーモンドミルクも脳の活性化に効果的です。
  • 全体が均一でなめらかになったら出来上がりです。

早速今日から作ってみましょう!


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  • Messerli, F. H. (2012). Chocolate Consumption, Cognitive Function, and Nobel Laureates. New England Journal of Medicine. https://doi.org/10.1056/NEJMon1211064
  • Crichton, G. E., Elias, M. F., & Alkerwi, A. (2016). Chocolate intake is associated with better cognitive function: The Maine-Syracuse Longitudinal Study. Appetite. https://doi.org/10.1016/j.appet.2016.02.010
  • Nurk, E., Refsum, H., Drevon, C. A., Tell, G. S., Nygaard, H. A., Engedal, K., & Smith, A. D. (2009). Intake of Flavonoid-Rich Wine, Tea, and Chocolate by Elderly Men and Women Is Associated with Better Cognitive Test Performance. The Journal of Nutrition. https://doi.org/10.3945/jn.108.095182

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