妊娠中のB群溶血性連鎖球菌陽性について

2月 14, 2020
B群溶血性連鎖球菌の検査で要請が出たことを医師に伝えることは、赤ちゃんに危険が及ぶリスクを軽減するための計画を医師が作成するのに役立ちます。

膣内には微生物叢(フローラ)が存在します。その機能は、ラテン語で「Streptococcus agalactiae」とも書かれるB群溶血性連鎖球菌(GBS)などの感染症を引き起こす細菌から体を守ることです。

通常、連鎖球菌は無症候ですので、かかっていることさえわからないことが多いです。ただし、妊娠中などの特定の状況では、赤ちゃんに感染するのを防ぐために、菌を検出する必要があります。

B群溶血性連鎖球菌の検査

B群溶血性連鎖球菌の検査 妊娠中
B群溶血性連鎖球菌は、赤ちゃんが生まれた後にかかる危険性のある合併症を防ぐために、妊娠中に行われる一般的な検査の1つです。

母体と赤ちゃんの両方にとってリスクの少ない方法で妊娠中に検査を受けます。方法としては、血液検査、超音波検査、および専用の「B群溶血性連鎖球菌検査」があります。

妊娠初期および中期におけるモニタリングでは、赤ちゃんの適切な発達と母親の健康状態に焦点を当てています。妊娠後期では、いよいよ出産時のリスクを減らすために様々な検査を行います。

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妊娠35週目ごろ、助産師または産科医と予約を取り、妊婦の健康状態を確認し、連鎖球菌検査を行うと良いでしょう。

細菌を検出するために、医師は綿棒で膣分泌物のサンプルを採取します。この手法は迅速かつ簡単なものです。

B群溶血性連鎖球菌のリスクを減らす

B群溶血性連鎖球菌の検査 膣
この細菌は正常な膣内フローラの一部であり、必ずしも厄介な症状を引き起こすわけではありません。

B群溶血性連鎖球菌は、消化管にある正常フローラの一部です。散発的に膣または尿路に定着することがあり、妊婦の約15%が保因者です。

B群溶血性連鎖球菌の存在そのものを防ぐことはできません。先述のように、膣内の微生物叢の一部であり、通常「病原体(つまり体に有害)」として扱われないことを意味します。

しかし、妊娠や出産などの特定の状況では、この菌を非常に警戒する必要があります。

新生児は通常、出産時に細菌に感染し、それは感染の大きなリスクとなります。医療従事者には、感染のリスクを減らすためのリソースとプロトコルがあります。このため、B群溶血性連鎖球菌の保因者は医師にそのことを報告する必要があります。

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検査の結果が出るまで約1週間かかり、検査を行った医師に通知が来ます。出産時に病院に行く前に、連鎖球菌検査の結果を知ることが重要です。

病院にて

連鎖球菌と妊婦 病院
連鎖球菌検査は、その他の検査結果と同様に、分娩前の健康状態を知るのに役立ちます。連鎖球菌陽性の検出は、分娩前に行われる最後の検査の1つです。

病院に行くたびに、母子手帳を持参してください。手帳内に、様々な検査の結果を記録できます。B群溶血性連鎖球菌の略語である「GBS」で書かれることもありますが、検査結果が陽性だったのか陰性だったのかを医師が記録するはずです。

結果が陽性だった場合、適切な処置を行う必要があります。処置の内容については、各病院が臨床慣行に従って決めています。

最も一般的な処置内容

  • まず、薬剤(特に抗生物質)に対するアレルギーがあるかどうかを知る必要があります。今まで抗生物質を服用した後に何か反応があったかどうかを医師に伝えてください。
  • 一般的に、出産まで、4〜6時間ごとに抗生物質を静脈内投与します(これが最も一般的な方法ですが、経口薬を服用することもあります)。
  • 出産後、新生児が病院にいる​​間、小児科医が毎日診察をします。診察の目的は、全体的な健康状態を評価することです。

上記の処置内容の主な目的は、赤ちゃんの感染リスクを減らすことです。検査の結果を前もって医師に伝えることで、リスクを減らすことが容易になります。

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