夏の間子供の食事で気をつけたい7つのポイント

夏場は、幼い子供がしっかり栄養を摂るようにできるのが非常に重要です。夏は気温が高く、水分補給と健康的な食事が欠かせないことを覚えておきましょう。どのようなことに注意すればよいのか、この記事でご紹介します。
夏の間子供の食事で気をつけたい7つのポイント
Anna Vilarrasa

によって書かれ、確認されています。 栄養士 Anna Vilarrasa.

最後の更新: 06 12月, 2022

どんな親も、子供に何を食べささせればよいのか心配するものです。結局のところ、健康の鍵を握るのは食事ですから。ですが、夏の間幼い子供に栄養をしっかり摂らせたいと思っていても、どのようにするのがベストかわからないという方も多いのではないでしょうか。

幸いなことに、夏休みで時間に余裕があり、新鮮で健康的なものが買えるようになるシーズンは、子供に健康的な食事を与えやすいときです。では、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。今回は、夏に実践できる7つのポイントをご紹介します。

1. 新しいフルーツを取り入れる

夏の醍醐味といえば、お店で手に入る新鮮なフルーツの種類の多さです。ほとんどが爽やかで甘みがあり、水分補給にもなるので、小さなお子さんにはぴったりです。

そのため、フルーツを頻繁に食べさせるのに夏は最適な時期です。中には、好き嫌いが多い子供もいますが、ありがたいことに、食事に取り入れるために使える様々な調理法があります。

例えば、スイカ、ガスパチョ、またはメロンクリームのような冷製スープは夏に人気があります。その他にも、マンゴーやパイナップル、リンゴなどのフルーツを使ったサラダなど、健康的でおいしいレシピはたくさんあります。

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2. 野菜のピューレやサラダ

軽く食べられるレシピは、外が暑いときは大活躍です。なので、火を通した野菜料理や熱いスープを別の料理に変えることもよいでしょう。

野菜は栄養がたっぷり。子供の食事に頻繁に取り入れることで、大きくなったときに病気に苦しむ危険を下げるためには野菜が非常に重要です。

ガスパチョやヴィシソワーズなどは、夏場の子供の栄養補給に最適な料理です。また、パスタや野菜サラダにキュウリやピーマンなどの新しい食材を取り入れてみるのもよいでしょう。

3. 手作りアイスクリーム

どんな子供も、それも特に夏にはアイスクリームが大好きです。しかし、アイスクリームのほとんどは、砂糖や不健康な脂肪を大量に含んでいます。

幸いにも、アイスクリームを手作りするのは、とても簡単かつあっという間にできます。特別な道具を買う必要もありません。手作りアイスのヒントをいくつか下記に紹介します。

  • お好みのフルーツをミキサーにかければ、おいしいシャーベットを作ることができます。
  • クリーミーなアイスクリームがお好きなら、牛乳、ヨーグルト、あるいはアボカドでも作ることができます!
  • 人工的な色や香りをつける必要はありません。アイスクリームを風味豊かにしたい場合は、ココア、バニラ、またはフルーツを入れてみましょう。

4. 子供と一緒にキッチンに立つ

1年の間の日々の生活は、親にとっても子供にとっても日課や課題が多いものだと思います。そこで、夏休みや休日は、子供と一緒に食事の準備をする絶好の機会です。

親のお手伝いをすることで、料理への好奇心や興味が湧いてきます。また、味覚や嗅覚の発達にも役立ちます。それだけではなく、食事のレパートリーを増やし、質を高め、もっと新しい食べ物を試してみたいと思うようになります。

難しい複雑なレシピを試す必要はありません。野菜を洗ったり、ひよこ豆を叩いてフムスを作ったりと、お手伝いはとても簡単です。

楽しみながら、年齢に応じた能力を身につけさせればよいのです。子供に自由に想像力を使わせて、簡単だけど面白い食べ物の組み合わせを作ってもらうことも楽しいかもしれません。

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5. 子供と一緒に食事をする

夏場に子供に栄養を確実に摂らせるためのもう1つのコツは、子供のお手本となるような素晴らしい食事の摂り方を家族がすることです。一般的に、子供や思春期の子供よりも親の方が野菜を多く食べる傾向があります。

つまり、健康的な食生活を送るためには、親御さんがまずはお手本になることが大切なのです。

では、いくつかの側面を考慮してみましょう。

  • 子供と一緒に食卓につきましょう。十分に時間を一緒に過ごして、食事を楽しい時間にするためです。
  • 健康的な食品(特に果物や野菜)を幅広く使いましょう。
  • 後になって嫌悪感につながる可能性があるので、嫌がるものを無理に食べさせないようにしましょう。親ができる最善のことは、健康的な食事を提供することです。野菜の利点を教え、食べるように促すのは良い案です。

子供に健康的な食べ物を選んでもらうための素晴らしい方法は、親が子供のお手本になることです。

6. 軽めの食事で子供の栄養を確保する

夏になると、子供にとって遊ぶ時間が多くなり、食欲が減退してしまうことがあります。実際、気温が高いと、食欲や代謝率、消化に関係する酵素の活性が低下することが分かっています。

そのため、ソースや脂肪分が少なく、マイルドで消化しやすい軽めのレシピを選ぶとよいでしょう。ナッツ類、魚、豆類、全粒穀物を加えると、軽い料理でも非常に栄養価の高い料理に変わります。

7. 十分な水分補給をさせる

夏場は気温が非常に高くなることがあります。従って、水分補給は見落としてはいけません。子供は大人と比較すると体内の水分割合が高いので、より頻繁に水分補給をする必要があります。

健康に関する専門家による、水分補給の重要性についての主張は常に行われています。夏の時期の子供は外で走り回ることが大好きなので、家の中で休んで水分を摂ることを忘れがちです。親は子供の水分補給に必ず注意を払うことが不可欠です。注意しなければならないのは、体に水分補給をするといっても、すべての飲み物が同じではないということです。

  • 水か牛乳を優先しましょう。
  • 炭酸水やフルーツジュースなどの糖分の多い飲み物は、砂糖の含有量が多く、栄養価が低いことが多いです。また、肥満や虫歯になりやすくなります。
  • エナジードリンクには手を出させないでください。エナジードリンクの成分は未成年者には適していません。
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夏場に子供の栄養を上手に確保するためのポイント

夏の間に子供が栄養をしっかり摂るためには、フルーツや野菜、そしてさまざまな種類の新鮮な食品を食べるようにさせるのが大切です。食事の計画を立て、新鮮で軽いレシピを提供することを忘れないでください。子供もきっと喜ぶはずです。


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