ミラクルフード!シナモンの隠された効能

シナモンには筋肉痛やけいれんを和らげるなどの炎症を軽減する作用だけではなく、その香りには不安やイライラを取り除きリラックスさせる効果もあります。
ミラクルフード!シナモンの隠された効能

最後の更新: 08 10月, 2018

シナモンの学名は、Cinnamomum verumと言います。今ではデザートやコーヒーによく使われているスパイスですが、古代の文化では数え切れないほど体に良い成分があるミラクルフードと考えられていました。さらに、病気を治療していくうえでの手助けにもなり、今でも新しい効能が発見され続けています

知られざるシナモンの効果

その特徴的なスパイシーな香りで、スイーツによく使われるシナモンですが、海外では料理の下ごしらえに最も多く使われるスパイスの一つでもあります。ここではシナモンの効能を紹介していきたいと思います。

最近の研究で、シナモンは血糖値を下げ、心筋梗塞や脳卒中などの原因にもなる脂質異常血症(高脂血症)を防ぐ効果がある、ということが分かりました。シナモンは木肌から救出されたものであり、他の特徴としては、消化促進、胃の不快感を和らげる、胃の膨張感や炎症を取り除く効果などがあります。

シナモン2

シナモンのフェノール成分(ブドウや赤ワインにも含まれている成分)には高い抗酸化作用が期待されています。また、フラボノイド(ポリフェノールの一種)も多く含まれており、その量はブルーベリーと同じくらいだとも言われています。

シナモンオイルを使うことによって、細菌の増殖を抑えることができます。そのため、化粧品業界では積極的にシナモンオイルを取り入れています。また、私たちが健康でいるために必要な栄養素(ビタミンB1、C,リン、カルシウム、カリウム)が含まれており緊張やストレス、神経過敏、うつ病などの症状を緩和する作用もあります。

シナモンにはこんな効果も。

1.薄毛の改善

2.肺ガン予防

3.ダイエットの手助けに

4.口臭の改善

5.美髪になるためのビタミンが含まれている

6.結腸ガン予防

シナモンの抗炎症作用によって筋肉や関節の痛みを和らげることができ、さらに咳や風邪の症状も軽減することができます。そして血糖値を下げ、糖尿病や高コレステロールに悩んでいる人の助けにもなります。食欲増進剤としての役目や、吐き気や下痢を抑える働きもあり、シナモンは消化器系のトラブルにはもってこいの食材なのです。

シナモン5

さらに、女性に嬉しい効果も。シナモンが血行を促進して体を温めてくれるので生理痛が軽くなります。ただし、取りすぎると妊娠しづらくなる場合もあるので妊娠を希望している方は注意が必要です。また、妊娠中の方も流産の恐れがあるのでシナモンは避けた方が良いでしょう。

面白い効能も。あまり知られてはいませんが、舌を火傷した時にもシナモンが効くのです。シナモンスティックをくわえるだけでヒリヒリ感が軽減します。

シナモンを効果的に取り入れるには

シナモンはスティックとパウダーで売られていますが、どちらの場合でも買ってきたら密封できるガラスの容器に入れましょう。そして、乾燥した冷暗所で保存してください。賞味期限はだいたいスティックで一年ほど、パウダーでは半年くらいですが、冷蔵庫で保存することでいつでもフレッシュな甘い香りを楽しめますので常温ではなく是非冷蔵庫での保存をおすすめします。

シナモン3

ビタミンCやカロテノイドの成分が不足することがあるので、できればオーガニックのシナモンを選ぶとよいでしょう。効果を得るためには、1日に1~6グラム(ティースプーン1杯程度)のシナモンを摂取しましょう。例えば、トーストにかけたり、温かい飲み物に混ぜてもおいしくいただけます。

コーヒーや紅茶に混ぜて飲むのが最も手軽な方法です。シナモンティーは風邪にも効果的です。コーヒーに入れれば、苦みと合わさってエキゾチックな風味を楽しむことができます。また、食事の後に摂取すれば消化促進にも役立ちます。胃がむかむかして寝付けない、という方は寝る前にシナモンティーを飲んでみてはいかがでしょうか。

こちらの記事もご覧ください:シナモンハチミツ茶の減量効果

シナモン4

さらにシナモンの香りが脳の働きを高めてくれる効果があるという研究もあります。テスト前の徹夜のおともにはシナモンコーヒーもいいかもしれません。

最近では、シナモンは美容食材としても注目を集めています。食後のスイーツに一振りするだけでおいしくてリラックスできて美容にも良いなら今日から試さない手はないですね。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。