メンタルヘルスと無オルガズム症の関係

2月 19, 2020
メンタルヘルスは性的な喜びと密接に関係しているため、精神状態に影響を与えるような状況や、無オルガズム症を引き起こす可能性がある状況に注意を払うことが大切です。

無オルガスム症とは、オルガスムを保持できない状態やオルガズムに到達できない状態として定義される、性的な機能不全です。

この機能障害は、身体的または心理的な要因によって、ある特定の状況や、性的パートナーとの関係で起こる可能性があります。

本記事では、メンタルヘルスと無オルガズム症の関係性について説明します。

メンタルヘルスと無オルガズム症

1. 不安障害

メンタルヘルスと無オルガズム症の関係 喧嘩をする二人

オルガズムを感じなくてはいけないという感情が引き起こすストレスにより、性行為を十分に楽しむことができない人がいます。

不安障害とは、自分が気になっている状況や考え方への過剰な不安や苦悩と定義される精神状態です。

過去の性的な体験が原因で起こる不安や懸念が、オルガズムに達するのを困難にする可能性があります。

無オルガズム症を発症すると、パートナーとの接触を伴う親密なスキンシップや性行為をストレスに感じることがあります。

すべてをしっかりとコントロールしなくてはいけないという考えに陥ると、オルガズムに達しなくてはいけないという目的を達成できない時には、イライラするでしょう。

性行為に集中できない特定の状況が原因の不安感は、どれも一時的なものです。

オルガズムに達しないことを心配するあまり、性行為を楽しむことができないのであれば、オルガズムに達しないことへの過度の恐怖をコントロールする方法を知るため、メンタルヘルスの専門医の診察を受けることをお勧めします。

2. うつ病性障害

メンタルヘルスと無オルガズム症の関係 争いが絶えない二人

うつ症状だけでなく抗うつ薬が、性的な欲求に影響を与え、時には無オルガズム症の原因となることがあります。

うつ病は、深い悲しみ、自尊心の低さ、食欲の喪失、気分の低さ、すべてへの関心の喪失などを特徴とする精神状態です。

一般的に、うつ病は性欲を低下させるため、性的衝動が起こらなかったり性行為中の性的な欲求が起こらず、オルガズムに達するのがより困難になります。

また、うつ病の治療やうつ状態のコントロールに処方される薬、特にセロトニン再取り込み阻害薬が、無オルガズム症を悪化させる可能性があります。

うつ病の影響により、性的欲求や衝動が減少してオルガズムに達するのが困難になる場合は、医師に相談することで、医師は処方薬を変更したり、副作用を軽減するために服用量を調整することができます。

ご存知ですか?:うつ病による脳への4つの影響

3. 自尊心の低さと無オルガズム症

メンタルヘルスと無オルガズム症の関係 自尊心の低い女性

自尊心は、自分が持つ自分へのイメージや他人とどうコミュニケーションを取るかに影響します。これはセックスの最中にも同じことが当てはまります。

自尊心の低さとは、自分が他人の愛を受けるのにふさわしい人間であると感じることが難しい状態と定義することができます。

特に性生活においては、オルガスムに達するかどうかに悪影響を与える可能性があります。

自尊心の問題は、日常生活のほぼすべての側面に影響を与える可能性があり、不安を感じて、場合によっては、あらゆる種類の接触を拒否し始める可能性があります。

自尊心の低い人は、心から性行為を楽しむことができず、性生活が原因で不安感やストレスを引き起こす可能性もあります。

これらの問題を克服して生活の質を向上させるためには、専門医やセラピストに相談する必要があります。

さらに、パートナーと話し合い、自分が感じている自尊心の低さや苦悩を説明して、性行為の間などできる限り安心していられるようにサポートして欲しいと伝えましょう。

こちらもご参考に:メンタルヘルス:心の健康維持に役立つ5つの習慣

4. パートナー間のコミュニケーションの欠如

コミュニケーションの欠如

パートナーとのコミュニケーションがうまくいかないと悩んでいる人は、パートナーとお互いの性的な快楽や喜びについて話し合ったことがあるかどうかを自問してください。

コミュニケーション、特に性的な問題におけるコミュニケーションの欠如は、性生活や親密さに影響を与える可能性があります。

パートナー間のコミュニケーションの欠如には、様々な理由があるでしょう。

自信がない場合やリラックスをしていない場合などは特に、自分の性的嗜好を相手に伝えるのが困難になります。

多くの場合、無オルガズム症の原因は、間違った性的な刺激です。

このような問題についてパートナーと話すことができなければ、今後もオルガズムに達することはできないでしょう。

また、パートナー同士が他の問題を抱えている場合、問題が解決していない状況、不安、解離、プライバシーの喪失により緊張が生じて、性生活にも影響を及ぼします。

このような場合は、コミュニケーションとお互いの理解を促進するために、二人で築き上げる習慣を作ることが大切です。

必要であれば、専門家に相談したりカップルセラピーを受けることをお勧めします。

今回ご紹介したように、メンタルヘルスと無オルガスム症の間には明確な関係性があります。

ストレスや不安感を引き起こす状況が性行為の最中に現れると、無オルガズム症を発症する可能性があります。

大切なのは、メンタルヘルスのコントロール方法を学び、セルフケアに時間を費やすことです。

  • Kline, M. D. (1989). Fluoxetine and anorgasmia. The American Journal of Psychiatry, 146(6), 804-805. http://dx.doi.org/10.1176/ajp.146.6.804
  • Farramola Bello, L. A., Erice Rivero, T. S., & Frías Alvarez, Y. (1982). Anorgasmia femenina como problema de salud. Revista Cubana de Investigaciones Biomédicas (Vol. 30). Ciudad de la Habana: Centro Nacional de Información de Ciencias Médicas, Ministerio de Salud Pública. Retrieved from http://scielo.sld.cu/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S0864-03002011000300002