甲状腺に問題があることを示す兆候14

5月 11, 2017
甲状腺疾患の発症を示す症状の中には、他の病気や健康上の問題があることを示すものも多いので、気になる症状があるときは医師の診断を受けてください。

甲状腺疾患は一般的な病気と考えられており、患者のほとんどが女性です。

甲状腺疾患や甲状腺に問題があることを示す兆候や症状に気づかないことが多いですが、兆候と症状を理解し、症状が悪化する前に対処することが大切です。

今回は一般的な症状のいくつかをご紹介します。

甲状腺について知っておくべきこと

甲状腺とは、頚部前面に位置する内分泌器官で、T3 と T4という大切な2つのホルモンを生成します。
この二つのホルモンによって正常に保たれているものは以下の通りです。

  • 成長
  • 発達
  • 代謝
  • 体温
  • 心拍数
  • 血圧

甲状腺が正常に機能しないときに発症する2つの甲状腺疾患をご紹介します。

どちらの場合も、体内機能を正常に保つ、体内器官内の抗体である、免疫システムに問題が発生することで起こります。

 

甲状腺機能が低下している兆候

甲状腺が正常に機能していないとき、または機能が低下しているときの体からのサインや兆候を見逃さないようにし、何か問題があるときはすぐに対処できるようにしましょう。

悲しみや鬱症状

 

甲状腺の状態によって私達の気分や感情が左右されます。何の理由もなく鬱状態になるときは甲状腺の問題を疑ってください。

甲状腺がほとんどホルモンを生成しなくなり、甲状腺から分泌されるホルモンであるセロトニンがほとんど分泌されなくなると、ネガティブな感情に支配されてしまいます。

逆に甲状腺が過剰にホルモンを分泌すると、常に忙しく興奮した、慌ただしい感情に支配されてしまいます。

体重の変化

減量のための運動や厳しい食事療法をしているのに、体重が全く変化しない場合は甲状腺の問題が考えられます。

逆に体重を増やしたいと思ってきちんと食事を摂っていても、体重が増えないこともあります。甲状腺に問題が生じることで起こる体内バランスの乱れが、代謝の変化と深く関わりあっています。

便秘

野菜や繊維質を適切に摂取しているのに便秘が続くときは、甲状腺に問題が生じている兆候だと疑ってください。
慢性の便秘を発症し、腹部のむくみや胃腸の痛みを感じるときは、すぐに医師の診察を受けてください。

睡眠障害

寝られない、または特別な理由もないのに夜中に目が覚めてしまう方は、甲状腺の問題が発生しているかもしれません。朝起きられない、夜寝られない、悪夢を見る、そして不眠症を発症しているときは、甲状腺機能の低下が考えられ、甲状腺機能の低下が、体内機能の低下を引き起こしている状態です。

関節痛

関節痛は、運動のしすぎまたは運動不足、そして筋力トレーニングで重いウエイトを上げすぎたときに起こる一般的な症状です。

ただし、甲状腺機能の低下が関節痛の原因になることも忘れてはいけません。その症状が顕著に現れるのが足と腕です。

甲状腺が原因の関節痛は線維筋痛症を引き起こす恐れがありますので、医師の診断を受けるなどしてすぐに対処する必要があります。

乾燥肌

保湿クリーム、ローション、そしてオイルを使っても乾燥が治らないときや、その症状が足や顔、脇の下や頭皮に現れるときは、甲状腺機能の低下により通常よりも汗をかかなくなっていることが原因だと考えられます。

コレステロール値が高い

バランスのとれた低脂肪の食事を心がけているのに、血液検査でコレステロールが高いといわれるのは何か異常がある兆候です。

甲状腺機能低下症を発症しているときは、体内の代謝が退化して、脂肪を正常に燃やすことができないため、コレステロール値や中性脂肪値があがります。

性欲の減退

セックスへの興味を失うのは、甲状腺の問題と関連しています。気分が優れず、体重が増え、関節痛を発症すると、性的な衝動や性欲がさらにが低下します。

首の痛み

一定の方向に首を傾けるときに負担がかかると、食べ物や飲み物をうまく飲み込めないようになったり、嗄声(させい)と呼ばれるしわがれ声になるのも甲状腺の問題を発症しているときの一般的な症状です。甲状腺のサイズが大きくなることで気管に負担を与えます。

筋肉痛

運動したときや普段使っていない筋肉を使ったときには筋肉痛になるのが一般的ですが、そうではないときに筋肉痛になったり、体の一部がしびれるときは、医師の診断を受けることをおすすめします。

抜け毛

頭皮の乾燥や代謝の変化と甲状腺疾患は密接に関わりあっています。

毎朝、枕に数本の抜け毛があるのは一般的ですが、入浴時や髪をとかすときに「束」になって抜ける場合は、甲状腺に異常が生じている兆候です。

抜け毛は頭髪だけではなく、眉毛、足の毛、脇毛、また下半身の毛なども影響を受けます。また生えてきたとしても非常に細くダメージを受けやすい毛が生えてきます。

動悸

動悸は、心臓が速く脈を打つときに起こります。横になっている時でも感じることはあります。激しい運動をしていないのに、首や手首に軽く脈を感じるときは、甲状腺が過剰にホルモンを分泌している兆候です。

高血圧

高血圧にはさまざまな原因があるので、高血圧を発症しても、医師はすぐに甲状腺疾患を疑うことはありません。

薬を飲み、健康的な食事を心がけていても、血圧が高いときは医師に甲状腺を診察してもらう必要があります。

食欲の変化

甲状腺に問題が生じていると

「以前はそんなにお腹が空かなかったのに、今は30分もするとすぐにお腹を空いてしまう」

「以前とは違う、脂っこく甘い食品や塩分が多く含まれた食品が食べたくて仕方ない」

という症状が現れることがあります。

また反対に、以前は一日に4回食事をしていたのに、今は一日に2回しか食べたくないという変化もあります。これらの食欲の変化は甲状腺の影響です。

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