子供の寝室にぴったりの4色をご紹介
今回は、家の中にぴったりの色を選択する方法、特に子供の寝室に最適な方法を選び方とその色について詳しくご紹介します。
色の持つ力
私たちの生活は、様々な色に囲まれていますが、色が私たちの気分に大きな影響を及ぼすことは、あまり知られていません。
それでは、子供を調和のとれた落ち着いた環境で眠らせたい時には、子供の寝室を何色にしたらいいのでしょうか?
灰色には、人を落ち込ませる作用と逆にリラックスさせる作用があるため、雨の日は落ち着くから好きと言う人と、気持ちが沈むから苦手と言う人がいます。
病院の壁は通常落ち着いた白または緑、保育園の内部は明るい黄色、そして多くの学校は落ち着いた青などの色が主流ですが、これは、ある特定の気分を維持するために色の効果を使用しているからです。
子供の寝室の壁を塗る時、色彩心理学の専門家でなくても、色が私たちの気分に与える影響に関する基本的な概念を理解することで、最適な色を選ぶのに役立ちます。
心理学者、芸術家、そしてマーケティングの専門家によると、色には、刺激、興奮、癒し、そして落ち着かせる効果があります。
ペンキを買いに行く前に、色の効果を詳しく学びましょう。
最高の色:暖色と寒色
子供部屋の温度を知ることが大切です。
これは、自分が住んでいる場所の天候、そして部屋の窓の位置に対する太陽の位置や方角などを考慮に入れてください。
円形のカラーチャートであるカラーホイールには、暖色と寒色の2つのグループがあり、次のようにグループごとに分類されます。
- 暖色:赤、オレンジ、黄色などの火の色調に由来
- 寒色:このグループには、青と緑のような空と水の色が含まる
カラーチャート内には、暖色でもより寒色に近いものや、逆のものもあることに注意してください。
温かみのある暖色を使うことで、大きな窓がある部屋などはより快適さが得られます。
一方でスペースに限りがある場合は、寒色系を使うことで全体に落ち着きが生まれて部屋を「広く」見せる効果があります。
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子供の寝室に最適な色
ベッドルームは、子供が眠る場所であると同時に、洋服を着替えたり遊ぶ場所でもあります。
そして、子供の発達段階のほとんどをこの部屋で過ごすことになるでしょう。
そのため、子供の部屋の色を選ぶのは「美しさ」だけの問題ではありません。
色は私たちの気分に影響を与えて、最大限に引き出すために効果的に使うことができます。
朝は、子供が目を覚まして、1日を過ごすための活力を感じさせる場所であり、夜はリラックスして眠ることができる色を選ぶ必要があります。
また、子供の性格も考慮に入れてください。これは男の子だから青、女の子だからピンクということではなく、子供の性格や好みを踏まえて色を選ぶと言う意味です。
活力が高まる色
1. 緑
子供は元気なのが何よりですが、まるで台風のようにエネルギーに満ち溢れていたり落ち着きがない場合は、青から緑の範囲の色を選択しましょう。
緑は、森や草原などの自然空間の静けさを連想させる色なので、この色の部屋はリラックスできることに加えて、心を落ち着かせる効果があります。
さらに、不安を軽減しながら、落ち着きがない子供を落ち着かせる効果が期待できます。
色の専門家によると、緑は読解力と読む速度を向上させる効果があるそうです。
2. 青
かんしゃくを起こしやすい子供や、他人を操作しようとする子供の場合は、なだめる効果のある青をお勧めします。
青は、不安や攻撃的な感情を減らします。
明るい青色から灰色の範囲の色調を選ぶと、ライオンのように元気な子供が子猫のようになる効果が期待できるでしょう。
パレットを選択して、猛烈なライオンが遊び心のある子猫に変わるのを見ることができます。
思慮深い子供のための色
オレンジと紫はとても強力な色で、静かで思慮深い子供の寝室に最適な色になるでしょう。
3. オレンジ
オレンジ色は、暖かく、親しみやすく、完熟果物のように若々しい子供に最適の色です。
信頼、社交性、独立性を促進すると考える人もいます。
特に、強すぎないオレンジ色やパステル調のオレンジ色は、小さい子供の部屋に最適です。
また少し明るめのオレンジ色は年上の子供に向いています。
オレンジはとても楽しい色で、男女どちらの子供にも素晴らしい色になるでしょう。
4. 紫
紫色は、世界中の様々な国で「高貴」な色とされています。
穏やかな紫色は創造性を刺激し、精神面の健全な成長と思慮深さに良い影響を与えると言われています。
紫は、青の静けさと赤のエネルギーを融合させた色であり、非常にバランスのとれた色なので、直感力を高める効果も期待できるでしょう。
子供の寝室に最適な色:黒と白
黒を塗ると、黒板のような楽しい効果が得られます。
子供の寝室に白は向いていないと考える人がいます。それは、汚れやすいからです。
しかし、白い部屋や鮮やかさと独創性が強調されるでしょう。
ミロの明るい色の構図とモンドリアンの絵画を想像してください。
また、寝室だけでなく他の部屋の色としても多くの人が避けているのが黒です。
まるで「永遠の眠り」を想像させるような色だと考える人もいますが、黒板の色と考えると、子供の「芸術作品」を飾る素晴らしい背景になる可能性があります。
つまり、子供は壁に落書きをしがちですが、壁を黒に塗り、自由に落書きをさせる方法があります。
チョークで落書きをさせれば簡単に消すことができますし、子供は常に自分を自由に表現できるでしょう。
また、黒だけでなく他の明るい色を加えることで、黒の良さがより強調されます。
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子供の性格に合う色を使うための鍵
子供の寝室に最適な色は、色をどう効果的に活用したいかによって決まりますが、子供の性格や好みも考慮し、子供の個性が反映される部屋作りを心がけてください。
ほとんどの子供は、自分に必要な色を直感的に知っています。
実は大人も知っていますが、子供は大人よりもこの直観に従います。私たちは子供からこの勇気を学ぶべきですね!
子どもたちが将来的に自立するための機会を与え、成人後の人生において、自信を持って様々な決断を下すことができるような大人に成長するためにも、子供の寝室は重要な役割を果たします。
また子供部屋の色は、家族の幸せを反映することもできます。
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