子供がお友達に噛みつく!どう対応すべき?

5月 18, 2019
怒りや恐れなどネガティブな感情が爆発し、噛んでしまうという場合が幼い子供にはあります。そんな時はどう対応したらいいのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

2〜3歳ごろの子供が噛みつくというのは決して珍しいことではありません。これはこれまでになかった感情(怒りやフラストレーション、嫉妬心など)が湧き上がるようになった時に起こります。幼い子供たちは新たに現れたその感情をどのように取り扱えばいいのかがわからないのです。

深刻な問題ではないかもしれませんが、見逃すことができない、一般的な問題でもあります。子供たちは自分の気持ちを正しく表現する方法がわからず、噛むという行動に出るのです。

 

子供が噛みつくのはなぜ?

噛みつく、というこの行動の裏には何があるか、ということをまず理解することが、子供の噛みつきや攻撃的な行動を止めさせる鍵となるでしょう。子供の噛みつきは、一般的に、家族以外の見知らぬ大人の監視下にある場合や親が見ていない時に起こることが多いでしょう。

ですが、噛みつく相手は友達だけではありません。時には兄弟や親に噛みつく子供もいるでしょう。噛みつくことは何らかの表現の一つであり、何を表現したいのかを知る必要があります。子供が噛みつくのは以下のような状況下かもしれません。

  • 親や近しい親戚の死
  • 弟や妹の誕生ー嫉妬の引き金となる
  • 親の離婚
  • 引越しや慣れない新しい環境
  • 家族内の暴力を目撃
  • 孤独、無力さ、フラストレーションを感じている
  • もっと自由がほしい、もっと愛情がほしい
  • 怒っている、刺激が多すぎる
  • 噛まれたことに対する仕返し
  • 過剰な愛情表現
  • 怒りや恐れの現れ

子供が噛みついた時にすべきこととは?

噛み付く赤ちゃん

乳幼児期に噛んでしまうことはよくあることですが、大きくなると止めさせなくてはいけません。よくある問題だからといって、放っておいてはいけないでしょう。噛まない子供を持つ親のほうが多いのです。

もし、あなたの子供が誰かを噛んでしまったのを目撃したらら、教師や保育者にあなたの子供がお友達を噛んだと報告されたら……以下のアドバイスを試してみてください。

できるだけ早急にこの段階を乗り越えられるよう、我が子を手伝ってあげることが大切です

 

噛みついた子供を無視せず、まずは噛まれた子の対応をする

子供がお友達を噛んでしまったら、落ち着いて優しく噛まれた子供の様子を確認しましょう。まずは噛まれたこの様子を確認して、治療が必要でないかを確かめます。ですが、噛んだ子供を無視してはいけません。

噛みつく、という行為によって噛んだ子供が親の注目を浴びるわけではない、ということをわからせましょう。

噛まれた子供をいたわる時には、噛んだ子供も関わらせましょう。そうすることで、噛むという行為は相手を傷つけ、痛みを与える行為であるということがわかるでしょう。

噛んだ子供に対しては残酷な対応をしてはいけません。どうして噛んでしまったのかという説明が聞けなくなってしまいます。

 

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落ち着いて対応し、罰は与えない

噛んでしまったのを発見した時、怒りながら子供を引き離すことは簡単です。ですが、そういう時こそ大人は落ち着いて行動しなくてはいけません。噛みついた子供に対し暴力的な対応をする、過剰なまでの叱責をする、を与えるなどの行為はさらなる怒りとフラストレーションを与えるだけです。怒りやフラストレーションは噛んでしまった原因ともなる感情です。

穏やかな言葉がけをし、噛むことは相手を傷つけるということ、どれほど腹が立ったとしても二度としてはいけないということを説明しましょう。

 

腹が立った時にどうすべきかについて話す

怒りを感じた時は、周りの大人に助けを求めるよう子供に促しましょう。噛みつくことは保育所や幼稚園などではよくあることです。まずは気持ちを先生に話すことを学ばせましょう。

例えば、手に持っているおもちゃを友達が取ってしまったとします。そんな時は、そんなことをして欲しくない、と相手に話すことを学ばせましょう。その後で教師や保育士に何が起こったかを知らせるよう子供に指導します。そうすることで教師や保育士は適切な対応ができるでしょう。

保護者もまた、担当教師や保育士と話すことが大切です。保育所や幼稚園ではどのような対応をしているのかを知っておくとよいでしょう。

 

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ポジティブに言葉がけをする

良い行動を見つけて褒めることは、悪い行いに注目するよりもずっと良い効果が得られます。3歳を過ぎると、子供は友達と一緒にいることを好み始めます。落ち着いて楽しく友達と遊んでいる時は、必ず良い言葉がけをしましょう。

「一緒に仲良く遊べているね!」「上手に遊べているね!」

一方で、噛むことについても話をする時間を持ちましょう。例えば家族での食事の際、歯は食べ物を噛むためのものであって、友達を噛むものではないと説明しましょう。

 

子供を噛んではいけない

噛むことは痛いことだとわからせるために、同じように子供を噛んではどうか、と考える親がいますが、これは大きな間違いと言えるでしょう。逆に、怒りを発散させるために噛んでもいいのだ、と学んでしまうでしょう。

あなたが我が子に示す実例は何よりも強いものです。冗談であったとしても、決して子供を噛んではいけません。

 

子供同士の遊びを観察し、介入する

遊ぶ子供達

子供たちが自分の感情や行動をコントロールすることを学ぶ一方、大人であるあなたはほったらかしにせず、ケンカや咬みつきのきっかけとなる要素に対し、敏感にならなくてはいけません。

我が子が友達や兄弟を噛もうとしているのに気がついたら、すぐに断固とした態度をとりましょう。穏やかさを失ってはいけません。二人を引き離し、どうしていけないのかを説明しましょう。

「人を噛むことはいけないことよ。あなたにお友達を噛ませるわけにはいかないわ。」

 

結論

最も大切なのは、あなたが子供を愛していることを子供に思い出させることです。

あなたが我が子に愛を示すことで、子供は感情を表現することを学ぶでしょうし、感情をコントロールできなくなることは防げるでしょう。あなたが愛していることは変わらないが、噛むという行動は納得できないという点をはっきりとさせましょう。

 

NAEYC. (2015). Understanding and Responding to Children Who Bite. Retrieved from https://www.naeyc.org/our-work/families/understanding-and-responding-children-who-bite