血液循環を再活性化する5つのエクササイズ
今回ご紹介するエクササイズを継続して行うことで、血液の循環が再活性化され、体の痛みを和らげて病気を予防できます。
例えば、運動をすることで、手足の末端にまで血液が運ばれるため、静脈瘤などの発症を予防することができます。
運動をすることで、血液が体内に行き渡ると同時に静脈や動脈を強化して悪化を防ぎます。
さらに血液中のコレステロール値を下げることで、循環器系疾患の原因となる毒素を体外へと排出します。
ただし、エクササイズをするからと言って高い会員権を購入してジムに行く必要はありません。
本記事では、血液循環を再活性化する効果のある簡単なエクササイズをご紹介します。
特別なマシンや道具がない自宅でも簡単にできる、毎日の生活に取り入れたいエクササイズです。
血液循環を促進することの大切さとは?
すべての体内器官を最適な状態で機能させるためには、良好な血液循環が欠かせません。
血液循環に何か問題が起こっているときや血液循環を妨害する何かがある場合、深刻な病気やその症状が起こり生活に悪影響を及ぼす可能性があります。
血液循環を良好に保つことで、酸素、エネルギー、そして必要な栄養素が体内へと流れます。
それでは血液循環の問題が起こる原因とは何なのでしょうか?
ここではいくつかの原因が考えられます:
- 座る時間の長い生活
- 飽和脂肪酸とトランス脂肪酸が多く含まれている食品を摂取する
- 高コレステロール
- 糖尿病
- 飲酒や喫煙
- きつい洋服を頻繁に着用する
- 心血管系の病気
- ストレス
血液循環を再活性化する5つのエクササイズ
今回ご紹介する運動は血流を刺激して促進するため、毎日の生活の一部として運動を取り入れることが大切です。
1.足を上にあげる
足を上にあげることで、下半身の血液循環を改善しながら筋肉を強化するのに役立つ簡単な運動です。
また炎症を予防する効果もあるため、静脈瘤を予防・改善する効果があります。
エクササイズの方法
- 床やベッドの上に横になって足を天井に向かってあげます。
- できるだけ上に向かって足を伸ばします。
- この姿勢を数秒間維持したら、一度膝を曲げて足を下にさげます。
- 再び足を天井に向かって伸ばします。
- 足がリラックスした状態になるまで15~20回続けてください。
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2.横になって行う自転車運動
通常の自転車運動も、血行を再活性化するのにおすすめの方法ですが、バイクに乗っていない状態で「バイクに乗っているような」足の動きを行うのも、非常に効果的な運動です。
腹部の筋肉を強化しながら心臓への血液の流れを促進する運動です。
エクササイズ方法
- 仰向けになります。手は頭または首の後ろに置き、足はまっすぐ伸ばします。
- 足を少し上にあげたら自転車のペダルを漕ぐように1分間足を動かします。
- 1分ずつ合計で2~3回行います。
3.かかとあげ運動
爪先立ちになりかかとを上にあげるこの動きは、かかとの痛みを取り除くエクササイズで、血行を促進しながら筋肉を強化するおすすめの方法です。
エクササイズ方法
- 手は体の横に置いた状態でまっすぐ立ちます。必要に応じて手に軽めのウエイトを持ってください。
- かかとを床から上に向かってあげます。
- この姿勢を3~5秒間維持したら、最初の姿勢に戻ります。
- 15~20回行ってください。
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4.ステップ運動
ステップ運動には多くの効能があります。
- 有酸素運動であるステップ運動には減量効果があるため、静脈への圧迫を軽減します。
- 血行を促進することで足の炎症を軽減します。
エクササイズ方法
- ベンチなど、踏み台になるものを見つけてください。
- 片足を台の上に置き、もう片方の足は床においてください。
- 手は体の横に置いてください。
- 体重を台の上の足にかけるようにしながら、両足を台の上に置きます。
- 台から降りて反対側の足でも行います。
- 合計15回行いましょう。
5.シザーズ運動(ハサミ運動)
床の上またはベッドやヨガマットなど、快適な場所で行ってください。
下半身から心臓への血行が改善されて、静脈瘤などの発症を抑える効果が期待できる運動です。
エクササイズ方法
- ベッドや床の上、またはヨガマットなど、好きな場所に横になり、視線は天井に向けます。
- 足を天井に向かってまっすぐあげたら、ハサミのように片方だけを下げます。
- 足を下げる時に床に触れないように気をつけてください。
- 足を元に戻します。
- 合計15~20回行ってください。
足が疲れたり重く感じたことはありませんか?
炎症や静脈瘤などの症状が現れているときは、今回ご紹介したエクササイズをお試しください。
また現在は健康で問題がない方も、血行を促進するためにぜひ行ってください。簡単にできる効果的な運動です。