倦怠感や頭痛に効く9つの食べ物
日中、 倦怠感 を感じるなら、それは体が頑張りすぎている、もしくはストレスや睡眠不足のサインです。あなたはバランスの取れた食生活を送っていますか?もしかすると、その倦怠感や頭痛は栄養不足の印かもしれません。
きちんと栄養を摂ることが私たちの体にとっていかに大切であるかに気がついていない人は非常に多いのですが、栄養が不足していると、私たちの体は身体的にも精神的にも上手く機能しません。
問題は、何か症状が現れたとき、薬や栄養ドリンクなどで症状を緩和しようとし、根本的な健康問題に目を向けない人が多いことです。
倦怠感やその他の健康トラブルを回避する一番の方法は、毎日の食生活にヘルシーな食物を取り入れることです。そうすれば、エネルギーが体にみなぎるでしょう。
今日は、倦怠感や頭痛に効果がある9つの食べ物について見ていきましょう。
1. 倦怠感に効果があるオートミール
オートミールは、穀物の中でも最も体に良く栄養が豊富であると考えられており、体を身体的、精神的に良い状態に保つ上で是非とも取り入れたい穀物です。
オートミールは様々なビタミンやミネラルを含んだエネルギーフードです。体の循環を良くし、心臓の健康や新陳代謝に働きかけます。 オートミールを朝食に食べると、1日頑張れる力がみなぎるでしょう。朝食以外でも、ちょっと小腹が空いた時の軽食としてオートミールはお勧めです。
2. ナッツ類
ナッツには、体にエネルギーとバイタリティを与えてくれるカロリーがぎっしりと詰まっています。ナッツにはビタミンB群や基礎脂肪酸が含まれており、これらは神経系や脳の機能、心臓の健康を促進します。
一掴み分のナッツを毎日食べると満腹感が持続し、頭痛や筋肉の緊張を防ぐことができます。
ナッツを適量食べることで、身体的な能力も改善されるでしょう。
3. 牛乳
渡辺氏の研究に従うと、牛乳にはトリプトファンという物質が含まれており、これはセロトニンと呼ばれるうつ病などをはじめとする脳機能に大きな影響を与える伝達物質の算出を促すと言われています。したがって、セロトニンの低下は疲労における一つの特性と考えられています。言い換えると、セロトニンの増加によって飲むと倦怠感が軽減される可能性があると言うわけです。
一方、同研究でも述べられていますがトリプトファンとセロトニンの間にはまだまだ未知な点があり、その相関性は示唆されてはいるものの、明確な定理としては確立されていないようです。
4. チョコレート
1日20g〜30gのチョコレートを食べると、気分が上がりエネルギーがみなぎります。チョコレートには、脂肪分、炭水化物、カロリーが豊富に含まれているからです。
チョコレートは、抗酸化作用にも優れています。細胞の老化を遅らせる働きがあります。
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5. フラックスシード・チアチード
フラックスシードやチアシードには、オメガ3脂肪酸、タンパク質、体にエネルギーを与えるミネラルが含まれています。
フラックスシードやチアシードをスムージー、オートミール、パンやマフィンなどに加えると手軽に栄養を取り入れることができます。
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6. レンズ豆
豆類の中でも特に体に良いとされるレンズ豆は、炭水化物、鉄分、タンパク質など体にエネルギーを与え、倦怠感と闘うには日強不可欠な栄養素が豊富に含まれています。
レンズ豆はスープにしたりサラダに加える他、潰してケーキに入れたりなど様々な方法で食べることができます。
7. バナナ
かつては、バナナを食べると太ると思われていたのですが、バナナは健康に良く、ダイエット効果があることも証明されています。
バナナは他のフルーツと比べ、炭水化物が非常に多く、天然のエネルギー源として最高のフルーツです。またバナナには、上でも紹介した「トリプトファン」が含まれています。トリプトファンはアミノ酸で、脳のセロトニン分泌を促す働きをします。
8. 葉物野菜
葉物野菜はバランスの良い食生活に欠かすことができない野菜です。この緑の色はクロロフィルが含まれているためです。そしてクロロフィルは体に様々な利点をもたらしてくれる物質なのです。
また葉物野菜はカロリーが少なく、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB、ビタミンE、ビタミンKなど体のエネルギーとなる栄養素を多く含みます。
他にも鉄分、マグネシウム、カリウムを豊富に含まれています。そしてこの3つのミネラルは、体を動かすのに必要不可欠な栄養素です。
葉物野菜の中でも特にお勧めする野菜を以下に挙げましょう。
- ほうれん草
- スイスチャード
- セロリ
- ブロッコリー
- クレソン
- カリフラワー
- キャベツ
- アルグーラ
- レタス
9. 脂身のない肉
赤身の肉には脂肪分が少なく、炭水化物、タンパク質を摂ることができます。
赤身の肉を食べることで、筋肉が強くなり、精神面、肉体面共に強くうまく機能することができるでしょう。また、チロシンもまた基礎アミノ酸を多く含んだ脳の神経伝達物質の一つで、集中力につながると言われています。
ちなみに、赤身の肉に含まれるビタミンB12も絶望感や倦怠感に良いとされています。
今日ご紹介した9つの食品は、あくまでも毎日の食生活に取り入れると良いというもので、食べれば頭痛や倦怠感がすぐに治るというものではありません。日々の食生活に取り入れ、頭痛や倦怠感を感じにくい体にしましょう。
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- 渡辺恭良、 2007、「疲労の分子神経メカニズムと疲労克服」日薬理誌129巻2号