缶詰の中の液体って食べても大丈夫?

21 10月, 2020
缶詰に入っている液体を摂取するのは健康に良いのかどうか、疑問に思う人も多いはず。この記事では、すべての疑問に終止符を打つために、液体も使うべきとき、逆に捨てるべきときの判断の仕方を説明します。是非お読みください!

缶詰は、一年を通していろんな季節の食べ物を楽しむことができるようにするための効果的な戦略とも言えます。缶に詰めれば、食べ物の栄養の質と衛生を確保することができます。また、余った分を保存したり、特定の製品の劣化を避けることもできます。しかし、缶詰に含まれる液体はどうでしょうか? 健康に良いのでしょうか?

この液体には、健康にとって有益な微量栄養素が十分に含まれていることがあります。しかし、ときには、添加物や多くのナトリウムが含まれているので、避けた方が良いでしょう。この記事では、どのような状況では液体を摂取すべきかをお伝えします。

魚の缶詰

このタイプで、メーカーが製品の良好な保存を保証するために通常使用する液体は、油です。したがって、脂溶性ビタミンが液体に溶け出るので、栄養素の損失を避けるために液体を利用することをお勧めします。

ビタミンDの欠乏は、世界中に見られる風土病と呼んでもよいくらいでしょう。2016年に発表された科学論文によると、ビタミンDの値が低いと心血管疾患のリスクが高まるとされています。

通常、缶詰で食べられるマグロ(ツナ)のような油っこい魚は、豊富なビタミンDを提供する数少ない食品の1つです。したがって、缶の中の油を捨ててしまうと、この必要な栄養素の摂取量を大幅に減らすことを意味します。

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ときには、液体が塩水で構成されていることもあります。このタイプは、ナトリウム、つまり塩分が大量に含まれるので、液体も摂取するのは避けた方が無難でしょう。

学術雑誌の「Nutrients」で公開された記事によると、高いナトリウム摂取量は、高血圧のリスクの増加に関連しています。したがって、缶詰の液体を活用するかどうかを決定する際には、この点を考慮に入れる必要があります。

魚の缶詰 缶詰の中の液体って食べても大丈夫?
缶詰の中の油は、様々な料理にそのまま使えます。しかし、ナトリウム含有量を確認することが重要です。

野菜の缶詰

缶詰の野菜のほとんどは、水、アスコルビン酸、そして時には塩で構成された液体が入っています。このため、日々のナトリウム摂取量を気にしなければならない場合を除き、無害な場合がほとんどです。

多くの場合、料理の味を調整するために液体を廃棄しますが、液体自体が健康に有害というわけではありません。

しかし、製品に含まれる添加物を識別するために栄養成分表を見ることをお勧めします。アスコルビン酸以外の防腐剤が含まれている場合、その缶の液体は適度に口にしましょう。

いずれにせよ、大抵の場合、口当たりを良くするため、豆類の缶詰の野菜を使用する際には、洗う人が多いと思います。

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しかし、缶詰の野菜が入った液体を消費すると、ビタミンB群などの水溶性ビタミンの損失を避けることができます。これは、保存や加熱処理の過程でビタミンが液体の中に溶け出ることがあるからです。

野菜の瓶詰 缶詰の中の液体って食べても大丈夫?
ほとんどの場合、野菜が浸かった液体は食べても大丈夫です。

缶詰の野菜はオススメ!

専門家は、加工食品やパッケージされた食品よりも生の食品の消費を推奨してはいますが、野菜の缶詰や瓶詰はお勧めできる商品であるということをお忘れなく。生鮮品とほぼ同じ栄養価を持ち有機物の品質も非常に良好です。

また、季節外れの食品を摂取することができるのもこうした保存製品のおかげですね。また、そんなに頻繁にスーパーに行くことなく、野菜を定期的に摂取することができます。さらに、お安く手に入る点もありがたいですね。

缶詰の液体について覚えておくべきこと

専門家は、健康的な食生活の一環として缶詰食品の摂取を強く推奨しています。一般的に、缶詰食品に含まれる液体は無害なので、食べても大丈夫です。

とは言いつつも、栄養成分表を確認することが重要です。ナトリウムやアスコルビン酸以外にも保存料が多く含まれているなら、缶詰の液体は食べ過ぎないようにしましょう。

しかし、これは珍しいケースです。塩水で缶詰にするのはよくあることですが、高血圧の場合のみ注意しましょう。

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  • Grillo A., Salvi L., Coruzzi P., Salvi P., Parati G., Sodium intake and hypertension. Nutrients, 2019.