肝臓の再生を助けるハーブ

· 10月 11, 2015
デスモディウムには、肝臓内の酵素レベルを正常にし、平滑筋を弛緩させる働きがあるため、肝細胞の再生を助けます。

名前はちょっと覚えにくいですが、実にすばらしい効能を持つハーブがあります。

それはデスモディウム・アドセンデンスというマメ科の植物で、南米や赤道アフリカの熱帯雨林などに自生します。

今回は、肝臓の再生を助けてくれるハーブをご紹介しましょう。

肝臓とその機能

肝臓の再生を助けてくれるハーブについて学ぶ前に、まず肝臓とその機能についておさらいしましょう。

肝臓は私たちの健康と生命を維持するためにノンストップで働いて、代謝機能や解毒機能を営んでいます。各種タンパク質を合成し、食べ物や飲み物に含まれている有害物質を無毒化してくれるのです。

肝臓は、人間の身体の中で、最も大きく複雑な内臓です。胆のうとコンビを組んで、500以上もの機能を営んでいます。代謝を調整する・ビタミンを吸収する・ホルモン分泌を調整するなど、さまざまな働きがあります。
肝機能

肝臓には、条件さえ整えば自己再生する能力があります。病気やケガなどのために肝臓の一部を摘出しても、元に戻ることが可能なのです。ただし、そのためには肝臓の少なくとも25%が健康でなければなりません。

肝臓は非常に敏感で、どんな内臓よりも早く退化します。飲酒・脂肪の過剰摂取・ある種の病気・代謝異常などが原因で肝臓が弱ると、その機能を営むことができなくなります。

 

デスモディウム・アドセンデンス:肝臓によく効くミラクルハーブ

肝機能の改善に役立つ薬草には、オオアザミ・タンポポ・クロハツカダイコン・ワイルドアーティチョークなどがあります。中でもデスモディウム・アドセンデンスは、非常に強力で、すぐれた薬用効果をもたらしてくれます。

肝臓免疫

アフリカに自生するこの植物は、あざやかな緑の葉とツルを持ち、ヤシの木にからみついて育ちます。薄い紫の花が咲き、25センチ程度の実がなります。『アモール・セコ』または『ストロングバック』と呼ばれることもあります。

このハーブは、セネガルやコートジボワール、コンゴなどで、何世紀ものあいだ利用されてきました。

ガーナでは、薬草として、喘息・赤痢・便秘・腹部けいれんなどの治療に使われています。

近代医学がこのハーブを発見したのは1960年のこと。この地域で人道支援活動を行っていた2人のフランス人医師によって紹介されました。

肝炎の治療に使用されることもあり、数週間で症状を緩和されると言われています。

自然療法を活用する地元の人たちと研究者により、デスモディウム・アドセンデンスには、アルカロイド、サポニン、フラボノイド、アントシアニンなどの有益な成分が含まれていることが判明しました。

イギリス、フランス、カナダで行われた臨床試験によると、このハーブは肝機能不全の治療に役立つだけでなく、化学療法などの長期的あるいは侵襲的治療を受けている患者や、アレルギー患者の肝臓を守る働きもあることが判りました。

デスモディウムには、肝臓内の酵素レベルを正常化し、平滑筋を弛緩させる作用があり、気管支拡張薬としても役立つほか、抗ヒスタミン成分も含んでいます。

こちらもご覧ください:アレルギー症状を緩和する天然の抗ヒスタミン7選

肝臓コーヒー

このパワフルなハーブは、ウィルスや化学薬品、またアルコールやドラッグなどの中毒性物質によって引き起こされる数多くの肝臓疾患に効果がある上、免疫システムの正常化にも役立つと言われています。

さらにデスモディウム・アドセンデンスは、肝炎の症状(黄疸・頭痛・疲労感・食欲不振)の治療に効果があり、投与後数日間で症状が緩和されると考えられています。

こちらの記事もご参考に:肝臓の調子が悪くなった時に見られる症状

肝臓の再生にデスモディウム・アドセンデンスを利用する方法

デスモディウム・アドセンデンスは、薬草専門店や自然食品店で、乾燥ハーブ・エキス・チンキ剤・カプセル剤として販売されています。

再生能力を高めるために、ローズマリーやオオアザミなどの他の薬草と組み合わせて利用することも可能です。

デスモディウムの過量投与についての報告はありませんが、この植物には緩下剤作用があることを覚えておきましょう。

  • 肝臓疾患でお悩みの方は、水1リットルに乾燥ハーブ6~10グラムの割合で作ったお茶を飲みましょう。
  • 急性の場合は2~4週間、慢性病の場合は6~8週間ほどつづけてください。
  • 爪水虫などの治療の一環として、肝臓損傷の副作用がある薬をのむ必要がある場合は、治療前・治療中・および治療後に、デスモディウムの煎じ茶を毎日飲みましょう。
  • 適量は、水1リットルに6グラムです。
  • このミラクルハーブを肝臓の再活性化と浄化に役立たせたい方、特に脂肪性肝疾患の診断を受けた方は、1~3ヶ月のあいだ毎日10グラムを摂るようにしましょう。
  • アレルギーのある方は、お茶として毎日5グラム摂取しましょう。