カナリーシードミルクの作り方
カナリーシードは、欧米で最近人気沸騰中の低カロリーの植物です。栄養素が高く、健康にとても良い食べ物と謳われています。
カナリーシードは鳥の餌として広く知られていますが、実際は私たち人間にとっても大切な栄養素を含んでおり、特にカナリーシードに含まれる酵素とアミノ酸に注目が集まっています。
カナリーシードは乾いた状態でも様々な栄養素がありますが、水に浸すと化学反応が起こり、食物繊維・セルロース・高品質の有機タンパク質が増えます。
栄養素だけでなく、消化を助けてくれるぴったりの食べ物でもあります。また、カナリーシードは肝臓の機能を高め、デトックスの効果もあります。
きっとカナリーシードのことについて初耳の方も多いでしょうから、この記事ではカナリーシードを使ったレシピとその効果についてご紹介します。
カナリーシードミルクってどうやって作るの?
カナリーシードミルクは、植物性ドリンクの中でも特に低カロリー。ですので、毎日作っても大丈夫です。むしろ、健康的な体重を維持する助けになります。
作り方はとっても簡単ですが、前日の夜から作り始めるのがオススメです。
材料
- カナリーシード 大さじ6
- 水 4カップ
作り方
- カナリーシードを一晩水に浸す。
- 翌日の朝、水を切り、残った水も一緒にブレンダーに入れる。
- スピード「高」の設定で、薄い茶色になるまで混ぜる。
- チーズクロスを使いドリンクを濾し、残りは捨てる。
飲み方
- コップ1杯のカナリーシードミルクを朝食に飲む。
- その日にまた繰り返し2〜3回飲む。
カナリーシードの効果
カナリーシードは16.6%が質の高いタンパク質、11.8%が食物繊維でできています。
ミルクにすることでカナリーシードの酵素含量を増やし、体内の細胞がグルーコスをうまく使う助けにもなります。
他にもビタミンやミネラルが含まれているので、定期的にカナリーシードミルクを飲むことで様々な健康面が改善されます。
消化を助ける
カナリーシードの酵素が消化作用を助け、デンプンをグルコースに変える助けにもなります。
- カナリーシードの抗炎症作用が、胃の粘膜に対する刺激を和らげます。
- そうすることで、胸焼けや胃潰瘍を防ぎます。
- また、お通じを安定させ便秘や下痢を防ぎます。
心臓の健康を保つ
この植物性ミルクは、動脈内に溜まった悪玉コレステロール(LDL)と闘う最良療法の1つです。
- ミルクの抗酸化化合物がプラーク(粥腫)の生成を防ぎ、また、脂質を除去してアテローム性動脈硬化などの病気を防ぎます。
- その他にも、血流を良くしてナトリウム値を安定させます。
- それが高血圧の予防に繋がります。
ダイエットに良い
このミルクの解毒作用と消化作用が、健康的に体重を減らすのによく効くと考えられています。
- 奇跡的なダイエット法というわけではありませんが、ミルクの作用が体内の毒素を排出してくれ、代謝活動を邪魔しないようにします。
- また、ミルクの食物繊維が満腹感を与えてくれ、高カロリーのお菓子をついつい食べてしまう食欲を抑えます。
むくみに効く
カナリーシードミルクには利尿作用があり、腎臓の機能を高めてくれます。結果として、体内の水分をろ過して尿として排出する助けになります。
水分を排出することで合併症や痛みを回避できるので、ミルクの利尿作用がむくみや炎症症状に苦しむ方にとって役に立ちます。
肝臓をきれいにする
カナリーシードの抗酸化物質と天然酵素は、どちらも肝臓をきれいにするのにとても役立ち、肝臓の機能を高めてくれます。
カナリーシードの作用により、フリーラジカルが及ぼす損傷のスピードを抑えます。また、脂質の代謝を上げてゆっくりとした消化にしてくれます。
尿路感染症を抑える
このドリンクの栄養素が、免疫システムを強化し、尿路に影響を及ぼす感染の原因をやっつけるように体に働きかけます。
同時に、ドリンクの利尿作用が尿路と膀胱から不要なものを取り除き、病気の元になる病原菌を排出しやすくします。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Abdel-Aal, E. S. M., Hucl, P. J., & Sosulski, F. W. (1997). Structural and Compositional Characteristics of Canaryseed (Phalaris canariensis L.). Journal of Agricultural and Food Chemistry, 45(8), 3049–3055. https://doi.org/10.1021/jf970100x
- Mason E, L’Hocine L, Achouri A, Karboune S. Hairless Canaryseed: A Novel Cereal with Health Promoting Potential. Nutrients. 2018;10(9):1327. Published 2018 Sep 19. doi:10.3390/nu10091327
- Abdel-Aal, E. S. M., Hucl, P., Patterson, C. A., & Gray, D. (2010). Fractionation of hairless canary seed (Phalaris canariensis) into starch, protein, and oil. Journal of Agricultural and Food Chemistry, 58(11), 7046–7050. https://doi.org/10.1021/jf100736m
- Valverde, M. E., Orona-Tamayo, D., Nieto-Rendón, B., & Paredes-López, O. (2017). Antioxidant and Antihypertensive Potential of Protein Fractions from Flour and Milk Substitutes from Canary Seeds (Phalaris canariensis L.). Plant Foods for Human Nutrition, 72(1), 20–25. https://doi.org/10.1007/s11130-016-0584-z