熟したバナナが体にもたらす効果とは?

3月 11, 2016
熟したバナナを食べることで体内の白血球の数を増やしたり、免疫システムを強めたりすることができます。また、循環器系疾患の改善やカルシウムの吸収がより促進されます。

バナナはただ美味しいだけではなく、あらゆる健康改善に有効なとても重要な成分を含んでいます。バナナを食べることは、鬱の軽減、脳の機能の活性化、高血圧の緩和、ほかにも様々な病気を防ぐ働きがあるということはすでにこのブログでも何度かお話しました。しかし、最近のリサーチでは新しい効果が発見されています。特に熟したバナナを食べたときの効果です。

バナナには腫瘍壊死因子が含まれている

バナナは熟してくると、やがて皮全体に黒い点々が現れ茶色に変色します。バナナがこの段階にあると、買うことを避ける人もいます。味が甘過ぎたり、ぐにゃっとした食感を不快に感じたりするからです。しかし実は、黒い点々があるバナナが体に有益な成分を含んでおり、特に免疫システムに効果があるのです。

日本での最近の研究では、熟したバナナが腫瘍壊死因子(TNF)として知られるサイトカイン(リンパ級から分泌される特殊なタンパク質)を含むことがわかりました。腫瘍壊死因子とは腫瘍細胞を壊死させる物質であり、ほとんどの悪性細胞に作用し、免疫作用を促します。腫瘍壊死因子は体の免疫系細胞によって分泌され、体の他の細胞に作用します。これはつまり、熟したバナナには癌と戦う効能があるということです。その効果は実際、体の中で成長する腫瘍や異常細胞と闘えるくらいとても強力です。

このサイトカインの働きは、抗がん剤として静脈内に投与される化学免疫治療薬のレンチナンと比較されます。バナナが熟すという効果は、熟したフルーツはより素晴らしい抗がん剤効果があるということです。 

バナナ2

より質の高い栄養分を持つ熟したフルーツ

全てのフルーツは、熟すとその栄養価が変わります。成分の持つ体に対する効果が上がったり下がったりします。バナナのケースで言えば、熟すと老化防止効果が上がります。そして、黒い点のあるバナナを食べると、そのデンプン含量は簡単に消化される単糖(例:グルコースのようなもの)に変化します。バナナ、りんご、ブドウ、パイナップル、梨、すいか、柿:こうした果物に関して行われた日本の研究では、様々な段階の熟成度で様々なテストを行い、その結果、他のどのフルーツより血液中の白血球の数を増やし、免疫システムを強くすることができるという理由から、熟したバナナを食べることがより効果的であるということが示されました。

この重要な効能を有効利用するために、1日大きなバナナ1〜2本を食べることをおすすめします。

免疫システムを増強し病気と闘う

研究者たちによれば、バナナが熟せば熟すほど、TNFの濃縮度は高くなり、熟したバナナは、そうでない青くフレッシュなバナナより白血球の数を8倍に増やすというのです。

赤血球

完熟バナナはほかにどんな効果を持っているのか

癌に有益ということは、それだけで日常の食事にバナナを取り入れるのに十分な動機となるはずです。しかしそれだけではない、熟したバナナを食べることで得られる重要なメリットをご紹介します。

消化機能の改善

中くらいのバナナ1本分には3gほどの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸の働きを良くし、消化管を通る食べ物の動きをスムーズにします。例えば、下痢をしたときに失われる天然電解質です。バナナはまた、体内に自然と存在する善玉菌を維持するための助けをする生菌物質が含まれています。

心循環系の改善

熟したバナナは、体液貯溜を引き起こしたり心臓病に有害な影響を与えるとされる大量のナトリウムを減少させるカリウムが豊富です。“米国心臓病学会ジャーナル”に掲載された11の研究項目の解析では、日常の食事の中にカリウムを多く含む食べ物を加えた人は脳卒中や心臓病のリスクが減るということがわかりました。

ドクター

骨の改善

オレゴン州を拠点とするライナス・ポーリング研究所の微量栄養素情報センターによるある研究では、日常的にカリウムを豊富に摂取すると骨粗しょう症のリスクを下げるということが明らかにされました。熟したバナナはカリウムの宝庫であり、骨を強くするカルシウムの吸収力を上げる食べ物なのです。

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