静脈瘤の治療について知ろう!

· 4月 13, 2018
静脈瘤は年齢に関係なく発症します。40歳以上の女性に起こることが一般的ですが、男性にも起こります。

静脈瘤の発症は特定の年齢のみとは限りません。40歳から50歳の女性に発症することが多いですが、男性にも起こります。

 

静脈瘤とは?

血管の壁が弱り血管が膨れてこぶのようになる症状を静脈瘤といいます。こぶのような膨らみは緑、青、紫がかった色をしています。

またクモの巣状静脈瘤という赤く細い毛細血管に囲まれて現れる静脈瘤もあります。

静脈瘤もクモの巣状静脈瘤も身体のどの部分にも発生することがありますが、最もよく発生する場所は脚と骨盤です。

静脈瘤の症状

ハイヒールを片方ぬぐ人

  • 腫れ
  • 血管が青、紫、緑色に目立つ
  • 脚のけいれん
  • 膝の裏の痛み
  • 血管付近のかゆみ
  • 疲れ
  • 潰瘍
  • 皮膚の変色(茶色っぽくなる)

 

静脈瘤の原因

静脈瘤は血管が膨らみ、血液が逆流して弁の下に溜まるようになった時に起こります。

通常、血液は心臓へ移動するために血管を流れますが、溜まってしまう原因ははっきりと解明されていません。しかし発症の可能性を高める以下の要因が挙げられます。

  • 遺伝的要素
  • 妊娠
  • 肥満
  • ホルモンの変化
  • 長期間の立ち仕事への従事
  • 身体を締め付ける衣服の着用

 

静脈瘤の診断

静脈瘤のエコー検査

上記のいくつかの症状がみられるようであれば、専門医を受診しましょう。まず視診、触診が行われます。

その後、エコー(超音波)検査によって血液とその流れの状態を確認します。エコー検査では、皮膚の表面に近い血管も深い部分の血管も分析することができます。

静脈瘤は、日常生活に支障をきたしていない場合、必ずしも治療を必要とするわけではありません。ただし以下の症状がある時には治療が必要です。

  • 歩く、または立っていることに支障がある。
  • 潰瘍の発生。
  • 足や足首の腫れ。

潰瘍ができるということは症状が良くないことを示します。静脈がふくらみ通常の血流が滞るうっ滞という状態が原因で潰瘍になることがあるからです。

うっ滞が起こると、皮膚が酸素を受け取れなくなり破れて潰瘍となってしまいます

また、静脈炎(静脈の炎症)や血栓症(静脈内での血栓の形成)を発症することもあります。

 

静脈瘤の治療

最も一般的で、外科手術でない治療として、硬化療法があります。

これは、静脈に食塩を混ぜた薬を注射して静脈を固める方法です。一度血液が溜まってしまった静脈は機能しないので固めますが、その静脈は後に吸収されて消えます。

その間の血流はどうなっているかというと、自然に近くの健康な静脈が血液を心臓に運ぶ役割を担うので、通常の循環が続きます。

しかし硬化療法による治療には複数の施術が必要です。各静脈に平均で3回の注射が必要なためです。

硬化療法の手順

1回の施術で、静脈40本まで注射をすることができます。その後、治癒のため4週から6週間の間隔を開けます。(この間、弾性ストッキングの着用がすすめられます。)

この間に、他の静脈の治療をすることは可能ですが、同じ静脈に続けて注射することはありません。

硬化療法を受けるにあたって知っておきたいこと

施術には細い注射針のチクチクした感覚がありますので、確かに初めは不快感があります。また以下のような副作用がみられる場合もあります。

  • 軽い炎症
  • 色素沈着
  • かゆみ
  • 赤み
  • 痛み

快復を早めるために、適度な運動を行うことがすすめられます。

治療した静脈は約6か月で消え、再発することはまれです。

ただし硬化療法は、すでに発症している静脈瘤を除去するのみで、新しい静脈瘤の発生を防ぐものではありません。

 

他の治療法

静脈瘤のレーザー治療 

他にもさまざまな治療法がありますが、以下の方法がよく使われます。

  • パルスレーザー治療。1回から6回の施術が必要です。
  • レーザー治療。顔や脚の細い静脈に適しています。
  • ストリッピング手術と高位結紮術。前者は皮膚を切開して静脈を引き抜くもの、後者は静脈を縛る外科手術です。
  • ラジオ波(高周波)治療。静脈の壁にカテーテルをつなぎ焼灼します。

 

静脈瘤の予防

  • 長期間日光に当てないようにしましょう。
  • 寝る前に数分間脚を高く上げた状態にするのが良いでしょう。
  • 長時間立っている場合は、2時間ごとに休憩し、ストレッチを行いましょう。
  • 弾性ストッキングや靴下を着用しましょう。
  • 体重をコントロールするため、バランスの取れた食事をしましょう。
  • 飲酒、喫煙を避けましょう。
  • 急激な気温の変化に注意しましょう。
  • 少なくとも週3回、30分間の運動をしましょう。
  • ナイロン製のガードルやストッキングを避けましょう。
  • 座っている時に足を組まないようにしましょう。