腎臓病を防ぐための4つのアドバイス

いつも関連しているとは限りませんが、高血圧と糖尿病を抱えている人は、腎臓結石ができやすいもの。ですから、かかりつけの医師に相談して、日頃からモニターするように心がけましょう。
腎臓病を防ぐための4つのアドバイス
José Gerardo Rosciano Paganelli

によってレビューと承認されています。 医者 José Gerardo Rosciano Paganelli.

によって書かれた Okairy Zuñiga

最後の更新: 06 12月, 2022

腎臓病は、だれでもかかり得る深刻な病気です。あなたの腎臓は、食べ物や飲み物から体に取り込まれる毒素を排出する役割を担っていますから、食生活に気をつけることが腎臓病の予防に役立ちます。

腎臓病を防ぐには、その他どんな手段をとればよいのでしょう。腎臓のデトックスをひんぱんに行っていますか。バランスのとれた食生活を実践していますか、それとも好きなものは何でも食べてしまっているでしょうか。

腎臓病は初期症状が現れないことが多く、もっと重症となり治療が困難な段階になってから発見されることが多いため、見つかったときには、すでにこじれていることがよくあります。通常、痛みを感じるのは、腎臓結石があるときだけです。

腎臓病とは?

腎臓病とは、腎臓が正しく機能できなくなってしまう病気です。

日本生活習慣予防協会の調べでは、慢性腎臓病患者数は1,330万人(2014年調べ)とされています。この病気は、二つある腎臓のうち、片方もしくは両方が働かなくなるまで少しずつ進行していきます。幸いなことに、いったん発見されたなら、失われた機能の一部またはすべてを回復することが可能です。

おかしいなと思ったら、かかりつけの医師の診断を受け、その指示にすべて従うことが大切です。それに加え、以下に挙げるアドバイスも参考にしてください:

1. 食生活に気をつける

もうとっくにご承知のとおり、私たちは毎日いろいろな食材使った、変化に富んだ食事をすることが大切です。これは、ただもっとヘルシーでおいしい料理を作れるからだけではありません。そうすることで、必要とするさまざまな栄養素を体が得ることができますし、それによって腎臓病の発症を防ぐことが可能なのです。

毎日の食生活にぜひ取り入れたい食品とは……:

ブルーベリー

ブルーベリー

ブルーベリーは、腎臓病の予防にも、もしすでに腎臓病にかかっている場合でも役に立つすぐれた食品です。ブルーベリーは、さわやかで美味しいだけでなく、抗酸化物質がぎっしり詰まっているんです。

季節や場所によって結構お値段が張ったりしますが、たとえば800~1000mgのリンを摂るのに必要な量は、たった25粒です。また、ブルーベリーには、腎臓病にかかるリスクが高い人は避けた方がよいカリウムが含まれていません。

こちらの記事もご覧ください:体液貯留を防ぐ方法

セロリ

セロリに含まれている栄養素は、ストレスホルモンの分泌を抑え、免疫システムの機能を向上させるのに役立ちます。腎臓病が発症するとき、通常この二つの要因に変化が見られます。

また、セロリを食生活に加えると、ダイエットにも効果があります。これはセロリの茎1本にはたった10カロリーしかないため。体はそれを吸収するために、それよりもっと多くのカロリーを消費しているのです。

ナス

ナス

すでに腎臓病にかかっている患者さんは、非常にきびしい食事制限を強いられるもの。でも、いつも推奨されている食品のひとつがナスです。

この野菜は食物繊維が豊富なため、消化器系の機能を向上させるのに役立ちます。

また、体が必要とするビタミンBとCのほか、葉酸も提供してくれます。

タンパク質を摂りすぎない

タンパク質は必要ですが、腎臓病を防ぐには、食事量の10~35%に抑えるべきです。また、肉やその他の動物性食品ではなく、植物性タンパク質を選ぶことをおすすめします。

2. 塩の摂取量を制限する

私たちは、気づかないうちに、毎日塩を摂りすぎています。塩はほとんどのタイプの加工食品に含まれていますし、気をつけていないと、腎臓病につながる恐れがあります。

まず、食品の味つけにつかっている塩の量を減らすことから始めましょう。たとえば、サラダのレシピに塩をひとつまみと書かれていても、それを入れないで食べましょう。

ほとんどの市販のサラダドレッシングには、多量の塩とその他の保存料が含まれています。

塩

調理しているとき、普通の食卓塩のかわりに海水塩を選びましょう。市販されているその他の塩の代替品は避けた方がよいでしょう。これらの製品には、通常化学薬品が使われているため、かえって腎臓にマイナスの影響を与えることになります。

食卓塩を避けた方がよい理由は、血圧を上げる可能性があるから。その結果、糖尿病やその他の病気をこじらせてしまうかもしれません。

こちらの記事もお読みください:食べ物で血圧を下げる方法

3. 血糖値と血圧に注意する

高血圧と糖尿病を抱えている人は、腎臓病にもかかりやすいってご存知でしたか。これは、どちらの病気も腎機能に悪影響を及ぼすためです。

血圧が正常よりも高くなると、腎臓が血流から毒素を漉しとり、尿として排出することがむずかしくなります。日頃から高血圧をモニターし、コントロールしなければ、やがて腎臓が回復不可能なダメージを受けることになりかねません。

糖尿病に関しては、血糖値が高いと、尿からタンパク質を失うことになります。糖尿病にかかってしまったら、血糖値をいつもコントロールしておくことが必要です。

さらに、1年に最低2度は医師の診察を受け、腎機能をチェックしてもらってください。

4. 毎日運動する

運動する女性

運動不足は、腎臓の最大の敵のひとつです。体を動かさない時間が長いと、腎臓の働きが鈍くなり、正常な機能を果たすことがむずかしくなります。

毎日少しずつ運動することで、腎臓病を避けることが可能です。最低でも1週間に3回、30分程度の運動を行うよう努力しましょう。

腎臓病は、あなたの生活に非常にネガティブな影響を与えます。ですから、腎臓病にかからないよう、ここに上げた正しいステップを全部実行することが大切です。すでにかかっている人は、生活様式を少し変えるだけで、症状を軽減することが可能であることを覚えておきましょう。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Andreu Periz Dolores, Hidalgo Blanco Miguel Ángel, Moreno Arroyo Mª Carmen. Diagnóstico y prevención de la Enfermedad Renal Crónica. Enferm Nefrol  [Internet]. 2013  Sep [citado  2018  Nov  05] ;  16( 3 ): 193-195. Disponible en: http://scielo.isciii.es/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S2254-28842013000300008&lng=es.
  • Cupisti A, D’Alessandro C, Fumagalli G, Vigo V, Meola M, Cianchi C, Egidi M, F: Nutrition and Physical Activity in CKD patients. Kidney Blood Press Res 2014;39:107-113. doi: 10.1159/000355784 Disponible en: https://www.karger.com/Article/FullText/355784
  • Estrada Rodríguez Janice, Amargós Ramírez Jaqueline, Despaigne Yant Madeline, Chaos Correa Tamara, Perera Salcedo Elsie. Prevención de la enfermedad renal crónica en la comunidad. AMC  [Internet]. 2012  Dic [citado  2018  Nov  05] ;  16( 6 ): 1704-1717. Disponible en: http://scielo.sld.cu/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S1025-02552012000600007&lng=es.
  • Moreno Arroyo Mª Carmen, Hidalgo Blanco Miguel Ángel. El ejercicio físico y el paciente renal crónico. Enferm Nefrol  [Internet]. 2012  Dic [citado  2018  Nov  05] ;  15( 4 ): 296-299. Disponible en: http://scielo.isciii.es/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S2254-28842012000400009&lng=es.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。