腎臓疾患がもたらす8つのサイン

知識は力です。自分の体からのサインに耳を澄ませるようになると、健康を維持するのがずっと楽になるはずです。
腎臓疾患がもたらす8つのサイン
Maricela Jiménez López

によって書かれ、確認されています。 医者 Maricela Jiménez López.

最後の更新: 01 11月, 2018

倦怠感、尿の色の変化、背中の痛み・・・このような症状に心当たりのある方は 腎臓疾患 を患っているのかもしれません。今日の記事でどのような症状があるのかを見ていきましょう。

健康を維持することは大切です。しかし、時として私たちは間違いを犯すこともあります。栄養バランスの悪い誤った食生活を送っていたり、水分を十分に摂取していない等です。そのような時には何かがおかしいという小さなサインが現れるでしょう。あなたは腎臓疾患を患っていませんか?

腎臓疾患のサイン

知識は力です。自分の体からのサインに耳を澄ますことは健康を維持する方法でもあります。どんな小さなことにも気をつけなければいけません。腎臓疾患の症状はかなりわかりやすいですので、以下のような症状が現れた場合はすぐに医師の診断をうけましょう。

⒈ 尿の変化

下腹部の異変

腎臓疾患のわかりやすい症状の一つが、この尿の変化です。

  • 夜中に何度も尿意をもよおし、トイレに行きたくなります。しかし、実際にトイレに行くと、尿は数滴しか出ません。
  • 尿の色が変化したり、泡立つようになります。頻繁にトイレに行きたくなります。尿の色は暗くなるでしょう。(尿に血液が混じるため、コーラのような色になります。)

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⒉ 疲れ

とくに理由もなく疲れます。歩く速度が遅くなり、階段を上がるのが億劫になり、体はどうしようもなく疲れを感じるでしょう。仕事から家に帰ると寝ることしか考えられないくらいです。

このエネルギー不足の原因は何でしょうか?腎臓はエリスロポエチンと呼ばれるホルモンを生成しており、このホルモンが血液に酸素を送っています。もし腎臓疾患がある場合は、このホルモンの生成ができなくなります。つまり筋肉は疲れやすくなり、赤血球の数が減ります。(酸素が少なくなり、目眩を引き起こします)異様な程の疲れには気をつけなくてはいけません!

⒊ むくみ

足を診察する

よく足首がむくみますか? 脚はどうでしょうか? 靴を履くのが辛い程むくんでいませんか? もしそうなら、腎臓疾患かもしれません。しかし、単に循環器系のトラブルかもしれませんので、すぐに決定付けないようにしましょう。まずはその他の症状が出ていないか確認しましょう。髪の毛の抜け、顔や手足のむくみはありませんか? これらは全て、腎臓の働きが十分でなく余分な水分が排出されずに体に蓄積されている場合に起こりうる症状です。

⒋ 湿疹

突然の湿疹は、腎臓機能の低下による血液の蓄積によるものかもしれません。放っておくと、湿疹は段々ひどくなり、まるで体が燃えているような、不快な症状となるでしょう。

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⒌ 口の中が金属のような味がする

ミントを舌の上に乗せる

食べ物の味が今までと違うー嫌な臭いがするだけでなく、美味しさが感じられず金属のような味が口の中に残る・・・これが原因で食欲を失ってしまうかもしれません。日本大学医学部助教授の田中真琴さんが朝日新聞の取材に対して、この現象は、舌の新陳代謝に必要な亜鉛が腎臓疾患によって欠乏している事が関連しているかもしれないと言います。この症状が続く場合は決して見逃してはいけません。

⒍ 吐き気や不快感

吐き気や不快感の原因はたくさんあります。しかし、頻繁に起こるようであれば必ず医師の診察を受けましょう。血液中に無駄なものが蓄積されているために吐き気や嘔吐が起こる場合があります。(尿毒症)

⒎ 寒気

腎臓疾患4

赤血球が少なくなることで弱くなり、体が温度の変化、とくに寒さに敏感になることから目眩が起こります。一般的に手足が冷たいとより目眩を感じやすくなるでしょう。

⒏ 背中の片側や片脚が痛む

これまでに背中の片側や片脚が痛むということはありましたか? これはいろいろな病気の症状でもあり得ますのでまずは落ち着いてください。しかし、何度となく起こるようであれば注意しなくてはいけません。背中の片側が痛む、片方の脚だけが痛む、説明のできない圧迫感を感じるなどには要注意です。

いつも同じ側が痛むのであれば、腎臓に何かあるのかもしれません。時として肝臓に原因がある場合もあり、この場合はかなりひどく痛みます。もしくは腎臓の嚢胞に液体が満たされたために起こる腎臓疾患である可能性があります。

体が出すサインを決して見逃してはいけません。体は何かがおかしいと私たちに教えてくれているのです。長く続く痛み、繰り返す痛みや症状がある場合は、躊躇せずにすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。


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