じんましんを緩和する3つの自然療法
じんましんは、頻繁にみられる皮膚症状で、どんな年齢でも起こります。赤またはピンク色の軽度のふくらみをもった発疹が現れ、かゆみがあり、大変不快なものです。
これは最も一般的な皮膚疾患の一つで、どんな年齢の人にも起こりますが女性の方が起こりやすく、大半は思春期を過ぎた人に出ます。他の発疹と異なり、透明な板で発疹を圧迫しても赤い色は消えません。
かゆみは炎症を起こしている部分以外にも広がる場合があり、こうして身体全体や大部分にじんましんが広がることがあります。一般にこの発疹は数時間で自然に消えます。
すでに述べたようにじんましんで最も厄介な症状はかゆみですから、そのコントロールが必要です。
じんましんの原因
何らかの物質にアレルギー反応を起こす時、身体は血流にヒスタミンなどの化学物質を放出します。これがかゆみ、炎症、その他の症状を引き起こします。じんましんは一般的なアレルギー反応です。
血管浮腫は、じんましんと同時に発生することのあるより深い部分の組織の炎症です。じんましんと同様に、身体のどの部分にも起こります。口の周りやのどに発生すると、症状は重大になることがあり、場合によっては呼吸困難に陥ることもあります。
じんましんの症状
主な症状は、かゆみのある赤く盛り上がった発疹です。発疹が大きい時は(幅20cmに達することもある)中央が白っぽく輪のように見えることが多いです。
一般にじんましんの発疹は現れたり消えたりします。一つの発疹は数時間続き、消えると別の場所に現れたりします。皮膚症状が現れる前に以下のような症状が出る人もいます。
- 食欲低下
- 倦怠感
- 頭痛
- 腹痛
- 下痢
- 発熱
じんましんを緩和する自然療法
1. タマネギ
タマネギにはその独特の匂いと味の元となるジプロピルジスルフィドという硫黄化合物が豊富に含まれています。この物質が身体の抵抗力の効率をよくします。
また、細菌や真菌を殺菌する作用も持つので、ウイルスを除去する助けにもなります。
材料
- タマネギの輪切り 1個分
- 包帯 約20cm
方法
- タマネギを輪切りにし、じんましんの発疹が出ている部分にのせます。
- 包帯を使ってタマネギを固定します。
- 1時間作用させた後、たっぷりの冷水で洗い流します。
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2. アロエ
アロエの果肉にはポリフェノールとして知られる植物成分に属する強力な抗酸化成分が含まれています。これらのポリフェノールがアロエに含まれる他の成分と共に皮膚の細菌感染やアレルギーの原因となるある種の細菌類の成長を妨げます。
材料
- アロエの葉 2枚
方法
- まずアロエの葉を縦に半分に切り、果肉を取り出します。
- その果肉を発疹の部分に塗り、約2時間そのまま置いて作用させます。
- 時間が経ったら、アロエを取り除き、たっぷりの水で洗い流します。
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3. カモミールティー
カモミールはアレルギーによるかゆみを取るのに非常に効果的なハーブで、皮膚のかゆみを緩和するのに最良の方法の一つです。
かゆみを緩和するだけでなく皮膚を保湿するので、炎症を鎮め修復する助けとなります。
材料
- カモミールの花 大さじ1(15g)
- 水 250ml
方法
- 水にカモミールの花を入れて火にかけ、沸騰させます。
- 数分間煎じた後、火を消してさらに約7分間そのまま置きます。
- 時間が経ったら、濾して飲み、効果を待ちます。
じんましんを予防するには、野菜やフルーツを十分に摂るバランスのとれた食生活を送ること、皮膚の水分補給のために十分な量の水を日々飲むこと、身体を清潔に保つことなどが大切です。
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