いぼに効く8つのホームレメディ
よく悪いものとして取り扱れることもある「いぼ」ですが、中には事実無根の情報も紛れています。そもそも、いぼは危険ではありませんし、衛生上の問題でもありません。この記事では簡単にできる いぼに効くホームリメディ をご紹介いたしますので、ぜひご参考ください。
いぼは手、肘、また膝の上に表れやすい非癌性のしこりです 。切り傷やすり傷により、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の最上層に侵入したときに大きくなります。子どもは免疫系が大人に比べて弱い傾向にありますので、子どもにできやすいのは事実ですが、だからと言って大人になったら出てこないという訳ではありません。いぼを取り除くのは意外に難しい場合が多いのですが、これからご紹介する以下のホームレメディで徐々にいぼを無くしていけるかもしれません。
1.ベーキングソーダ
重曹を水に溶かし、いぼがある手や足を洗います 。その後は水で洗い流したりせずに、手や患部に重曹をつけたまま自然乾燥させます。これをいぼが消えるまで頻繁に繰り返しましょう。重曹に含まれる防腐効果や抗炎症効果によってイボの原因となるウイルスを殺してくれます。
2.食事
イボが免疫システムと密接につながりがあるということは、強い免疫システムを作ることでイボの原因となるウイルスに対抗するのは最も基本的なホームリメディです。
ニンニク、サツマイモ、小麦パン、ヒマワリの種、米などの食材は免疫系の強化につながりますので、積極的に食事に取り入れてはいかがでしょうか。
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3.ニンニク
ニンニクには多くの成分が含まれていますが、中でもアリシンとジアリルジスルフィドという、健康に良い二つの重要な成分が含まれています。上で述べたように、食事に入れて食べるのも良いですし、 イタリアの台所のような匂いをさせたくない場合は、ニンニクカプセルを3つ、一日三回飲むか、にんにくを食べた後、息をさっぱりさせるためにパセリを少しかんでみてください。
また、切り刻んだニンニクをイボに当て、それを包帯などで包んでおくことでイボが治る可能性も研究によって指摘されています。これはニンニクの持つ抗バクテリア成分を活用したホームリメディです。
4.お湯
Dermatology & Skin Healthによると、 お湯はイボの治療に非常に有用で、絶対にではありませんが、70%程度の確率で完治させることができると言います。その一方で、長い努力が必要となります。やり方は40-45度程度のお湯に30分ほど足をつける、というのを1週間に3度のペースで行うというものです。効果ができるまでには3ヶ月を要すると言われていますが、テレビなどをみながら地道にやると良いかもしれません。
胴やデリケートゾーンにできたイボにはこの治療は使えません。足や手などが良いでしょう。
5.ビタミンCやビタミンEの栄養サプリメント
ビタミンCをいぼに塗りましょう。ビタミンCのタブレットをつぶし、水を加えてどろっとしたペーストを作ります。いぼにそのペーストを塗ったあと、カバーしましょう。 ビタミンCは弱酸性で、いぼを刺激して取り除きます 。
また、ビタミンEでいぼを包むのも効果的と考えられています 。ビタミンEの錠剤かカプセルを割り、いぼにオイルを少しこすりつけて、粘着包帯で覆います。これを一日三回繰り返します。夜は包帯を外して空気に当て、朝にオイルを使ってやり直しましょう。
6.ヒマシ油
ヒマシ油に含まれる酸は、いぼを刺激します。 オイルトリートメントは、手の甲の小さな平べったいいぼに適しています 。一日二回コットンを使って、いぼにヒマシ油を塗りましょう。
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7.ニンジンやレモン
これも上で述べたビタミンCの応用です。人参にはビタミンCが豊富に含まれていますし、サプリメントを潰すよりもオーガニックなやり方です。 ニンジンをカットして皮をむき、オリーブオイルを加えペーストを作ります。2〜3週間、一日二回30分間、いぼにペーストをこすりつけましょう。
同じくビタミンCが豊富なレモン汁も効果的です。レモンを少し絞っていぼにぬり、2〜3週間、一日一回30分間、さいの目に切ったタマネギを当ててカバーしましょう。
8.アロエベラ
アロエベラやティーツリーなどは抗ウイルス成分の強い植物で、いぼをもたらすウイルスにも効果があると言われています。やり方は簡単、アロエベラを切って中の汁をコットンに含ませます。いぼにコットンを当て、包帯でカバーします。いぼが消えるまで毎日繰り返す、といった具合です。ただ、アロエやティーツリーの分量が多すぎると炎症を起こしかねませんので、水やオイルなどで希釈しましょう。
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