本当の強さは勇気によって計られる

· 12月 30, 2016
私たちは価値あることに努力を注ぐことを学ぶ必要があります。そのためには何かを手放さなければならないこともしばしば。私たちが本当の強さを示さなければならないのはそんな時です。

人間の強さとはなんでしょう?その人が背負っているもの全てが、その人の 本当の強さ なのでしょうか?どうもそれは違うように思えます。

本当の強さとは、沈黙を守る、あきらめる、侮蔑や悪意を耐え忍ぶといったことではありません。強い人間は物事に立ち向い、それを克服して、振り返らずに進んでいくのです。

今日の社会では、教育を受けた人ほど、苦痛を耐え忍ぶことが勇気であると考えがちです。また、「ノー」ということは臆病や弱さのサインであると考える人もいます。

こういう考え方は、個人的な状況において、その人を弱い立場に追い込むことにつながりかねず、本来の自分を失わせ、影のような存在に変えてしまうことさえあるのです。

「他人のために多くのことをしている」とおだてられたり「あなたはとてもよい人だ」とか、「見返りも期待せず、あんなに多くの苦しみを耐え忍んでいるとは、なんて強い人だろう」と言われたりすれば、悪い気はしないかもしれません。でも忘れてはならないのは、すべてのことには代価があるということ。ここで問題になるのは、あなたの健康と自尊心とに他なりません。

本当の強さ は、あなた自身の勇気

母親は「いつかこの子たちには、自分自身の人生を歩んで行って欲しい」と願いながら子育てをします、本当に強い女性です。今という困難な時期が過ぎたとき、その人はきっと自分にふさわしい幸せを見つけることでしょう。

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虐待や他者からの残酷な言葉に「もうたくさん!」と言える女性は強い人です。また、自分はもっとよいものを受ける価値があると気づいて、しっかりと関係に限度を設けて、許容範囲を超えたらきっぱりと、そんな関係を断ち切れる女性も強い人です。

強さとは、自分にとって何が大切かを理解し、本当に払う価値のある努力・犠牲は何かを認識するところに存在します。つまり本当に強い人は、まわりの人たちのことも大切にし、さらに自分にとって大切な事を行っているので、他者から受ける見返りを意識しない事もあるぐらいです。

読書をする女性

「弱くあるように」と教えられる時

この小見出しには驚かれたかもしれませんね。誰が人に「弱くなれ」と教えるでしょうか。それ以上に、もしあなたが単に従順で御しやすい人間というだけなら、いったい誰があなたを必要とするでしょうか。

子育ての仕方は、個人だけでなく文化や国によってもさまざまですが、中には従順という概念があたりまえと見なされている場合があります。

でも子どもを授かった大人たちは、「従順」ではなく「尊敬」という概念を通してお子さんを教育していく必要があります。なぜなら従順は怖れをとおして実現されるのに対し、尊敬は互いの理解と感情的知性通してのみ生まれるものだからです。

従順で弱くあれと教えるような教育は、何よりも家族や権威ある人物におとなしく従うよう強制します。これは家父長制社会によく見られる教育方針です。

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そういう教育は、もし「従順」なら自分はもっと愛される価値がある、と考えるように仕向けます。こういった教育は当然、言われた通りにやることが強さであり、命令に対して心が「ノー」と言っていても、それを耐え忍んで「イエス」と言えることが強さである、という考え方に繋がります。

恋愛関係では、カップルの一方が相手からの感情的な恐喝に負けてしまい、愛する人の要求をすべてかなえなければならないと考える壊れやすい人間に変えられていくことがよくあります。これは「強くあること」ではありません。

踊る女性

強さとは、何にも増して、何かを捨て去ることを学ぶこと

信じられないかもしれませんが、強くなるための考え方を人生にどう適用すればよいかを教えてくれる人はだれもいません。

私たちの社会や家族だけでなく、ファッション業界やマーケティング業界にさえ、私たちがやさしく、弱く、(自社の製品を売りつけるのに都合がいいよう)影響されやすく、すべてに「イエス」と言い、それが真の幸せを勝ち得る道だと信じる人がいます。

でもこれらのことが、私たちに長く「本当の幸福感」を与えてくれるでしょうか。友達の願いをかなえてあげることでいい気持ちになれるかもしれませんが、毎日それを続けるなら、やがて何かがおかしいと気づくことでしょう。

自分にとって何が大切なのかを見きわめ、あなたの時間とエネルギーとを、それだけの価値があるものに費やすことを始めましょう。あなたの強さとはあなたの勇気なのです。もっと強くなるにはどうすればいいかを学ぶために、以下のシンプルな行動計画を実行に移しましょう。

  • 行動する前に、それがどんな結果をもたらすか判断しましょう。
  • 「イエス」と言う前に、もしあなたの心が「ノー」と言いたがっているならどう感じるかを考えてみましょう。
  • 陰で恨んだり泣いたりして日々を過ごしている人たちは、勇気ある人間ではありません。勇気ある人は、希望を持って人生に向かい合い、幸せになるためには決断をくださなければならないと理解します。
  • あなたの時間と努力とを、本当にそれに値する人たちのために費やしましょう。そのとき初めて、あなたは自分自身に満足し、自分は本当に強い人間―自分のため、自分の本質と尊厳のため、そして真実の愛のために毎日闘う者―であると気づくことでしょう。

あなたの人生をどう生きるべきか、どうやったら幸せになれるかを教えられる人はだれもいません。個人的な幸福を得る秘訣は、自分自身で決断をくだすことであり、それはあなたの勇気に反映されているのです。