人には自分だけの時間が必要:一人でいることの本当の利点とは

一人でいることは良くないことだというように思う風潮があるかもしれません。現実は、一人でいるということは成長する時間を与えられるということで、自分自身のベストを発見することができる時間なのです。私たちは皆、一人になる時間が必要なのです。
人には自分だけの時間が必要:一人でいることの本当の利点とは

最後の更新: 03 12月, 2018

一人でいるということにはたくさんの利点があります。

私たちが育ってきた社会は、ロマンチックな恋愛関係に優先順位をつけています。誰かと恋愛関係にないなら、もしくは付き合っても長続きしないのなら、それは失敗だとみなされてしまう風潮があるようです。

社会が作り上げたこの固定観念は、深刻な問題を引き起こす可能性があります。結果として、幸せになるにはパートナー次第だと相手に依存してしまうかもしれません。または、この社会の基準に従えるよう、誰かを探さないといけないと常に不安になってしまうかもしれません。

一人でいることは恐ろしいと同時に豊かなことかもしれない

エッフェル塔の下を歩く

一人でいることは、最初は恐ろしいことかもしれません。一人でいることを選んだことに対する結果はこうです。一人でいることは孤独に直面することー

世の中のたくさんの人が、自分の愛する人を失わないよう、自分自身を辱めているということにあなたはおそらく気づいているのではないでしょうか。自分の存在に意味を与えてくれた人が自分から離れないよう、耐えている人がいるというのを知っているのではないでしょうか。もし相手が自分から離れてしまえば、空っぽに感じ、何をすればいいのかもわからなくなるのです。

人間は社交的な生きものですが、だからと言って、幸せになるためは他人に依存するとか、生きるために他人に頼るということではありません。

依存しすぎて、まるで自分を見失ったかのように感じる人も中にはいます。こういった人たちは自分の意見を持たず、パートナーに依存しすぎている為、自分自身でいることをやめてしまっているのです。

「私は誰?」「私が欲しいのは何?」「私が好きなものは何?」信じられないかもしれませんが、この答えがわからない人が世の中にはたくさんいるのです。もし答えられたとしても、それは自分のパートナーのこと、またはパートナーが欲しいもの、好きなものかもしれません。

一人でいるおかげで、あなたは自分自身を再び発見することができるのです。本当の自分になれるのです。

あなたはこれまで自分をカモフラージュしてきました。恐れのために自分自身でいることを止めてしまいました。しかしそれは、根拠のない恐れなのです。

幸せな生活を送るためには誰かが必要なんてことはありません。必要なのは自分自身です。

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一人でいることを選ぶ人を理解する人はなかなかいない

飛び交うリボンと空に伸びた一本の腕

一人でいることの価値が分かる人はなかなかいません。あなたのことを変わっている、ちょっとおかしい、きっと何かトラウマがあるんだと勝手に思う人が多いでしょう

自分のことを理解してもらおうなんて誰にも期待してはいけません。”友達”だと思っていた人たちがあなたから距離を置くかもしれない、ということに対し、心の準備をしておきましょう。

さらに、あなた自身も、彼らから距離を置いた時、本当の友達ではなかったのだと気がつくかもしれません。しかし、それに気がつくのは良いことなのです。

自分が一人になり、自分の愛する人、または愛していると思っている人に少しのスペースをあげた時、どれほど自分が相手の為に与えてきたか、そして相手が自分にしてくれたことはどれほど少ないかに気がつくでしょうそれに加え、2人の関係の舵をとっていたのは自分だったことに気がつくのです。自分が手を離したら、船は沈んでしまうのです

これが素晴らしい責任だとどうして言えるのでしょう? 現実的とは言えない関係、真実ではない関係にどうしてどっぷりと浸かっていたのでしょう?

その答えは、一人になることに対する恐れです。この恐れは私たちの目を曇らせ、15%も与えてくれない人に100%の自分を捧げてしまうのです。

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自己理解のための時間を取ることの大切さ

鏡の中の顔のない女性

こうしたことに気づくのは素晴らしいことです。しかし、自分は本当に何者なのかということに気がついた時にこそ、さらに素晴らしい発見となるのです。なぜなら、たとえ自分自身のことをよく知っていると思っていても、実はそうではないことが多いからです。

私たちは騒音に満ちた世界に住んでいます。この世界は、陳腐でありふれた会話や偽善的な友情で溢れかえっています。”自動操縦”ボタンを押し、まるでゾンピのように歩き出せば、何も味わわず、人生を経験することもないのです。

一人でいることは、人が思うほどネガティブなものではありません。なぜなら、自分の目を開き、自分自身や人間関係の現実を見ることができるからです。

どれほど自分自身について知らなかったのか、そして自分自身をより良く知るためにどのくらいの時間が必要なのか、あなたは気がつくでしょう。

さらに、愛などあなたのニーズを満足させる義務のある人は誰もいないということに気がつくはずです。自分自身でできるからです。

一人でいることは、素晴らしい道です。誰かに依存することは重い代価を払うことだと理解できるでしょう。その代価とはあなたの幸せなのです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。