疲労感 の5つの理由
疲れの原因には様々なものがあります。一般的には、休息の不足や毎日のストレスなどが原因ですが、さらに深刻な病気の症状であることも時にあります。
なぜ疲れを感じるのかを認識して、その状況を改善する努力をすることが大切です。疲労感は日々の活動の妨げとなり、仕事の成果も下がってしまいます。
これについて詳しく見ていきましょう。
疲労感の原因
1. 朝起きるのが遅すぎる
寝れば寝るほど身体が休まると考えることが多いですが、それは違います。ドイツのライプツィヒ大学が2009年に行った調査で、早起きする人の方が、そうでない人より積極的であるということが示されています。
一方、ロシア科学アカデミーの分子生物学および生物物理学の研究所で実施された調査によると、人は生物時計(体内時計)のリズムによって3タイプに分類できるということです。
この調査は、自分が最も活発な時を最大限に利用するため、最もエネルギーを感じる時間帯を知り、それに合わせて自らの習慣を作り直すべきだとしています。これは自分の「クロノタイプ」を知るということです。
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2. 乱れた食生活
疲れを感じるもう一つの理由は、乱れた食生活である可能性があります。アメリカ国立医学図書館の情報によると、ビタミンやミネラルの不足が疲労感を促進する可能性があります。
このような場合は、必要な栄養素をしっかり含んだ健康でバランスの取れた食生活を送ることが大切です。それと同時に、加工食品や市販のスナックを避けることが勧められます。
3. 座りっぱなしの生活スタイル
何もしないということは非常に疲れることです。座りっぱなしの生活スタイルも、リラックスではなく慢性的な疲労感につながります。そのため、毎日何かしらの運動をすることが勧められます。
コロンビアのサン・ブエナベントゥーラ大学の研究で、スポーツが活力を上げ、ストレスを減らして気分を良くすることが確認されています。
例えば、毎日30分間外に出て歩いてみてください。外での活動はエネルギーを与えてくれるもので、グループの活動に参加すれば友人の輪を広げることも出来ます。
もし気候が悪くて外に出てスポーツをするのが難しい場合は、ヨガ、ピラティス、水泳などの教室に通うのも良いでしょう。
4. 睡眠不足
疲労感の主な原因の一つに、身体を回復させるのに十分な睡眠をとれていないことがあります。アメリカのナショナル・スリープ・ファンデーションによれば、成人の理想的な夜間の睡眠時間は、連続して7、8時間です。
そうすることで、脳やその他の臓器が正しく機能することが出来ます。不眠症であったり良く眠れないという場合は、かかりつけの医師に相談してみましょう。
また、寝る前に携帯やパソコンを使わないようにしましょう。寝る前はリラックスし、考え事をしないようにして、穏やかな音楽を聴くのがお勧めです。
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5. ストレスによる疲労感
自分の手に負えないような困難な状況に陥っている場合は、誰でも疲れを感じるものです。常にストレスや不安感を感じるような状況は負担が大きく、精神疲労の原因となります。
そのため、自分の心の健康を妨げるものがあってそれが分かっているなら、心理士に相談するのが一番良いでしょう。心の健康が良くないと、体の健康もそれに続いてしまいます。
医師に相談を
疲れを感じさせる要因は無限に存在します。ただし、特定の一時的な状況(試験期間や家族の問題など)でストレスを感じることと、慢性的に慰労していることは違う、ということを忘れないようにしましょう。
慢性疲労の場合には、かかりつけの医師に相談して、どの専門家に診察してもらうべきか判断してもらうことが必須です。もしかしたら、単純に何かのミネラル(例えば鉄分)を摂取したり、カウンセリングに行くだけで良いかもしれませんが、医師の指示をすべて守ることが大切です。より良い休息が取れれば取れるほど、より幸せになれるのです。
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