半月板手術後に行う膝のリハビリテーションについて

· 6月 3, 2019
半月板を手術した後に大切なのは膝のリハビリテーションです。手術が終わり医師の許可が降りたら、膝のケアと回復のためにもすぐにリハビリを開始することで膝の可動性が回復します。

半月板の手術後に行う膝のリハビリテーションは、患者の健康状態や怪我の種類によって数週間以上行う必要があります。

リハビリの主な目的は、手術で取り除いた半月板がない状態で、関節の機能を取り戻すのを助けることです。

リハビリ期間は、運動をはじめとする身体活動を再開するための大切な期間であり、合併症や他の病変の発症を防ぐための筋肉の強化にも欠かせません。

リハビリを開始する前には、患者側に多くの疑問や質問が浮かぶことがありますが、リハビリ内容とその開始時期を明確にするためにも、疑問点などを徹底的に検討することが大切です。

半月板損傷が起こる理由

半月板とは、大腿骨と脛骨の間にある線維軟骨で、膝に柔軟性と回転をもたらし関節を安定させながら、体重を均等に配分するのを助けます。

最も一般的な半月板損傷は、膝を変な方向に回転させてしまった場合、体重をうまく支えられなかった場合、そして負荷がかかった場合などに起こります。

また、時間とともに悪化する変性状態の結果である可能性もあります。

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半月板手術とは?

膝の手術

膝の手術を含む外科手術は、日々進歩しており、最近では、膝は関節鏡を使用して行う手術がより一般的です。

  • 関節鏡手術は、感染症のリスクを最大50%まで減らし、より迅速な回復を可能にします。
  • 医師は局所麻酔または脊椎麻酔を使います。
  • 膝を切開したあと関節鏡を挿入します。
  • 鉛筆ほどの大きさであるこの手術器具を使うと、小さなカメラを通して医師が怪我の状態を知ることができます。
  • 傷ついた部分を切除するか、外科手術を行うかを決定して手術を行います。

膝リハビリテーションの目的は何ですか?

膝は複雑で繊細な構造をしているため、半月板手術を行った後には専門家の指導の元で完全なリハビリを行うことが不可欠です。

回復期間やリハビリを無視すると、別の関節の病気や症状に悩まされます。

膝にリハビリを行う主な目的についてご紹介します:

  • 回復プロセスを促進するための血液循環を刺激する
  • 膝を固定することで起こる関節のこわばりを緩和する
  • 膝を動かさないことによって起こる筋肉の萎縮や筋力低下を防ぐ

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リハビリを開始する時期

半月板手術後の膝のリハビリテーションはすぐに始めるべきです。実際、手術が終了したらすぐに、回復のサポートをするエクササイズとケアを組み合わせて行うことが大切です。

また膝のエクササイズは、医師や理学療法士の監督のもとで術後24時間以内に開始することがほとんどです。

半月板手術後のリハビリ計画

半月板の手術を行った場合は、関節のリハビリが不可欠です。

手術の補完となるこの治療方法は、理学療法士とともに段階的に行われます。

リハビリの期間は、半月板の回復や修復に必要な期間と密接な関わりがあり、各患者の症状や回復状況に応じて、段階的に行わなければなりません。

内部の半月板のリハビリに必要な期間は3~5週間ですが、外側の半月板のリハビリは、7週間以上になることがあります。

どちらの場合も個人差があるため、医師や理学療法士の指導に従い、疑問点などは質問するようにしてください。

手術後のケア

手術直後に、最初の膝のリハビリが始まります。

これは、関節の可動性を回復するための本格的なリハビリを行う前に炎症を軽減するのに役立つ方法です:

  • 膝を上にあげたままにする
  • 患部を氷などで冷やす
  • 痛みを和らげるための鎮痛薬と抗炎症薬の使用
  • 手術膝に膝で全体重を支えないように松葉杖を使用する

リハビリに効果的なエクササイズ

運動を行う女性

膝のリハビリの大部分は、理学療法士の指導で行われる理学療法と運動で、膝の状態を回復させながら、膝の動きや活動を再開するサポートをします。

リハビリを行う際に考慮すべきいくつかの側面をご紹介します:

  • リハビリの際に行うエクササイズは、リハビリの一環として行う理学療法や他の予防法と同時に行いましょう。
  • エクササイズは、怪我の種類や受けた手術によって異なります。
  • リハビリとして行われるエクササイズやトレーニングは、段階的に行われるべきであり、患者の年齢、体調や運動能力、または持病などの情報を考慮した、各個人に合うものでなくてはいけません。
  • 患者が強度の高い運動ができるようになるまでには、何週間もかかります。最初の6週間は、患者はしゃがんだりひざまずくことができません。
  • リハビリの期間には個人差があります。すべての患者に同じ療法を行うことはなく、各個人に合うプログラムが組まれます。従来の手術ではなく関節鏡下手術の場合は、回復がはるかに早いと言われています。
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