てんかんは、脳のいくつかの領域のニューロ…
肌荒れしちゃう! 反応性肌の症状、原因、対処法って?
敏感肌は、赤みや乾燥、ヒリヒリ感など、様々な肌の疾患と混同されやすい困った問題です。では、敏感肌とはどういった意味で、どうやって治療することができるのでしょうか?

反応性肌は、様々な要因に対する過剰な過敏性と関係している、非常に一般的な問題です。赤み、乾燥、テカリ、ヒリヒリ感などが突然現れます。多くの場合、原因は不明です。
反応性肌は、女性により多く見られます。事実、専門家によると、女性の3人に1人は反応性肌に悩まされているそうです。中には、症状があまりに頻繁に出るので、実際にはそうではないのにこれが「正常な肌」と解釈してしまう人もいます。多くの皮膚科医が、反応性肌を分類するのに苦労しています。
皮膚が様々なものに反応してしまうこの状態は、しばしば「敏感肌」、「過敏肌」、「不耐性肌」などと呼ばれることもあります。しかし、これらの用語はどれも完全には正確ではありません。反応性肌自体は病気ではありませんが、本人は不快感を感じます。では、何がこの反応性肌を引き起こすのでしょうか? また、症状を抑えるためにはどうすればいいのでしょうか?
反応性肌とは?
少し前までは「敏感肌」という言葉が使われていました。しかし、皮膚科医らは「反応性肌」という言葉の方がより正確だと考えています。反応性肌は、通常何も反応を引き起こすべきではないものが引き金となって、ヒリヒリ、かゆみ、痛み、または刺すような不快な感覚を引き起こすタイプの肌、と定義されています。
実際、反応性肌は、他の病理学で皮膚の変化を説明することができない場合にのみ言われます。つまり、反応性肌が引き起こす症状は、特定の物質に対するアレルギーや、スクラブ石鹸のような刺激の強いものなどで説明することができないのです。
症状のもう1つの特徴は、一般的に断続的に起こるということです。言い換えれば、現れては消える、いう状態を繰り返すのです。化粧品の使用が引き金となるのが頻繁に見られます。
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反応性肌の原因
科学では、反応性肌が存在する理由をまだ理解できていません。しかし、この現象を説明できる3つの仮説があります。
- 表皮仮説。表皮にある皮膚のバリアーが機能していないことを示唆しています。したがって、表皮が外部の要因から皮膚を十分に保護できていない状態です。
- 生化学的仮説。反応性肌の症例はTRPチャネルとして知られるものの異常であると示唆しています。TRPチャネルは脳や神経終末に位置しています。
- 神経原性仮説。反応性肌を持つ人は表皮内神経線維の数が少ないと示唆しています。また、反応性肌の人は炎症性メディエーターの放出量が多いとも説明されています。
さらに、専門家らは、皮膚の反応性を誘発するいくつかの要因を突き止めました。例えば、以下のようなものです。
- 化粧品の誤用
- 特定の化学物質に継続的にさらされていること
- 環境汚染
- 熱および放射線
- 極端な温度
- 特定の薬
- ストレス
- 睡眠不足
- 乾燥
- アルコール
- 辛いものや味付けの濃いもの
肌の反応を防ぐためのステップ
反応性肌の人は、使用する製品に注意する必要があります。専門家らは、それぞれの人に最適な特定の製品を相談できるよう、皮膚科医に聞くことを勧めています。
スキンケアに使用するものを調整するだけでなく、皮膚の洗浄と保湿を最適化することが重要です。2~3時間ごとの日焼け止めの塗り直しも基本です。
同時に、刺激を与える可能性のある成分が含まれている化粧品は避けることも大切です。例えば、プロピレングリコール、TCA、AHA、アルコールなどです。さらに、反応性肌の人は、レチノイドやヒドロキシ酸を含む保湿クリームは避けましょう。そして、アンチエイジング製品や強力なスクラブ剤も刺激になることがあります。
反応性のある肌を清潔にし、潤いを与えるためには、ローションやクリームを使用するのが最善です。これらの製品は、擦らず、肌の上で軽くたたくようにしてつけてください。
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まとめ
反応性肌の治療は、診断と同じく複雑です。まず第一に、皮膚科医は他の疾患の可能性を除外しなければなりません。そうしてやっと、それぞれの患者に最適な製品を紹介することができます。同じように、どの製品の使用で最も症状が誘発されているかも判断する必要があります。
時には、アトピー性皮膚の治療に一般的に使用されている薬を勧められることもあるでしょう。いずれにせよ、このような肌の状態の人は、肌に潤いを与えることが不可欠です。これは、ローションを使用するということだけでなく、水をたくさん飲むことも意味します。