ガン予防に効果的なアルカリ性食品

ガンの進行と体内のpH値には深い関係があるのをご存知ですか? 体内が酸性に傾くと、ガンなどの疾患を発症しやすくなるためアルカリ性の食品を摂取するように心がけることがガンの予防に効果的です。本記事でアルカリ性食品について詳しくご説明します。
ガン予防に効果的なアルカリ性食品

によって書かれた Yamila Papa Pintor

最後の更新: 26 5月, 2022

世界中で多くの人がガンを発症しており、今でも死因のトップを占めています。

ガンを発症する理由の一つが食事だと言われています。今回はアルカリ性食品とガンの予防の関係性についてご説明します。

アルカリ性食品とは?

アルカリ性の食品の効果についてお話しする前に、アルカリ性の食事についてご説明します。

血液のph値を上昇させ、ウイルスやがん細胞の成長を促進する酸性の環境を防ぐためにアルカリ性の食品を取ろう」というのがアルカリ性の食事法です。

この食事法は、酸性食品ではなくアルカリ性食品を積極的に選び、体に良い調理方法を選ぶ必要があります

例えば、生または蒸すという調理法は「揚げる」調理法よりもはるかに健康に効果的です。

アルカリ性食品

ガンやその他の疾患の予防にはアルカリ性食品の摂取が欠かせません。アルカリ性の食品の中でも最も効果の高い食品をご紹介します。

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生野菜

バスケットに入った野菜

本来は酸性である野菜の中にも、体内に入るとアルカリ性になるものがあります。

そして生で食べることで、野菜に含まれる栄養素を全て体内に取り込むことができます。茹でたり高温で調理すると野菜に含まれる多くの栄養素が失われてしまいます。

これらの食品を毎日の食事に取り入れてみましょう:

  • アスパラガス
  • キャベツ
  • ブロッコリー
  • ケール
  • 芽キャベツ
  • ナス
  • ニンニク
  • チャイブ
  • 玉ねぎ
  • セロリ
  • きゅうり
  • ピーマン
  • 人参
  • レタス
  • エンダイブ
  • クレソン
  • ビーツ

 

果物

ココナッツ

果物には素晴らしいアルカリパワーがあります。柑橘類などはpH値が低い果物ですが、朝食、午前中のスナック、そして食後のデザートにぜひ果物を食べてください。

果物にはビタミンが豊富に含まれているため、ガンの予防に効果を発揮します。

おすすめの果物をご紹介します:

  • リンゴ
  • アプリコット
  • アボカド
  • バナナ
  • ベリー類、ブラックベリー、チェリー
  • スイカ
  • ココナッツ
  • ナッツ類

これらの果物には体の健康に効果的な脂肪酸が含まれており、体内のph値を上昇させます

ナッツ類はカロリーが高いため避ける人も多いですが、心臓疾患の予防や減量効果のある食品です。

ヒエ

ヒエ

穀類の中でも100%アルカリ性であるヒエは、アルカリ性の食事におすすめです。穀類を選ぶときはぜひヒエを選びましょう。

まずは水に浸した後調理してください。ヒエは様々な料理に活用できます。

はちみつ

はちみつが一生懸命働いて作るはちみつはアルカリ性の食品で、天然の抗酸化物質が豊富に含まれています。

紅茶やデザートの甘みや、インフルエンザや風邪の時に摂取してください。

クロロフィル

クロロフィル

植物の成分でできたこのグリーンジュースは酵素や栄養素が豊富に含まれています。

アロエベラのゲルがクロロフィルとして最も知られていますが、小麦若葉を水で薄めて青汁として摂取することもできます。

午前中に飲むのがおすすめです。

アルカリ性の食事

これまでアルカリ性の食品をご紹介してきました。ここでは、なぜアルカリ性の食事がガンを予防に効果を発揮するのかをご説明します。

私たちの体内細胞は、体内でその仕事をするために、グルコースと酸素(そして栄養素)を必要とします。

細胞が必要とする栄養素が供給されないと、細胞が弱まり、がん細胞などの攻撃を避けられなくなります。また体内が酸性になりすぎると免疫システムが弱まった時も同じです。

細胞1

がん細胞はph値が7.4. で増殖しますが、 8.4 (アルカリ性)になると自動的に死滅します。

言い換えると体内が酸性だとがん細胞がより成長しやすい環境になります。

細胞2

アルカリ性の食事を摂取することで、ph値を上昇し有害な細胞の成長を減少します。

免疫システムを強化することで、有害物質と老廃物を体外に排出する働きのある細胞に酸素が供給されます。

しかし、体内組織や器官が酸性に傾くと細胞に酸素が供給されない状態となり、がん細胞にとっては最高の状態となります。

またアルカリ性の食事を心がけることで、コレステロール値を下げ、肥満や心臓疾患のリスクを下げることができます。

アルカリ性の食事を心がける中で、避けたほうがよい食品をご紹介します。

  • 乳製品(バター、牛乳、チーズ)
  • 肉類(赤身肉、豚肉、子牛の肉、鶏肉)
  • 魚介類と牡蠣
  • 一部のナッツ類(カシュー、ピーナッツ、ピスタチオ)
  • 生成された小麦粉(パン、クッキー、焼き菓子類)
  • ソースとドレッシング(トマトソース、醤油、マスタード、マヨネーズ、酢をベースにしたドレッッシング)

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