ガッカリした時の対処法

何かに失望した時、私たちの気分はひどく落ち込みます。しかし、対処の仕方によっては私たちを精神的に成長させてくれる人生のレッスンとなるのです。
ガッカリした時の対処法

によって書かれた Raquel Lemos Rodríguez

最後の更新: 06 12月, 2022

あなたは、ガッカリした時どのように対処していますか? ひどく気分が落ち込み、あなたらしくない行動をしていませんか?

信じていた人に裏切られたり、傷ついたり、あなたは大きな痛みを感じています。でも、それがあなたをより成長させるために必要なものだったとしたら?

私たちは、信じていた人に裏切られるとどうしてもその相手を責めてしまいます。

でも、失望は実際私たちを成長させるのに役立つということを理解する必要があります。

失望によって、行き過ぎた期待をしていたと明らかになる

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私たちは皆、期待を持って生きています。しかし、期待に100%の信頼を置くことは間違っているかもしれません。新しい仕事を手に入れる、あの人から電話がかかってくる、なんて期待をしていると、きっとそれらはあなたをガッカリさせる原因となるでしょう。仕事が手に入らなかったり、電話がかかってこなかったら、あなたはどんな気持ちになりますか?

私たちは、周りの人たちが皆、自分が思うように行動すべきだと考えています。誰かと何か約束したら、もちろんその言葉は絶対に守られるべきだと信じます。

電話をしてくれなかったあの人は、他のことで忙しくてただ電話をするのを忘れてしまったのかもしれません。あなたが手に入れられなかった仕事は、単純に他の人の方がその仕事との相性が良かったのでしょう。

そんなシンプルなことなのに、私たちは期待通りに物事が進まないと、悲しみや失望の気持ちに埋もれてしまいます。

現実的ではない期待は、たくさんの失望を生み出し、あなたの幸せを感じる瞬間を奪っていきます約束通りに物事が進まないだけで、あなたは傷ついているからです。

周りの人に、あなたと全く同じように考えたり、行動させたりすることは不可能です。私たちは、一人一人異なった人間なのですから。人生は曲がりくねった迷路のように複雑で、ハッキリとした保証はどこにもありません。

物事を計画通りに進めようと自分自身に約束するのは、悲しみと苦しみを自分に保証しているだけです。

ですから、失望は、周りの人や自分自身への期待を止めるためのチェックになります。間違った幻想を作り出すのを止めて、人生の中に起こる色々なことを受け入れるのです。

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自分を犠牲にしすぎていませんか?

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ガッカリするときの多くは、何らかの人間関係が関わっています。 自尊心が低い人ほど感情的なサポートを必要とし他人に大きく依存をしがちです。

突然、あなたは他人から認められようと望んでいることに気づくかもしれません。周りの人に認められた時だけ幸せを感じたり、あなたが大切に思っている人たちがどう感じるかによってあなたの感情も変わってきます。

友達があなたとの約束をキャンセルすると、落ち込むでしょう。誰かがあなたとの約束をいきなり変えたりすると、感情のジェットコースターに乗っているような気分になります。

あなたは感情的な避難所を他人に求めるようになります。自分を犠牲にしてまで相手の気分を良くして、自分が幸せを感じるために相手から認められようと期待しています。周りから認められるのが全てだと思わないでください。自尊心を高く持ちましょう。自分を一番最初に置き、自分の中に幸せを見つける時です。

人生にはレッスンがたくさんあります

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私たちは、何かに傷ついた時に学ぼうとします。でも、その痛みがあまりにも大きいと、痛みを癒すことだけに集中してしまい、どんな教訓が得られるのかに意識が回りません。

失望、苦しみや心の痛みは、私たちに何を教えているのでしょう? 解決すべきことがあなたの人生の中にあるのだという事実です。周りを変える必要はありません。あなた自身が変わるのです。

人生には、数多くのレッスンが存在します。そんな時、私たちは罪悪感でいっぱいになったり、時には犠牲者だと感じることもあるでしょう。

でも、そのように問題に向かっていては、解決することはできません。自分自身をケアし、自分を愛し、自分自身を一番先に考え始めた時に、初めて問題を解決することができるでしょう。

最初は難しいかもしれませんが、こんなことでガッカリする必要はないんだと気がつける日がきっとやってきます。約束が変わっただけで、失望し傷つくなんてこともなくなります。

同じ障害に何度もぶつかった時だけ、最終的に私たちはそれを克服する方法を学ぶことができます。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。