害になる家族から自分を守る
もし家族の誰かに操られていると感じたくないなら、限界を設定して自分自身を守らなければいけません。自分がどのように感じているかを人に話すことは決して我がままではなく、誠実だということです。
どういう家族や親戚の中にも、たいてい一人ぐらいは、自分のことしか考えずあなたの感情を軽視したり、操ろうとしたりする人がいるものです。家族の問題とは血のつながりがあり複雑なだけに、そんな家族から自分の身をどのように守ればいいのでしょうか。
害になる家族の一員によって、家族が苦しむ時
周囲に害になる家族の一員がいる場合、生活の質そのものに大きく影響してくると専門家は言います。我がままだったり操ろうとしたりする人が友達なら、友達をやめて新しい友達を見つければいいでしょう。しかし思い通りに操るのがうまい人が、自分の母親や兄、夫だとしたら、どうなるでしょうか? ことはたやすくないことは容易に想像できます。
単純に、母や兄、もしくは姑との付き合いを終わらせることはできません。複雑で、そして難しい沢山の感情や気持ちが問題を取り囲んでいます。身内や血縁の繋がりをそう簡単に裂くことはできません。しかし、多くの人が自分の健康を守るためにその選択をしているのも事実です。害になり得る家族の一員は、貴方の情緒的なバランスに傷を付けます。例を挙げると、自分の子供の友達や交際を批判したり、結婚相手を自由に選ばせてあげない親などです。私たちは誰も完璧ではありません。しかし自分の兄や姉が問題を投げ込み、傷つけるようなことをしてきたら、どうやって対応すべきなのでしょうか?
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1.自分はどうしたいか、どんなことは許可したくないかの限界を知っておく
ケースを見てみましょう。自分のパートナーの両親から夕食に呼ばれたところ、辛い食事が出てきました。辛い物は苦手です。しかし先方の両親にそれを理解してもらうのは期待できない雰囲気です。そこで、失礼にならないためにも、だまってその食事を食べることを選びます。しかし毎回ご馳走になる度に辛い料理が出てきたとします。相手の両親に「辛い物が苦手」なことを伝えざるを得ないとしても、「なんでもっと早く言わなかったの?」という言葉が聞こえてくるかもしれません。
これは自分の出来ることと出来ないことを人に知らせる方法の例に過ぎませんが、もし母親の所へ毎日通えない場合、姉と一緒に買い物に行けない場合、それを知らせましょう。子育てに関して他人にとやかく言われたくない場合、それを伝えましょう。自分の声を、怒らずに相手に伝えましょう。怒りの感情に任せて絶縁となるのは避けたいので、相手をいたわり尊重することを忘れないように話しましょう。話すことは我がままではなく、誠実なことです。
2.見下さずに、でもきっぱりとした態度をとりましょう
世話をしてもらっているにも関わらず「自分はいつも一人だ」という苦情を言う家族がいると、傷つけたくないし黙って発言を控えることがよくあるものです。でも、身内から「あまり助けにならない」と言われたら、相手を十分に尊重しつつ、真実をはっきり告げる必要があります。「行ける時はいつも行っているし、必要な時はいつでも電話していい」「必要な時はいつでも行くけど、こちらも色々と大変な状況なのだから、それも理解してもらいたい」と、相手を思いやり誠実な態度で言いましょう。本当のことをはっきりと、そして自分の気持ちもきちんと伝えましょう。できることとできないことを伝え、こちらも相手に尊重してもらうことを必要としている、と伝えましょう。
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3. 家族を無条件に支えましょう。しかし、まずは自分のことが優先です。
家族のことが大切なのは分かっていますが、家族は私たちの生活の一部である分だけ、傷つけられたり、有害な存在になり得やすいのです。子供の頃に不当な扱いや虐待を受けたりしている人もいます。こういう人と心のこもった関係を持つことは不可能なことで、これははっきりとしています。自分が成熟していること、幸せを意識して日常においてバランスの取れた人間であることを自覚し、常に自分の自尊心を大事にしましょう。もし家族の一員に傷つける人がいれば、自分自身が平穏を完全に取り戻すまで、距離を置くことが重要です。
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