幸せな関係を築く秘訣

7月 6, 2015

人間って奇妙な生き物だと思いませんか? やるべきことが山のようにあって、毎日同じパターンの生活を繰り返す、そんな時間との戦いに明け暮れる人生を送っています。少し時間に余裕があると、テレビやフェイスブックで気を紛らわせたり、人と騒音に囲まれてみたり、ともするとアルコールドラッグに溺れてしまったり。この毎日「行う」ばかりで「存在する」という部分が消え去ってしまった渦の中で、人間の外面ではなく内面の、最も重要な部分が失われてしまっているのです。

まずは自分を受け入れることから

一人でいることに恐怖感を感じる人々がいます。そういった人は、誰かがいてくれさえすれば、その誰かとの関係の質自体は構わない、ということがよくあります。こうした一人になることへの恐怖感は、自分の中の最も深いところにある感情に触れることへの恐れの反映です。そういう感情は、嫌なものだったり、つらいものであったりするからです。ですから、自分の外にあるもので気を紛らわせたり、感覚を麻痺させてしまった方が楽だと感じるのです。

しかし、もしも感情が訴えかけるものに耳を傾けたり向き合ったりすることをせず、自分の弱さと強さをありのままに受け入れなければ、自分が受け入れられなかったものを他人に受け入れてもらうために、自分ではない何かになりすますような、仮面を被った人生を送ることになってしまいます。

人間は、感情のないゾンビとして生まれてくるわけではありません。赤ちゃんは自分の感情を判断せず、単純に感じたことを表現します。しかし残念ながら、社会と関わっていく過程で、無視されたり、傷ついたり、馬鹿にされたり、虐待をうけることがあります。幼い子供は、自分が愛情や尊敬を受けるに値すると感じるためには、まだ他人に頼らなければならないため、このようなケースでは、心の痛みを無意識下に埋めてしまうことが唯一の対策となってしまいます。しかし大人になると、自分自身の精神面の健康を保つ責任を負い、傷をいやして、自分の内にまだ残っている「子供」のニーズに応えてあげなければなりません。そうしなければ、私たちは虚無感を抱えて生きることになり、それを表面的な嘘の人間関係で埋めてしまおうとするのです。

 

ウチからソトへ流れ出す愛

最も重要なことは、自分の一番掛け替えのないもの、つまり自分の「本質」を見て、愛し、そして尊重することです。自分のことを愛せば愛するほど、その愛情を他人と分かち合いたいという気持ちが強くなります。本物の愛情は、自然と外へと広がっていくものだからです。この衝撃波は留まることがなく、愛情を他人と分け合いたいという気持ちは避けられなくなります。これは、虚無感や仮面ではなく、充実感と自分に正直になることから生まれるものです。

私たちは、学び、成長し、愛し、共に楽しむために、誰かと関係を築きます。なぜなら、自分を愛し、他人を愛する能力を広めていくことが、私たちのこの世での使命だからです。これを理解し、このために生きようとするとき、偽りのない無条件の愛が何よりの宝物だとあなたも実感するでしょう。

富、快楽、成功、財産などでは、本当の無条件の愛が生み出す充実感を補うことはできません。しかし、このためには、自分を愛して受けいれることから始めなければならないのです。私たちが相手に求める安心感や信頼の半分は、実は自分を愛することで補われるものです。相手に愛してもらおうとか、自分を愛することを要求するよりも、自分に対する愛情を、パートナーと分け合ってみてください。皮肉のようですが、こうしてあなたが相手に与えているものは、その人が常に他人に求めていながら、自分からは人に与えることができなかったものなのです。

自己放棄や自己否定は、カップルが上手くいかない大きな原因の一つです。自分自身を心から愛することを学ぶことは、より健康的な関係を築くことにつながります。誰かに愛され誰かを愛することは素晴らしいことです。しかし、自分が持っていないものを相手に与えることはできません。自分を愛することを学ばない限り、他人を愛することはできないのです。

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