不整脈

· 6月 2, 2018

心拍リズムや心拍数が変化するというのはよくあることです。幸い、多くの場合は何の問題も引き起こさないことが多いでしょう。

不整脈って何?

まず最初に、不整脈とは、生理的な説明を伴わないが心拍数や心拍リズムの両方に影響を与える変化のことです。心拍数とは、1分間あたりの回数で、リズムは定期的にも不定期にもなりうるものです。不整脈は心拍数に影響を与える病気です。

なんらかの理由があって神経質になり、心拍数が上昇したのなら、それは必ずしむ病理学的なものではありません。実際のところ、それはナーバスになったことによって引き起こされた緊迫状態のせいだからです。例えば、脅されていると感じた時などです。

ところが一方、もし”何の理由もなく”心拍数が変化したのなら、それは病理学的なものだと言えるでしょう。そのようなケースでは、病院を受診しさらに複雑な検査を受けなくてはいけません。不整脈とは、心拍数の増加または減少、または正常な心拍リズムに変化が起きている可能性があるからです。

不整脈とは以下に由来します。

  • 心臓の鼓動リズムの疾患
  • 心臓の状態の変化
  • 上記の両方

頻脈性不整脈

頻脈性不整脈とは、脈が1分あたり100回を超えて速くなる頻脈です。その原点にもよって以下のように分けられます。

  • 上室性:ヒス束より上部が原点となる。心電図においてQRS群の幅が狭い。(<0.12秒)
  • 心室性:ヒス束より下部が原点となる。心電図においてQRS群の幅が広い。(>0.12秒)

期外収縮

心電図

心房期外収縮は心房の異所性焦点の結果として現れます。心房性脱分極が進みますが、これは”早期”収縮を生み出します。異所性心拍動が起こった後、正常の拍動によって短い小休止が起こります。房室結節レベルでのインパルスが房室期外収縮を引き起こします結果、心房の活動が退化している間、心室の興奮伝達は通常となるのです。

異所性心拍動の後、代償性休止期があり、正常の拍動が続きます。期外収縮は大変よくあることです。実際、最も頻繁に起こるタイプの頻脈です。普通、他の問題を引き起こすことはなく、治療も必要としないでしょう。

頻拍

  1. 洞性頻脈は、例えばエクササイズ、不安感、痛み、熱、カフェイン摂取など多くの場合において、極めて普通の反応です。このような場合の頻拍を治療する必要はありません。洞性頻脈は単に拍数を増加させているのです。このケースでは、心拍数は私たちの持つ”本物のペースメーカー”である洞結節に始まりますが、1分あたり100回以上となるでしょう。
  2. 心房頻拍はまた”加熱現象”としても知られており、異所性心房焦点から始まり、正常値を超えた頻拍を引き起こします。これは心拍を作り出すことを”引き継ぐ”ための異所性始点を引き起こすのです。これは大変特異な過程です。心拍数は徐々に増加し、最大に到達した後減少していきます。治療にはベータブロッカーやカルシウム拮抗剤などが用いられます。
  3. 心室頻拍はヒス束の下方の異所性始点から始まります。心室頻拍の主な理由は古い心筋梗塞です。

心房細動

心臓

心房細動は期外収縮不整脈の最もよくあるタイプで、非常に速く、乱れて非同期なリズムから生じる無効な心房収縮で構成されています。心房としての血液のよどみは正常に収縮しません。

  • 血液貯留(血行停止)は塞栓症のリスクを上げる血餅リスクを上昇させます。実際、心房細動(AF)は塞栓症(肺血栓塞栓症、脳卒中…)の主な原因です。
  • 心室が正常に満たされないと、心臓から体に押し出された血液量が減少します。
  • 最終的に、血液が滞るに連れて心房内の圧力が強くなり、肺水腫を引き起こす危険もあるのです。

治療:

  • 洞律動を再度整え、心室を落ち着かせる
  • 塞栓症を予防する
  • 不整脈発作を予防する

電気的または薬物的カーディオバージョンのいずれも洞律動を再度整えることが可能です。一旦リズムをコントロールすることができれば、ベータブロッカーが頻度をコントロールしてくれるでしょう。さらに、抗凝固薬や抗血小板薬も塞栓症の予防に役立つかもしれません。抗不整脈剤は再発を予防してくれるでしょう。

心室細動

心室細動は普通、急速かつ繰り返される心室頻拍から起こります。つまり、不規則で急速、完全に無効なリズムが現れるのですが、これは数分で心停止、つまり死へと導くでしょう。

迷っている暇はありません。AED(除細動器)が近くになければ、AEDが来るまでの間に心肺蘇生法を行う必要があるでしょう。こちらの動画から心肺蘇生法の仕方を確認しましょう。患者の命を救うにはAEDがすぐさま必要なのです。

徐脈性不整脈

洞性徐脈:洞不全症候群

聴診器

心拍数が60以下に下がるというのは洞結節機能の変化、”心臓ペースメーカー”が原因です。洞結節へのダメージは以下のようなことが原因で起こります。

房室−心室ブロック

これは心房と心室の間の電子的インパルス伝達での遅れがあるところで起こります。不整脈の深刻さは1〜3の段階に分けることができます。

  • 第1度ブロック:ブロックなしのインパルス伝達スピードの低下。
  • 第3度ブロック:電子的インパルスの完全なブロック。心室の心房は”遮断”されている。症状は”補充調律”が始動しているかどうかによる。ブロックポイント以下のリズムの生成から成るが、これは心周期を持続させる。ペースメーカーが必要となるでしょう。
  • 第2度ブロック:部分的インパルスブロック。ブロック1型またはモービッツ1型、ウェンケバッハと呼ばれる型と、ブロック2型またはモービッツ2型と呼ばれる型の2タイプある。
  1. 1型:伝達スピードは、一度または複数の遮断の伝達が行われるまで徐々に減少します。したがって、正常なリズムが戻ります。良性で無症候性だとされています。
  2. 2型:突然、遮断が起こります。頻繁ではありませんが、完全にブロックしてしまうため、より深刻なものです。この遮断は再び怒るかもしれません。通常、ペースメーカーを付けることが必要となるでしょう。