どの種類の塩が一番ヘルシー?
塩は世界中どこででも使われている商品です。
家庭でもプロのキッチンでも使われているからこそ、どの種類の塩が最もヘルシーなのか知っておくことが大切です。
食の世界では塩は不可欠なものです。
もしかしたら料理の中で最も大切な要素とも言えるかもしれません。どれがヘルシーでどれがそうでないか、しっかりと把握しておきましょう。
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塩の種類
1.一般的なテーブルソルト
食卓塩やテーブルソルトと呼ばれるこのタイプの塩は、最も一般的に使われている塩と塩化ナトリウムで、化学過程を経て抽出されます。
製造過程でヨウ素やフッ素などその他のミネラルが加えられ、それと同時に添加物や保存剤も加えられます。
2.未精製のシーソルト
シーソルトは塩水を蒸発させるナチュラルプロセスを経て得られる塩です。
塩化物、ナトリウム、フッ素その他添加物で構成されており、塩化ナトリウムはその基盤となっています。少し灰色ががった色味をしており、テーブルソルトに比べて味が濃い上に健康的だと言われています。
一般的な塩に比べて少々値段が高いようです。塩を使うときに大切なのは、適量を使用することで、使い過ぎは決して良くありません。
3.天日塩
この塩は、塩田から取れます。伝統的な職人技によって大西洋や地中海から採取されます。とても味わい深いので料理に多く利用されます。
これは低浸透圧性といって、摂取しても体液貯留を引き起こしません。
ほかの塩と比べてもナトリウムが15%、塩化ナトリウムにいたっては92.9%も低いです。味も刺激が少なくとてもまろやかです。
4.ヒマラヤンソルト
原産地はパキスタンとラテンアメリカで、実はヒマラヤではありません。必須栄養素とミネラル、微量元素がたっぷり含まれていることから、だいぶ前から名が知れ渡ってきました。
この塩は身体機能に素晴らしい影響を与えます。また、色味もピンクであることからほかの塩と比べて魅力的だとされてきました。
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塩の種類、どれが一番ヘルシー?
どの塩もヘルシー、天然、ピュア、などという宣伝文句があります。どれを買ったらいいかわからない方、以下のアドバイスを参考にしてみてください。
・すべての塩には塩化ナトリウムが含まれていますが、多すぎるものは避けましょう。
・摂取しすぎは良くありません。ナトリウムはほかの食材からも体内に入ります。
・塩は主に味付けに使われますが健康目的ではありません。
・最も栄養価の高い塩はナチュラルプロセスを経て得られるものです。岩塩やミネラルソルトなどがそうです。
・宣伝をすることでナチュラルソルトの値段は高くなります。経済が自然界を支配してしまっているのです。そのため本当にその商品の値段が妥当なものなのかどうかは定かではありません。
どれだけ摂取するべき?
問題は塩そのものではなく、その摂取量です。
塩の使い過ぎは、心臓血管の不具合、腎不全、胃の不調など健康を害する恐れがあります。
塩の種類をしっかり把握して、代用品を使えるときはそうしましょう。状況に合わせてベストな選択をしてください。スパイスや香り豊かなハーブは、塩の量を抑えるのに役立ちます。
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- Accurate Measurements of Sodium Intake Confirm Relationship with Mortality. Brigham and Women’s Hospital. 2018
https://www.brighamandwomens.org/about-bwh/newsroom/research-briefs-detail?id=3053 - Errors in estimating usual sodium intake by the Kawasaki formula alter its relationship with mortality: implications for public health. International Journal of Epidemiology DOI: 10.1093/ije/dyy114