脱水状態を防ぐ、自宅で作れる電解質飲料

脱水状態を防ぐ、自宅で作れる電解質飲料

最後の更新: 03 3月, 2019

失う水分量が摂取する水分量より多くなると、脱水状態になり、症状も時によっては深刻です。自宅で作れる電解質飲料の作り方を覚えておきましょう。

毎日、汗や尿として人間の体は水分を失います。失った水分は食事や飲み物で摂取しています。普段は体が全てのバランスを整え、失った分を補うようにできています。

特定のナトリウム、ポタシウム、塩素などの特定のミネラルも水分のバランスの調整に関わっています。今日の記事を読んで、脱水状態に陥る原因、症状、手当の仕方を学びましょう。

水分を十分に摂取しなかったり、体内の水分を普段以上に失う事で脱水状態に陥ります。水分量のバランスが崩れて、脱水状態になるのです。年齢や、水分が減る状況によって、ゆっくり症状が現れたり、急に現れたりします。

  • 幼い子供や赤ちゃんは、体が小さく、体内に貯蓄できる水分量が少ないため、脱水状態になるリスクが高いです。
  • もう少し成長した子供や、10代の子供は水分量の不均衡に対応できます。

脱水状態の原因

頭痛
  • アルコールの飲みすぎ。アルコールは利尿作用があり、排尿を促します。また脱水症状の1つであるひどい頭痛に襲われます。
  • 糖尿病。血糖値が上がった状態が長時間続くと、腎臓はグルコースを尿として排出し始め、体内の水分量を減らしてしまいます。
  • 大量の失血や、血液量減少。
  • 黄熱病や、ウィルス性胃腸炎などによる下痢と嘔吐。水分を体から排出し、脱水状態と電解質の不均等を引き起こします。

こちらもお読みください:よくある頭痛の原因5つ

脱水状態の症状

  • 不安、イライラ、不眠
  • 冷や汗や肌が冷たくなる。
  • 元気が出ず、衰える。
  • 泣いても涙がでない
  • ネバネバした乾いた口、舌。
  • 尿の量が減る。色が濃くなったり、8〜12時間尿が出ない。

自宅で作れる電解質飲料

飲み方

今日紹介する自宅で作れる電解質飲料は、1日を通して飲み、作ったその日に飲みきるようにしましょう。もし下痢や嘔吐があるなら、どれだけの水分を失っているかを気にしながら、その分を補えるだけ飲むようにしましょう。

なぜ飲むのか

妊婦 水を飲む

この電解質飲料は、下痢や嘔吐による脱水状態の処置として、失った水分と電解質を補うためのものです。下痢、嘔吐はデング熱胃腸炎の代表的な症状です。年齢に関係なく飲むことができ、必要であれば、ペットにも与えても大丈夫です。

脱水状態に陥ると、水、お茶、ジュース、ココナッツウォーターなどを中心とした食事をとるのが良いでしょう。電解質飲料も効果的で、手に入らない場合は、実は簡単に自宅で作ることができます。

こちらもお読みください:水分不足による体の変調

自宅で作れる電解質飲料の作り方

材料

  • 水 1カップ(1L)
  • レモン汁 3個分
  • 塩 小さじ1杯(5g)
  • ベーキングソーダ 小さじ1杯(3g)
  • 砂糖 大さじ2杯(30g)

作り方

  • まず、水を沸騰させます。
  • 沸騰してきたら火を止めて10分置き、容器に移します。
  • レモン汁、塩、ベーキングソーダを加え、砂糖で甘みを調節します。
  • 砂糖が完全に溶けるまでよく混ぜましょう。これで1日中のめる電解質飲料のできあがりです。

この電解質飲料は最高24時間、冷蔵庫で保存できます。もし1日かけて飲んだ後に残った分があれば、捨てて新しいものを作りましょう。電解質飲料はとても簡単に作れます。飲んで早く体調を回復させましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。