腸内寄生虫:あなたのお腹にもいるかも?
腸の寄生虫は、年齢に関係なく起こる健康トラブルです。簡単に診断はできませんが、倦怠感・不安感・神経過敏・消化トラブル・頭痛・体重の問題などが症状として現れます。
今回は、あなたの腸に寄生虫がいるかどうかを知る方法、そして健康的な食生活や自然療法を利用して寄生虫を予防する方法について見ていきましょう。
腸の寄生虫
寄生虫は私たちの内臓器官に住み着き、細胞や栄養を餌にして生きています。寄生虫は細菌と似ていて体に悪影響を及ぼします。しかし、私たちの体が健康であれば、寄生虫と共存することもできます。また、寄生虫は時に良い影響さえ与えてくれます。問題は、体のpH値・酵素・腸内フローラがバランスを崩した時です。そうなると病原体が急激に成長し、別の病気が引き起こされます。
従って、病気を防ぐためにはバランス良く栄養を摂り、健康的な習慣を維持し、必要ならばサプリメントで補うことが大切なのです。
最もよく知られる寄生虫はカンジダですが、その他にもランブル鞭毛虫、回虫、条虫(サナダムシ)などが代表的な寄生虫です。
腸に寄生虫がいるかも?
以下は、腸に寄生虫がいる時によくある症状です。
- 食欲の変化(理由もなく急に食欲が増したり減ったりする)
- 目のむくみ
- 神経質、不安感
- 鼻、目、肛門付近に燃えるような感覚
- 瞳孔散大
- 腸の変化(下痢や便秘)
- 説明できない不眠
- 倦怠感
- 頭痛
上記の症状は別の病気のサインである可能性もあるのですが、このような症状が数日・数週間続く場合は、治療方法を探すことをお勧めします。
こちらの記事もご参照ください:倦怠感や頭痛に効く9つの食べ物
寄生虫は 子どもにも発生します。子どもの場合、大人の場合よりも発見しにくいでしょう。子どもは鼻の頭や肛門付近を掻いたりするかもしれません。注意して観察していれば、いつもよりも神経質になっている様子が見られるでしょう。
ペットもまた寄生虫のリスクがあるため、毎月検査するようにしましょう。ペットと直接触れ合うことで寄生虫は人間に感染しやすいからです。
鍵となるのは栄養
寄生虫を除去するには、摂取する栄養に気をつけることが第一です。避けるべき食べ物は以下の通りです。
- 砂糖&甘味料
- アルコール
- 牛乳、乳製品
また、精製された小麦粉(白米、パスタ、菓子パン等)から炭水化物を摂取するのも控えましょう。
上記の食品を避ける代わりに、鍵となる次のような食べ物は意識して摂るようにしてください。
- ニンニク:抗寄生虫作用があります。生のニンニクを日常的に取り入れるのが望ましいでしょう。生のニンニクを消化しにくい方は、トーストに乗せて食べるのもお勧めです。もしくは、ニンニクのサプリメントを取り入れるという方法もあります。
- パンプキンシード:寄生虫に対抗する作用があります。生のパンプキンシードを少なくとも1日30粒食べましょう。フードプロセッサーなどですり潰して様々な料理に混ぜて食べることもできます。
- パパイヤシード:パパイヤシード、水、ステビアを少し入れてパパイヤスムージーを作り朝に飲みましょう。
食間や1日の終わりにはタイム、オレガノ、カモミールのお茶を飲むのもお勧めです。このハーブの組み合わせは寄生虫の予防や退治をする効果があります。
こちらの記事も合わせてご覧ください:パパイヤシードの効能
腸のケア
寄生虫の予防で一番重要なのは、腸を正しく機能させることです。とりわけ下痢や便秘にならないことは非常に大切です。天然のサプリメント、フルーツ、野菜など、健康的な食生活が腸を正しく機能させる手助けとなります。
- 便秘にはフラックスシード、プルーン、ブラン(ふすま)入りの食べ物を食べるようにしましょう。また1日を通して水をたくさん飲むようにします。
- 下痢には白米(バターや油は使わずシンプルに炊くか茹でる)、緑茶、活性炭サプリメントが良いでしょう。
一方、腸内寄生虫は、腸内フローラを変えるだけでなく、フローラのバランスが取れていない時には倍増してしまいます。これに対しては、食生活にプロバイオティックスを取り入れ、失われた腸内フローラを取り戻し、寄生虫の再発生を防がなくてはいけません。
プロバイオティックスは、ドラッグストアかサプリメント専門店で販売されています。
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