愛を込めて設定する子ども時代のバウンダリー

いつ、どうやって子どものバウンダリーを設定すればいいのかーこれはよくある質問です。まずは模範となる方法を見つけることです。子育て中の親御さんは、ぜひ参考にしてみてください！

子ども時代のバウンダリーを設定することは、通常は両親がすることです。中には他の近しい大人がする場合もあります。バウンダリーを設定することによって、子どもたちは価値判断や行動などの枠組みを得ることができます。

子どもに対してノーと言うことは、とても大切なことですし、欠かせないことだというのが専門家の見解です。ですが、ノーと言うだけではいけません。その理由をきちんと説明しなくてはいけません。設定されたバウンダリーは、子どもが成長するにつれ、その規模や割合など多様に変化することもあるでしょう。

子どもの発達に役立つのは子ども時代のバウンダリー

「私（親）がそうだと言ったらそうなの。」

「お母さんがそうだと言ったらそうなの！」「ダメだと言ったらダメだ！」などは、子育てをする上でついつい出てしまう言葉かもしれません。ですが、こういった言葉は、話し合いの余地を減らし、良い結果を産まないでしょう。

その代わりにこう言いましょう。「私がそういったのは、私はあなたの母親（父親）で、あなたの健康や安全に責任があるからよ。あなたが○○をするのは、今はふさわしくないと思っているの。」

ジョセフ・コルネラ・イ・カナルス氏は、自身の論文の中で次のように述べています。

子どもはバウンダリーから学ぶ？

人はバウンダリーから学ぶのでしょうか？　もしそうなら、誰が教えるのでしょうか？　時として、親自身が子どもの時に体験した良い記憶や悪い記憶、友達や家族が引いた境界線が、我が子へバウンダリーを教える際の手引きとなることもあります。

子ども時代のバウンダリーは自尊心のジェネレーター

愛をこめて辛抱強く、制限・バウンダリーを設定すると、自尊心を育てることにつながるでしょう。子どもが癇癪を起こしている時、子どもは制限を求めて叫んでいるのです。

健全／不健全な子ども時代のバウンダリー

不健全なバウンダリーと健全なバウンダリーを区別することは大切です。そうすることで、子育ての結果が良いものとなるでしょう。

つまり、バウンダリーの中にも健全なものと不健全なものがあるということです。満足のいく結果を出すのは、健全なバウンダリーであるということは言うまでもありませんね。

まとめ

• 子ども時代にバウンダリーを引くことは、愛からくる行動です。病気に対する予防接種のようなものです。
• バウンダリーを設定する際には、イライラしたり怒らないことが基本です。
• バウンダリーを設定する際は、2つ以上の問題を混ぜないことが大切です。