亜鉛の特性とメリットを知ろう!

· 1月 31, 2019

亜鉛の摂取が不足していると記憶力の低下、疲労感、風邪をひきやすくなるなど、日常生活に悪影響を与えるような健康問題を引き起こすことがあります。

亜鉛は、私たちの身体にとってとても重要なミネラルの一種です。しかも、亜鉛は体内に少量しかなく、摂取するには食べものを通してするしかありません。

少量の栄養素ですが、私たちの健康に欠かせず、摂取量が足りていないと健康に深刻な問題を引き起こす恐れがあります。この記事では、そんな亜鉛の特性とメリットについてご紹介します。

亜鉛の特性とは?

亜鉛 亜鉛の特性

では、亜鉛について少しお話しします。

1963年に、医師であるPrasadは、鉄分不足による貧血の患者に対して、亜鉛サプリメントを使った治療が効果的であることに気がつきました。

亜鉛の大部分は、小腸に吸収されます。その後、肝臓に運ばれ、体全体に広がります。

亜鉛は「最も重要な100の酵素」の一つです。タンパク質と炭水化物の代謝とインスリンの産出、免疫の強化に役立ちます。

また、体内のフリーラジカルを取り除いて、肌の弾力を維持します。(亜鉛の20%は皮膚が保持しています。)

亜鉛全体の85%は、以下の部分が保持しています

・眼球

・爪

・髪の毛

・骨

・精巣

・筋肉

亜鉛は、胆汁、腸、膵液そして主に便によって体外に排出されます。

マメ科植物や精製された穀物を過剰に摂取すると、亜鉛の完全な吸収を妨げる可能性があるので注意が必要です。

また、亜鉛レベルは、以下のような疾患に影響を受けます。

・貧血

・感染症

・心血管の問題

・肝臓の問題

・アルコール依存

・ストレス(他の問題と比べても、3倍早く亜鉛レベルを低下される)

必要な栄養素

亜鉛のレベルが低いと、病気にかかるリスクが増加します。一日に推奨される亜鉛の摂取量は、女性は8mg、男性は11mgです。

しかし、毎日より多くの摂取を必要とする人々がいます。

・赤ちゃんと子供

・栄養失調の人や粗食の人

・妊娠中および授乳中の女性

・高齢者

・セリアック病の人

・アルコール依存症の人

ベジタリアンビーガン

・最近手術を受けた人

クローン病、潰瘍性大腸炎、または腸内吸収不良疾患の人

・免疫が弱い人

亜鉛欠乏症

食生活や生活スタイルによっては、亜鉛が不足していることが、今日大きな問題となっています。

たとえば、亜鉛が含まれていない種子や穀物のみを食べていたり、たくさんの薬(利尿薬、血圧薬、抗酸化物質)を摂取していたり、健康的ではない生活を送っているなどです。

亜鉛が不足すると以下のような問題が起こります。

・繰り返す風邪やインフルエンザ

慢性的な疲労

・子供の成長と発達に問題が出る

・気分にむらがでる

・学習の問題、そして学業成績の低下

・記憶力の低下

・ニキビ

・視力の低下

また、亜鉛不足が長期に渡るとさらにこれらの問題が起きるかもしれません。

・記憶障害

・視力、聴覚、嗅覚の問題

・爪に白い斑点ができる(病気のサインの可能性あり)

こちらもお読みください:爪に白い斑点ができるのはなぜ?

亜鉛のメリットとは?

亜鉛カプセル 亜鉛の特性

亜鉛には様々な効果やメリットがあります。私たちの体内における亜鉛の活躍を甘くみてはいけません。推奨される量をしっかり摂取すると以下のようなメリットがあります。

ガンリスクの軽減

亜鉛はガンの治療薬ではありませんが、ガンにかかるリスクを大幅に減らしてくれます。

これは、亜鉛が細胞の増殖に関与しているためです。亜鉛の欠乏は、腫瘍を形成する可能性があります。さらに亜鉛は免疫系に関係しており、有害な細胞を除去する働きもあります。

亜鉛が体内に不足している場合、別の化合物でそれを補う必要があります。

問題は、最も亜鉛に似ているのはカドミウムと水銀(スーパーで売られている多くの食品に含まれている)であるということです。しかし、カドミウムと水銀には発ガン性があります。

成長と発達

身長測定をしている女の子 亜鉛の特性

亜鉛は、骨や生殖器官の形成に重要な役割を果たすため、子供の成長過程においてとても重要です。

また、骨粗鬆症の治療や歯垢を取り除くためにも必要不可欠です。骨粗鬆症を治療している場合、食事で亜鉛に加え、カルシウム、マンガンなどを摂取しましょう。

男性の健康改善

亜鉛は、テストステロンの誘導体の生成を防ぎます。この誘導体のレベルが高いと前立腺癌を発症するリスクが高まります。

この現象と全く逆のことが、体内に適切な量の亜鉛があるとで起こります。さらに、亜鉛が不足していると勃起不全や性欲に関する問題を引き起こすことがあります。

こちらもお読みください:勃起不全 診断から治療まで

動脈を守る

コレステロール値が高く、血液中のトリグリセリドの割合が高い人は、動脈を綺麗な状態に保つために、亜鉛が豊富な食事をとる必要があります。

また、心臓発作にかかった方やその他の心臓血管に問題がある人も、亜鉛を摂取すると良いでしょう。

免疫系を強化する

免疫 亜鉛の特性

科学者たちは、亜鉛が体の防衛システムを強化し、発達させることを実証しました。亜鉛は、有害な細胞が体内に入るのを防ぎ、もし入ってしまったとしてもそれを中和してくれます。

また、傷の治療を助け、ウイルスや細菌の病気(風邪など)を予防します。

もし、疲れや体が弱っていると感じたら、亜鉛の摂取量に注意してみてください。疲労は亜鉛欠乏症の症状の一つです。

インフルエンザにかかっている時は、早く治すために亜鉛を摂取する量を増やすと良いでしょう。

髪、肌、爪の状態を改善する

亜鉛は傷を早く治してくれるだけではなく。皮膚の発達と強化にも効果があります。

亜鉛が不足していると、肌の皮が剥ける、乾癬、傷ができやすくなる、ニキビ、湿疹など様々なトラブルの原因となります。さらに出来てしまった傷が治るのに時間がかかります。

亜鉛の欠乏や不足によって、皮膚の早期老化や単純ヘルペスが繰り返すこともあります。

亜鉛のその他の特性

頭痛の女性 亜鉛の特性

これまでに述べたこと以外にも、知っておきたい亜鉛の特性はたくさんあります。

・加齢による黄斑変性症と戦う

・味覚や嗅覚を改善する

・ウィルソン病(体内に銅が蓄積する)の治療に役立つ

・女性のエストロゲンの生産を増やす

・インスリンの効果を高める

・栄養をよりよく吸収する

・胃酸を改善して、下痢の症状を和らげる

・神経系を発達させて、アルツマイマーにかかるリスクを下げる

・血液中の酸とアルカリのレベルのバランスをとる

・肝臓を保護する

・耳鳴りを軽減する

亜鉛を摂取するためには?

これまでに亜鉛の大切さをたくさん学んできました。では、亜鉛を摂取するためにはどんなものを食べれば良いのでしょうか?

・魚、牡蠣、貝類

・内臓(特にレバー)

・肉類

・ナッツ類

・種子(かぼちゃ、ごま)

小麦胚芽および穀物(玄米、オート麦やライ麦)

・マメ科植物(ひよこ豆、ヒラ豆)

・ビーポーレン

・葉菜類(レタス、ほうれん草、芽キャベツ)

・きゅうり

・バナナ