コスメに最も一般的に使われる成分
コンプレックスをカバーしたり、お肌をマットな質感にしたり、まつげを長く見せたりと、コスメに使われる成分のおかげで、いろんな効果を期待できます。さまざまな製品があり、成分の組み合わせによって、他の製品よりうまく機能したりお肌に合いやすい処方があります。
メイク業界のブーム以来、たくさんの種類の化粧品が市場に出回っており、天然の成分だけを使ったものから化学物質を使ったものまであらゆるものがあります。さらに、今では遵守すべき規制が増えているため、皮膚への悪影響のリスクは少なくなっています。
市場には多種多様なコスメがありますが、基本的に最も一般的な成分は、乳化剤、防腐剤、水、香水、増粘剤、保湿剤、そして顔料です。
一般的なコスメ成分
それでは、どんな成分が最も一般的なものかを見てみましょう。ご紹介する順序は、含有率には関係荒れませんので、ご注意ください。
アルコール
アルコールの主な機能は、皮膚への製品が広がりやすくすることです。乳化剤としても機能します。つまり、アルコールがあることで他の物質と混ぜ合わさりやすくなるのです。
オイル
オイルは、化粧品に柔らかさとツヤを与える成分の1つです。最も一般的なオイルはラノリンとワセリンです。自然由来のものでは、オリーブオイル、ヒマシ油、ココナッツバター、マカダミアオイル、シアバターがあります。
環境に優しいと謳われる、天然成分や有機由来のオイルは、最近コスメの成分としてよく使われています。たとえば、ホホバオイルは保湿剤や細胞再生剤として機能します。
香料
香料は、化学物質の臭いを隠します。しかし、最もアレルギーや皮膚の炎症を引き起こす物質の1つでもあります。これが、多くの化粧品が現在「低アレルギー性」の処方をしており、香料を含まない理由です。
香料は、イソオイゲノール、シンナムアルデヒド、オイゲノール、またはヒドロキシシトロネラールの名前で化粧品ラベルに表示されています。
こちらもお読みください:スキンケアとお肌の健康についての真実
パラベン(防腐剤)
パラベン(防腐剤)と過酸化ベンゾイル(酸化剤)は、コスメの成分を保護し、真菌の形成やバクテリアの繁殖を防ぐのに役立つ化学物質です。
これらは乳がんとの関連性が危惧されており、エストロゲンを模倣した機能があるため、いくつかの国では使用が禁止されています。さらに、 2005年にCritical Reviews in Toxicologyで発表された研究では、防腐剤が毎日人体に使用されると、健康にリスクをもたらす可能性があることが判明しました。
二酸化チタン
この天然ミネラルは、紫外線(UV)への露出を吸収してブロックします。そのナノ粒子が皮膚に深く浸透する可能性があるため、さまざまな議論を呼んでいます。
ワックス(蝋)
蜜蝋、キャンデリラソウ、カルナウバロウは、口紅の固さの調整剤として一般的です。また、コスメの保護剤としても機能します。
こちらもお読みください:ペプチドの概要と肌への効果
保湿剤
ヒアルロン酸は、皮膚の老化を遅らせ、深く潤いを与えるため、最も人気のある成分の1つです。同様に、グリセリンは、水分を吸収して皮膚に保持する能力があるため、こちらも一般的に使用される保湿剤です。
ビタミン
トコフェロールまたは ビタミンEは、フリーラジカルから皮膚を保護する化合物であり、抗酸化物質です。さらに、ビタミンAまたはレチノールは顔を滑らかにしながらシワを最小限に抑えます。
他の必須ビタミンは、コラーゲン繊維を再構築する強力な抗酸化物質であるビタミンC、そして強力な保湿剤であるビタミンB5またはパンテノールです。
コスメに一般的に使われる成分
ここまで、最も一般的なメイクアップ成分について見てみましたが、市場にどのような形で出回っているかを知る必要があります。それらのいくつかを見てみましょう。
ベースメイク
ファンデーションには、クリーム、リキッド、そしてローションなど、色々なタイプがあります。シワを軽減し、お肌の見栄えを良くするのに最適です。ファンデの主成分は水とシリコーン化合物で、製品によっては皮膚軟化剤、ビタミン、または日焼け止め成分が追加されることもあります。
ウォーターベースのファンデは、50〜60%の水分を含んでいるため、普通肌やオイリー肌の人に適しています。オイルファンデにはより多くの油性物質が含まれているので、乾燥肌に最適です。
口紅
上記のように、ワックス(蝋)は口紅の形と一貫性を保つための成分です。さらに、口紅には、アルコール、オイル、着色顔料、および保湿剤が使われることもあります。
シェーディングやアイシャドウ
マイカ(ミネラル)またはタルクは、シェーディングに使う化粧品に柔らかさを与えるために使われます。これらの成分はアイシャドウなどの色、きらめき、および陰影を強化します。
マスカラ
通常、水、ワックス、およびシリコーンから作られています。また、多くの場合、ポリマーが含まれており、場合によっては、まつ毛を長く見せるための繊維が含まれています。さらに、黒と茶色のマスカラは通常、酸化鉄を使っています。
消費者の好みがコスメ業界が使う成分を決める
最後に、すべての化粧品の組成はブランドごとに異なりますが、そこには常に市場動向があります。動物実験なしを強調するもの、天然由来の原材料を使用した化粧品、または低アレルギー性のものなどが最近の流れです。 (後者はアレルギーや刺激を引き起こす可能性が低いので人気です)
一部の成分は、消費者がより高品質でより健康的な成分を要求するにつれて、他の成分よりも多くの注目を集めています。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- F Carrasco. Diccionario de ingredientes cosméticos [Internet].Málaga: Imagen Personal 4ta edición; 2009 [consultado marzo 2021]. Disponible en: https://books.google.com.co/books?hl=es&lr=&id=B3DlzBC0_UQC&oi=fnd&pg=PT5&dq=ingredientes+cosmeticos&ots=3CIPuf7Txe&sig=nWXItntTgu63HgRiBT-BCJyVNTg&redir_esc=y#v=onepage&q=ingredientes%20cosmeticos&f=false
- Julie Gabriel. The Green Beauty Guida [Internet]. Deerfield Florida: Healt Communications Inc; 2008 [consultado marzo 2021]. Disponible en: https://books.google.com.co/books?hl=es&lr=&id=F4WjAgAAQBAJ&oi=fnd&pg=PR1&dq=natural+makeup&ots=yp4FmO3KcT&sig=3PFUstLoTT07u2lNc3r-zFJdUxA&redir_esc=y#v=onepage&q=natural%20makeup&f=false
- Golden, Robert, Jay Gandy, and Guenter Vollmer. “A review of the endocrine activity of parabens and implications for potential risks to human health.” Critical reviews in toxicology 35.5 (2005): 435-458.