友情の終わりを告げる7つのサイン
友情を終わらせる決心をするには、感情が激しく揺れ動くこともあるかもしれません。しかし、冷静に考えてみると、友人と袂を分かつことがあなたにとって一番健全的な選択かもしれないと気づくことでしょう。生きていくうえで、新しい人々に出会い、少数の人たちだけとつながりを保っていくことはきわめて自然なことなのです。
時には、だれを友人の輪に迎えいれるかに注意を払うことが大切です。
覚えておきたいのは、いったん作り上げた友人関係を終わらせるのは難しいかもしれないということ。たとえそれがあなたの人間的な成長を助けないどころか、ひどく落ち込ませていたとしてもです。
あなた自身のためにならない人たちとの間に距離を置くことを恥じる必要はありません。何といおうと、人は変わっていくもの。あなたが友人たちと全くちがった道を歩むようになったとしても、何の不思議もないのです。
辛い立場に置かれるかもしれませんが、以下のようなサインに気づいたら、できるだけ早くその友情を終わらせた方がよいでしょう。
1. 一方通行の友情
友情がバランスを欠き、どうやって元に戻したらいいかわからない状態なら、その友人はあなたがその人を大切にしているほどにはあなたのことを大切に思っていないのかもしれません。
いつも友達を追いかけているなら、疲れるだけでなく、あなたの自尊心を傷つける結果となるでしょう。
友人と連絡を取るのをやめたのに、その状況を変えるため友人側からは何も働きかけてこないという経験はありませんか? もしそうなら、あなたに対する関心を失った人のために、エネルギーを使い果し、時間をムダにするのはやめた方がいいかもしれません。
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2. 友人があなたを操作し、あなたの行動をコントロールしようとする
その友達といるとありのままの自分でいることができず、自分を見失ってしまうように感じるなら、その友情は終わらせるべきです。
健全な友情とは、2人の人間がお互いを利用することなく、それぞれの内なる自己をシェアしていくこと。もしそうでなければ、友人との関係を見直し、続けるだけの価値があるか考えた方がいいでしょう。
3. 友人が自分のレベルにあなたを引きずり下ろしている
友人が問題のある行動を取っているため、その友人に対して責任があるようにあなたが感じだしているなら、その友人はあなたを引きずり下ろしている可能性があります。
世間の人たちが「類は友を呼ぶ」と考えるのはごく自然なことである、と覚えておきましょう。
つまり、もしあなたの友人がマイナスのイメージをまわりの人たちに与えているなら、あなたも同じように見られているということです。
人間は適合し生存するために、本能的に周囲の人たちをまねるもの。 だからあなたの行動にマイナスの影響を与えている友情を終わらせることは、あなたにとって最善の選択なのです。
4. 友人との間に嫉妬・羨望・競争心が存在する
友人よりもあなたの方がすぐれていると常に証明しなければならないと感じているなら、ひどく疲れてしまいます。
その友情がお互いの個人的成長を支えあい、喜びあう関係でなければ、それはどちらの側にもマイナスにしかなりません。
友情とは、 2 人の人間が助け合い、共に成長していく道を探していくことであって、一方がスターであり、もう一方が引き立て役でいることではないのです。
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5. その友情の輝かしい瞬間はすべて過去にある
その友情が過去のよき思い出とつながっているという理由だけでしがみついているのなら、終わらせることを考えましょう。
今を生きることです。あなたにとっての「今」は、子ども時代の生活とすっかり違っているかもしれません。
過去にはすばらしいものだったけれど今は単なる思い出でしかない関係に固執することは、決してあなたのためになりません。
6. その友人はあなたの人生にポジティブな影響を何も与えない
落ち込んだ時に自分で立ち直れることは大切です。でも、あなたを落ち込ませることしかしない友情なら、終わらせなければなりません。
これは自分自身を大切にし、相手から離れる必要があるというサインです。
友達はあなたの人生が自然に発展したものであるべきですし、あなた自身も友達の人生においてそうあるべきです。
言い方を変えるなら、友達は互いに幸せかつ健康であるように励まし合い、刺激しあうべきだということ。大切なことは、互いの人生にポジティブな影響を与え合うことです。
7. 友人があなたの自尊心を傷つける
真の友達は互いにサポートし合います。特に現代社会がもたらすストレスに対処するために、これは非常に重要なことです。
あなたが問題や困難や疑問と立ち向わなければならないとき、友達はあなたの心の支えとなり、あなたの自尊心を強めてくれるべきです。
友情を終わらせることは決してやさしいことではありません。でも、その友人との関係があなたの自尊心を傷つけ、自信を失わせることしかしないなら、別の道を見つけるときが来たというサインです。