有害な家族 :その子どもへの影響について
家族の中に有害な人がいる、という状況に共感できる人も多いかもしれません。 有害な家族 というのは、私たちが思っている以上に一般的なものです。中には、自分でも気が付かないうちに不健康な家族関係に陥ってしまっている、ということもあり得ます。
しかし家族の問題は複雑で、逃げたり避けることが難しいもの。さらには、有害な家族が精神面に及ぼす影響もとても深刻です。今回はこの問題について深く見ていきましょう。
有害な家族と精神面のトラブル
こどものしつけの基盤であり、他人や社会との関わり方を学ぶ場として重要なのが家族。そのため、家族の調和が崩れていたりストレスが強い状態だと、精神面に大きく影響することも想像がつきます。
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家族には色々な形があるとはいえ、機能不全家族や異常な過保護などの状況下で子供たちの精神面に影響があると、いずれはカウンセリングなどのプロの助けが必要な状況に陥ります。しかし原因の根が深いせいで、そう簡単には解決できないということも良くあります。
そこで、以下で有害な家族と精神病の関係について解説していきます。
1.ピグマリオン効果とその子供への影響
ピグマリオン効果とは、子供が持つ自身のイメージに両親の言動が大きく影響することです。しかしそれだけではなく、親が子供に持つ期待や不安がそのまま現実になってしまうことでもあります。
例えば、「お前は怠け者だ」とか「性格が悪い」といったレッテルを貼るような発言は、子供へのインパクトが絶大なのです。
しかし、大抵の家族が子供に対してどれほどの影響力があるのか分かっていない場合がほとんどだと思います。どんなレッテルも子供は何らかの形で受け入れ、後に行動にも影響していきます。
2.有害な家族愛
親や家族が子供によく言うフレーズの一つが「家族ほどお前を気遣ってくれる人はいない」というようなことだと思います。しかし子供がこれを鵜吞みにすると、家族に愛されていると感じられないのに、「自分のためを思ってのことに違いない」と自分に言い聞かせて何も言えなくなる状況になると思いませんか。
さらに問題なのは、こうなるともっとひどい扱いを受けたり利用されても黙っていることしかできなくなることです。
大切なのは、家族愛だからといってなんでも正しいとは限らない、と理解すること、そしてそれを常に問いかけることが重要です。ただ家族だからというだけで良い家族かどうかは分からない…時にとても有害であったりするのです。
3.過保護
親が過保護の場合によくあるケースの一つが、子供が他人に依存しやすくなる、というものです。これは子供が成長してからも様々な問題を引き起こす原因になりやすく、親としてバランスを見ながら、過保護になりすぎないよう気をつけることが大切です。
いつも不安、自分に自信がない、なども過保護による影響。こういった問題は大人になってからだと解決にも時間がかかります。子供のころに起こることはすべて人格形成に影響するものです。
4.親の希望、不安が子供に与える影響
夫婦が危機にあるとき、板挟みになってしまうのは子供たちです。認めたくなくても、夫婦の問題が自分たちの気力を奪ってしまい、一番影響を受けてしまう子供たちへのケアを怠ってしまう、ということが有り得てしまいます。また、自分たちの不満や不安を子供たちに向けてしまい、必要以上のプレッシャーをかけてしまうということも。
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大人の問題の責任は大人にあり。子供たちのせいではないのです。
ここで挙げた家族の問題は、どれも鬱、情緒不安定、依存といった精神症状の原因となり、大人になってからの生活を複雑で辛いものにしてしまいます。
あなたも家族の問題に苦しんだことがあるかもしれません。でしたら、それがあなたにどんな影響を与えたか考えてみましょう。自分の家族を選ぶことは出来なくても、自身に起きたことを理解し、自分たちの子供たちが同じ苦しみを味合わないようにすることは出来ます。
子供たちの将来を考えてみて。誰も自分の問題をわが子の人生に残したくはないはずです。
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