ウールの衣類を自宅で洗うためのヒント
ウールの衣類を普通の方法で洗うと、衣類がダメージを受ける結果となります。
しかし、ウールの衣類を洗う方法を知っていれば、心配は無用です。
今回ご紹介するのは、ウールの衣類を完璧な状態に保ったままきれいに洗うためのヒントです。
ウールの衣類
断熱性があるウールは、寒い日に最適です。
天然繊維であるウールは、デリケートで吸水性があるため、他の衣類とは異なったウール専用の方法で正しく取り扱う必要があります。
間違った方法でウールを洗ってしまうと、衣類が縮み形が崩れます。
ウールの品質、快適さ、柔らかさを維持したい場合は、これからご紹介するウールの衣類を大切にする方法をご覧ください。
こちらもご参考に:あなたの知らないガラスクリーナーの使い方5選
ウールの衣類を洗うためのヒント
1. ラベルを確認する
ウールの衣類を洗う前に、洗濯表示を確認することが大切です。
このラベルには、最も適切なお手入れ方法が書いてあります。
衣類を洗うときは、その素材に関係なく、洗濯の方法が記載されたメーカーのラベルを読みましょう。
また衣類の品質についても、ラベルから詳しく知ることができます。
ウールの衣服に関しては、すべてのウールを同じ方法で洗うことができるわけではないため、特に細心の注意が必要になります。
ウールの衣類の中には、手洗いができるものもあれば、ドライクリーニングが必要なものもありますし、最近では洗濯機で洗うことができるものもあります。
2. 洗濯機で洗う
洗濯機でウールの衣類を洗うことはできますか?
はい、できます。
ただし、どの洗濯プログラムを選ぶのかに注意を払う必要があります。
洗濯機の中には、ウール衣類専用の洗濯プログラムがあります。
その場合は、適したウールプログラムを選びましょう。
ない場合は「手洗い」など繊細な衣類を洗うための洗濯プログラムを選んでください。
どの洗濯プログラムを選んだ場合も、冷水で優しく洗うプログラムであることを確認しましょう。
また、ウールの衣類を洗う場合は、30分ほど冷水に浸すと縮みの予防にもなります。
ウールの衣類を洗濯機で洗うときは、必ずサイズの合う洗濯ネットに入れてください。
洗濯ネットに入れることで、他の衣類によるダメージなどを防ぎます。
3. 乾かすときは慎重に
ウールの衣服を乾かすときは、形状が変わってしまわないように注意しながら、余分な水分を取り除く必要があります。
ウールの衣類を乾かすときには、乾燥機を使用しないでください。
これまでのステップに従っていたとしても、乾燥機を使うとそれをすべて台無しにします。
ウールの衣服を乾かすときは、平らな場所に置いてください。
濡れた状態のウールを吊ると、服に残った水の重さによって衣類が伸びて本来の形状を失います。
ウールの衣類は、タオルで包んで水分を取り除いてから乾燥させる方法があります。
乾燥したタオルの上にウールの衣類を置いたら、一緒に丸めます。
このときに、できるだけ多くの水分を絞り出しましょう。
4. その他のアドバイス
ウールの衣類は、手洗いか洗濯機かにかかわらずいくつかの一般的なアドバイスがあります。
- ウールの衣類は、着用するたびに洗うのではなく、必要なときにだけ洗うようにしてください。つまり、他の衣類と同じ頻度で洗ってはいけません。
- 洗う前に裏返してください。
- 洗濯機を使用する場合は、前述のようにウール用または手洗い用など、デリケートな衣類用のプログラムを選んでください。
- 手洗いするときには、強くこすらないように気をつけてください。
- 中性の液体洗剤を使いましょう。
- 衣服の悪臭だけを取り除きたい場合は、空気に触れさせておくか水に浸しましょう。
- 丁寧に洗っているのにもかかわらず、ウールの衣類が縮んだように感じたら、濡れている間に優しく伸ばしましょう。
- ウールの中でも特に繊細なニット製品を洗うときには、手洗いを選んでください。