冷たい手:知っておくべきその原因
氷のように冷たい手。人に触れると「冷たい」と言われることがよくありますか。 これには様々な原因がありますが、多くの場合冷たい手は血行の悪さが原因だと言われています。食生活を変えるか、特定の運動を行うと効果的だと言われています。
冷たい手の原因
時々、急に何の前触れもなく手が冷たくなることがありませんか?冬場は室内でも手袋をはめ、夏場は極端ではないにせよ、通常より冷たい手をしている。誰かに手で触れると「冷たい手だね」と言われたりしませんか?
冷たい手をしていることは、そんなに深刻なことではありません。寒さや暑さへの反応は人それぞれで、人によってはとても敏感な方もいます。通常はそんなに心配することではありませんが、冷たい手に伴って疲れやすさを感じる場合は注意しなければなりません。この場合は医師に相談し原因を明らかにした方が良いでしょう。体温の低さに疲れを伴う場合は、血流に何か問題があるというサインでもあります。他にも、冷たい手の原因にはどんなものがあるのでしょうか? 一緒に見ていきましょう。
ご存知でしたか?:
冷えを起こす8つの病気
1. 甲状腺機能低下症(橋本病)
これは、甲状腺ホルモンが正常以下のレベルで分泌される際、代謝を遅くし、甲状腺のバランスを乱す症状です。 これにより体重の増加、皮膚や髪への変化、寒さに弱くなるなどが現れます。手や足に触れると、常に冷たく感じます。医師に診断を仰ぎ治療するのが良いでしょう。その際にヨウ素の摂取を増やすなど、栄養面の見直しもあるかもしれません。
2. レイノーズ症候群
名前を聞いて何か怖い病気に感じるかもしれませんが、深刻な状況ではないので心配はいりません。 これは手足の指先にある毛細血管に影響を与えます。ストレスなどで心配があったり、急に気温が下がったりすると、身体がこれらの毛細血管を締め付けます。ひりひり痛む感覚とともに不快感があり、指の先端が少し青みがかるため、かなり目立ちます。血流が戻ると、皮膚の色は赤くなり、ヒリヒリとした痛みが顕著になり発熱の感覚を引き起こします。
レイノーズ症候群には軽度のものから重度のものまであります。もし手足の指先が常に冷たい場合は、医師に相談するのが最善でしょう。
3.貧血
体の鉄分が不足していると手が冷たくなることがあります。 疲労感がある、抜け毛が増える、爪が脆いなどの症状があれば貧血のサインかもしれません。血液検査で状態を調べることが可能です。かかりつけの医師がそれに応じて治療をしてくれるので心配はいりません。
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4.体重との関係
あなたがスレンダーな体型なのであれば、体脂肪が少ないことが、体温を下げ、通常よりも寒く感じる原因かもしれません。
5.血行のトラブル
ビリビリと感じて両手を擦り合わせたくなったり、マッサージして血流を促さないといけない場合は、血行がよくない可能性があります。 この場合は足も冷たくなっているでしょう。冷たく感じている所まで、血流が届くまでに時間がかかります。もし冷たい手に伴って、いつもより疲れやすいと感じたら、医師に相談しましょう。 自分で診断したり、治療したりするのはリスクが高いので、医師のアドバイスに従うのが賢明でしょう。